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AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社



News Release

平成24年8月3日
旭化成ホームズ株式会社


単身の兄弟姉妹も共に暮らす二世帯住宅の進化型
へーベルハウス「2.5世帯住宅」を発売

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:平居正仁)は、平成24年8月11日より、新たな同居の形として、親世帯と子世帯と「単身の兄弟姉妹」も共に暮らす、へーベルハウス「2.5世帯住宅」を発売いたします。
 近年の晩婚化・非婚化・離婚率の上昇などから、60代世帯主の家族では、これまで最多であった夫婦のみの世帯に代わり「親と単身の子」で暮らす世帯が最も多くなっています(国勢調査2010年)。この事実を踏まえ、当社の「くらしノベーション研究所」が自社で供給した二世帯住宅における世帯類型を調査したところ、親世帯に単身の子が同居しているケースが2割近く存在することがわかりました。そこで、更にそのような家族の生活実態と居住者意識を調査したところ、単身の子(子世帯にとって兄弟姉妹)が共に暮らす両世帯の満足度は高く、同居する単身者本人も自立しながら家族と交流し豊かに暮らしている実態が明らかになりました。
 当社では、従来の2世帯同居という居住形態には収まらないこのような家族の住まい方を新たに「2.5世帯同居」と命名し、単身の兄弟姉妹も共に暮らすからこそ得られる豊かな生活を提案する商品「2.5世帯住宅」として発売することにしました。
 今回の商品では、これまでの二世帯住宅研究により蓄積された設計ノウハウに加えて、単身者の居心地の良さや家族同士の交流から生まれる新たな価値を追究し、また世代を越えて住み継がれやすい住まいとなるよう主に以下の提案をしています。

1.
自分空間の充実を提案

共に暮らす単身の兄弟姉妹が日常生活を居心地よく過ごせるよう工夫された「充実マイルーム」
2.
分離した日常生活空間の中に交流空間の提案

全員で食事ができる「ビッグテーブル」を置くダイニング空間や、情報共有や共通の趣味など世代を越えたコミュニケーションを図る「シェアライブラリー」
3.
将来の家族変化へ対応

「充実マイルーム」を兄弟姉妹の独立後には子供部屋に転用しやすいよう、両世帯からアクセスできるプランニングとし、住み継ぎやすさを実現する「どっちもゾーニング」


I.「2.5世帯住宅」開発の背景

 旭化成ホームズでは、1975年に「二世帯住宅」を世の中で初めて商品化し、その後も「くらしノベーション研究所」を中心に、家族社会学や心理学的視点も含め各種の生活実態調査などを実施し、時代の変化を反映した二世帯住宅商品を上市することで高い評価を頂いてきました。
■60代の世帯主の世帯類型(国勢調査より作成)
 
 2010年の国勢調査の結果では、団塊世代を中心とする60代の世帯主の家族構成が、夫婦のみで暮らす世帯より「親と単身の子」で暮らす世帯の方が多くなっています。高度成長期に持家を形成した団塊世代の建替え需要とその子世代の居住志向が当社の主要なマーケットである都市部に与える影響は大きいため、この両世代が同居する住まいのあり方を自社の供給した二世帯住宅の実態により調査いたしました。
 従来は、親世帯に単身の子が居住しているケースでは、親世帯の将来の居住形態が不確定なために二世帯住宅建設の具体化は比較的難しいという認識がありました。しかしながら上記調査の結果、「親と単身の子」と「子世帯」が同居する住宅では、親世帯・子世帯はもちろん、同居する単身の子を含め家族みんなが満足度高く暮らしている実態や、単身の子の多くは仕事を持ち自立した「ワーキングシングル」であるケースが多いことがわかりました。
 当社では、今後の住宅マーケットにおいて、このような同居スタイルが増加することを予測し、「2.5世帯住宅」と命名して新たに市場に提案することで、住宅市場の活性化を期待しています。

II.「2.5世帯住宅」実態調査の概要とポイント

(1)2.5世帯同居の実態
 「くらしノベーション研究所」で、親世帯と子世帯と単身の兄弟姉妹が同居する2.5世帯同居について訪問調査、Web調査、プラン分析を行った結果、2.5世帯同居では息子夫婦同居の比率が83%と高く、また同居する単身者は女性が63%を占めることがわかりました。住居形態は、2世帯同居と比較し玄関が2つある独立二世帯住宅である比率が高く、その場合の満足度は、2世帯同居の満足度を上回っています。(調査報告書P.10,13を参照)

(2)互いのバックアップにより女性の就業率増加
 2.5世帯同居で割合の多い単身姉妹との同居について更に調査したところ、姉妹自身の8割以上がフルタイムで働き、一定の収入を得て自立していることが明らかとなりました。
 更に単身姉妹の8割以上が、仕事中心の生活の中にも日常的になんらかの家事をサポートしていることがわかりました。2世帯同居では共働きの子世帯の家事サポートなどのため親世帯の母の就業率は低くなる傾向がありますが、2.5世帯同居では高くなっています。これは、同居する単身姉妹が、時には母の代役を務めており、母の就業を助けていることによるものと想像されます。更に、母に代わって子世帯妻のサポートも日常の中で行われているケースも考えられ、子世帯妻の就業率も高いということがわかりました。(調査報告書P.22を参照)

