共働き家族研究所 調査研究報告書

共働き家族研究所では、共働き夫婦を取り巻く社会の変化や課題などを、25年にわたって皆さまと共に共有させていただきました。 ここにこれまでの研究資料を公開いたします。 共働き家族が暮らしやすい社会を実現するために、私どもの研究内容が少しでも社会のお役に立てれば幸いです。

最新の共働き家族研究所 調査研究報告書


ワークライフバランスの変化と同居家族の意識について

2021年「在宅ワーク・夫と妻のニーズ ~ワークスペースのある住まいづくりに向けて~」
本調査はコロナ後の状況に近い緊急事態宣言解除後の2020年9月に実施。
住宅部分で仕事をするすべての行為を在宅ワークと定義していますが、オフィス通勤をしているテレワーク者が多くを占め、通勤日と在宅日の生活の違いを分析しています。
「家で仕事をする」という行為が、住まい方に与える変化や影響を、在宅ワークを実施している本人だけではなく、その影響を受けることが予想される配偶者の意識を含めて調査していることが大きな特徴です。
調査の結果では、週1回以上の在宅ワーク者が約8割を占め、子どもが保育園や学校に通う中で在宅での仕事が定着し、夫婦の出勤や在宅の頻度で様々な在宅での状態があることがわかりました。これらの実態から、在宅ワークの空間を今後の家づくりの要件として組み込む必要が生じると思われます。


持ち家率が増加傾向にある共働き30歳の家づくりの意識を明らかにする

2018年「共働き30歳の家づくりの意識」
持ち家率が増加傾向にある20代後半~30代前半の子育てスタート期の夫婦に着目し、家づくりに対する意識調査や求められる設計提案を考察します。調査からは、共働きの継続を前提に家を建てる意識や、将来を見越して早い時期に建て長く住むことを想定していることなどがわかりました。


「子育て共働き家族とサポートする親」について、その暮らしと意識を明らかにする

2016年「共働き家族とサポートする親・そのくらしと意識」
昨今、女性の社会進出が進み、夫婦が共に働きながら生活するのが一般的な社会となりつつあります。そして、子どもを産み育てながら共働きを続ける家族も増えてきましたが、特に子どもが小さなうちは毎日子育てや仕事に忙しく過ごすことになります。しかし、子育て中の共働き家族を社会全体で支える仕組みは、まだまだ十分とはいえません。こうした中、子育て中の共働き家族を支える大きな力となっているのが、親の子育て・家事サポートです。
報告書では、今時の家族のあり方となりつつある「共働き家族とサポートする親」について、そのくらしと意識を明らかにし、こうした暮らしに適した住まいのあり方を提案します。
【関連報告書】二世帯住宅研究
「家づくりにおける家族コンセンサス調査」
「同居・近居 家事と子育ての親子コラボレーション調査」
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