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AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社


News Release  
 

平成23年10月25日
旭化成ホームズ株式会社

 
 
2階建プラスアルファの空間で家族の絆を深める都市型住宅
「ヘーベルハウス スカイコテージのある家 天空こども城」新発売
 
 
 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:平居 正仁)は、2階の上のプラスアルファ空間に、家族の絆を深める「スカイコテージ」を設けた都市型住宅「ヘーベルハウス スカイコテージのある家 天空こども城」を、平成23年11月3日より発売します。
 陸屋根タイプの都市型住宅を主力商品とする当社では、従来から2階建住宅の屋上を利用した憩いの空間として屋上庭園を推奨してきました。今回発売する「スカイコテージのある家 天空こども城」ではこれを一層進化させ、外部空間と内部空間が緩やかにつながる一体空間を2階の上に設け、家族みんなで楽しみながら家族の絆を深める空間として提案しています。
 2階の屋上には、外部(天空)とつながりながらもプライバシーを確保する工夫を施し、快適な屋上庭園「みんなの庭」と名付けました。この「みんなの庭」につながる3階部分には、階段室だけではなくプラスアルファの小屋裏風ワンルーム空間を設け、屋上庭園に臨む「みんなの間」と名付けました。この「みんなの間」と「みんなの庭」は、全面開放可能な窓「フォールディングウィンドウ」や奥行の深い庇「スカイキャノピー」などにより緩やかな一体空間としてつながり、都市の住宅において近隣に気兼ねなく自然の恵みを享受できる家族だけのプライベート空間「スカイコテージ」となります。この3層目のプラスアルファ空間「スカイコテージ」は、豊かな自然に恵まれた庭園の中に建てられた平屋建の小屋をイメージした、都市にいるとは思えないような特別な空間を創り出します。
 また、みんなの間の内装仕上げにはお客様自身が仕上げる未塗装仕上げも用意し、みんなの庭と合わせて、家族がみんなで思いのままに創り込んでいくことを提案しています。
 本体価格は今回提示のプロトタイプで4,260万円(太陽光発電システム2.3kW、消費税込み)、初年度は年間300棟の販売を目指します。
 
  I.開発の背景  
   当社では創業以来、供給する住宅「ヘーベルハウス」の強みである高い耐震性・耐火性をベースに都市型住宅としての性能を進化させるとともに、優れた基本構造を活かして都市における快適な居住空間を追求し、広いベランダ空間や屋上利用・屋上庭園を積極的に提案してきました。一方、平成14年発売の「ヘーベルハウス そらから」以来、LD(リビングダイニング)などの部屋と中庭(および中庭状に囲われたベランダ)を一体空間とし、近隣などの外部に対しては「程よく閉じ」ながら、中庭を通して光や風など自然の恵みを上手に暮らしに取り入れるために「賢く開く」都市的自然主義という考え方を提唱してきました。
 今回の商品では、都市部中心に事業を展開する当社ならではのこの強みを更に進化させ、都市において自然の恵みを享受できるこの屋内外一体空間を2階の屋上(3階部分)に設けることで、より一層快適な家族スペースを実現しました。
 
  II.商品の特徴  
   新商品の最大の特徴は、豊かな自然に恵まれた庭園の中に建てられた平屋建の小屋をイメージした3層目のプラスアルファ空間「スカイコテージ」です。スカイコテージは、天空とつながり都市にいながら豊かな自然を享受できる空中庭園「みんなの庭」と、そこに一体空間としてつながるワンルーム空間「みんなの間」から構成されます。
 当社がこれまで提案してきた「そらのま」はLDとの一体空間であるため、基本的には来客を想定したパブリックスペースとなります。これに対してスカイコテージは、LDなど1・2階のパブリックスペースよりも1層上に創られたプラスアルファ空間のため、家族だけで使うプライベートスペースとしての使い勝手が高まります。

1.家族で使うワンルーム空間「みんなの間」
■  2階建の住宅で屋上利用をする場合、屋上に面する屋内空間は階段室だけの塔屋なので、一般的に屋内と屋外の一体感は希薄となります。これに対して今回発売する「スカイコテージのある家 天空こども城」では、屋上に面して家族で使うワンルーム空間(みんなの間)を設け、屋内と屋外が一体的につながるように設計しました。柱と梁で構成され耐力壁が不要というシステムラーメン構造の頑強な鉄骨躯体の特長を活かして、屋外に出る窓には全面開放可能なフォールディングウィンドウを用い、また、窓上に最大約1.8メートルという奥行の深い庇「スカイキャノピー」を設置することで、窓を開放して自然との一体感を感じる暮らしをしやすくしています。 
■  今回の商品は、建築法規的には問題なく3階建住宅が建築できるものの、3階建にしなければ必要な床面積が確保できないほどの狭小敷地ではなく、街全体としては2階建と3階建が混在しているような街並みをメインターゲットに想定しています。そのため3階部分(みんなの間)は街並みに配慮し、道路側を大きな斜線カットとして「2階の上の大屋根」のような外観とすることで、2階建の建物と並んでも3階建の威圧感が抑えられるように工夫しました。そのため斜線カット下の室内は奥行約2メートルの斜め天井仕上げとなり、まるで山小屋のような雰囲気の適度なこもり感が生まれますので、特に家族の集まる遊び場、趣味室、子供部屋などの用途に向いた空間となります。 
■  あえて3層目に1部屋(みんなの間)を設けることで、1・2階にも面積的なゆとりが生まれ窮屈感の少ない設計ができます。当社が行った入居宅調査では、ライフステージの変化とともに「ファミリー寝室(子供が小さい時期に家族で川の字就寝)」「子供部屋(人数に応じて間仕切り)」「大人ラウンジ(子供の独立後に趣味室などに利用)」という具合に部屋の用途が次第に変化する実態が捉えられていますが、みんなの間はこれを踏まえ家族の年齢や住まい方の変化に合わせて多目的用途に対応できるワンルーム空間です。 
■  みんなの間の内装仕上げには、お客様自身が仕上げる未塗装仕上げ(セルフ仕上げ内装)を用意しました。家族が使うみんなの間を、入居後にお客様自身が家族みんなで創り上げる楽しみがあり、住まいに対する一層の愛着が生まれます。 
■  3階の屋根は陸屋根なので、斜線カット部分以外は全面に太陽光発電パネルも設置できます。 

2.都市において豊かな自然を享受する空中庭園「みんなの庭」
■  3階には1室(みんなの間)しか設けないため、残りの部分(2階屋上)は全て空中庭園「みんなの庭」として利用できます。ルーフガーデンシステムやコンテナガーデンなどにより芝生・植栽・菜園などを設ければ、光や風を室内に取り入れるだけでなく、緑豊かな広い庭として活用できます。 
■  みんなの庭は、外周を高さ約1.9メートルのヘーベル壁「スカイウォール」で囲うことで、隣接家屋など周囲の視線を気にせず使え、家族みんなが集う場としての効果を高めています。なお、必ずしも全周をスカイウォールで囲うわけではなく、部分的に縦桟手摺やパネル手摺を併用したり、ガラス窓「スカイウォールウィンドウ」を設置できるので、近隣とのお互いの視線に配慮しながら開放感や眺望を確保することができます。 
 
  III.商品概要  
 
1.構造 重量鉄骨システムラーメン構造
2.本体価格 今回提示のプロトタイプで本体価格4,260万円
(太陽光発電システム2.3kW、消費税込み)
3.販売地域 関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部
4.販売目標 (年間)300棟
5.発売日 平成23年11月3日(木)
 
  以上  
 
<本件に関するお問い合わせ先>
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-3344-7115 (FAX)03-3344-7050
(メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp
 
 
◆プロトタイプ外観 
 
 
◆スカイコテージ 
 

◆プロトタイプ平面図 

 
1階  2階 
       





 
 
3階  R階 
1階床面積:  57.70�  (17.5坪) 
2階床面積:  69.52�  (21.0坪) 
3階床面積:  32.19�  ( 9.7坪) 
建築面積:  72.03�  (21.8坪) 
延面積:  159.41�  (48.2坪) 
総面積:  179.20�  (54.2坪)