■単身の姉妹の就業状態

(3)建築資金の助け合い
 調査では、同居する単身姉妹の3/4は生活費を入れ家計に貢献しており、また住宅の建築時にも約4割が建設資金の一部を出資しています。更に、2.5世帯同居の場合は通常の2世帯同居に比べて親世帯の資金提供力が増加していることもわかりました。家族の資金を集めた家づくりがなされることで、子世帯の住宅ローンの月々の負担額が軽減されるなどのメリットも想像されます。(調査報告書P.46を参照)

(4)同居嗜好のある単身姉妹は家族と仲が良く、家族交流も魅力と感じている
 両親と弟夫婦がいる40歳前後のワーキングシングル女性に対して同居に対する意識調査を実施したところ、約6割は両親と弟家族との同居の検討が可能であると回答しています。同居嗜好がある単身姉妹の傾向として、甥や姪、弟の妻と仲が良いなど、同居否定者よりも、弟の家族を含む現在の家族との絆を大切に考えていることがわかりました。(調査報告書P.36を参照)

 調査を通じ、2.5世帯同居では、親世帯・子世帯・単身の兄弟姉妹のそれぞれが同居のメリットを評価し、上手に暮らしている様子が見えてきました。
※背景の詳細は「くらしノベーション研究所」による調査報告「都市型親族集住 2.5世帯同居の実態」をご覧ください。

Ⅲ.「2.5世帯住宅」商品の特徴


 さまざまな形態の「2.5世帯同居」の中でも多く見られる「単身の姉妹が同居」のケースを今回の提案のモデルといたしました。各世帯の基本的生活の分離度を高めることで同居によるストレス(気兼ね・気苦労)を解消しながら、一緒に暮らすからこそのメリットを家族みんなが享受できるよう工夫しています。これまでの二世帯住宅のプランニングノウハウに加え、単身の姉妹の快適さを追究するなど、新たな提案を取り入れています。
■ターゲット家族像
■コンセプト図
 

(1)自分空間の充実を提案
「充実マイルーム」
 同居の姉妹にとっては、両親や子世帯に気兼ねなくプライバシーの守られた生活ができることが大切です。これまでは将来の孫部屋に臨時で暮らすといった提案もありましたが、充実マイルームは、同居の姉妹が食事・入浴以外の日常生活を自立してコンパクトに行えるよう考えられた部屋です。洗面化粧台と、自分の衣服を全て収納できるウォークインクロゼットが設けられ、ベッドコーナーがパーソナルリビングから見えないよう分離するなど、居心地のよい空間を提案します。
 また、玄関からの動線は親世帯のLDKを通らず直接部屋に入れる「お出かけダイレクト」とし、生活リズムがずれていても影響しないように親世帯寝室から離しておくことも大切です。
(充実マイルームの一例)
 
(2)分離した日常生活空間の中に交流できる工夫を提案
「ビッグテーブル」
 2.5世帯同居では、家族が集まるイベントとしての食事が月1回程度はあるので、全員が集まる「ビッグテーブル」を置くことができるようゆったりしたダイニングスペースをご提案します。(調査報告書P.21を参照)

「シェアライブラリー」
 2.5世帯同居では、例えば単身の姉妹とその甥・姪との本やCDの貸し借りをはじめ、親子での共通の趣味など世代を越えたさまざまな交流が行われます。特にワーキングシングルの女性は世間の最新情報と家族を繋ぐ役割を果たすことも多く、家族全員で使えるライブラリーを置くことで、更にコミュニケーションの機会を増やすことをご提案します。(調査報告書P.53を参照)


(3)将来の家族増減への対応力を増す提案
「どっちもゾーニング」
 2.5世帯家族は経年により、特に子世帯では孫の誕生、成長につれ子供の個室が必要になることに加え、親世帯も祖父母・父母の死亡や兄弟姉妹の独立など、家族の変化が生じます。「充実マイルーム」を将来どちらの世帯にも転用できるよう、両世帯からアクセスできる設計「どっちもゾーニング」とすることで、将来の対応力を高め、世代を越えて住み継いでゆけるようにしています。(調査報告書P.54を参照)



Ⅳ.概要

1.構造
重量鉄骨システムラーメン構造
またはハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造
2.販売地域
関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部
3.販売目標
(年間)400棟
4.発売日
平成24年8月11日(土)

以上

<本件に関するお問い合わせ先>
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-3344-7115 (FAX)03-3344-7050
(メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp

◆プロトタイプ外観

3階建てモデル
2階建てモデル

◆プロトタイプ間取り図(3階建てタイプ)
 
1階 親世帯ゾーン

2階 どっちもゾーン
    
3階 子世帯ゾーン
1階 床面積

74.54m2

2階 床面積

62.26m2

3階 床面積

62.87m2

延床面積

199.67m2
(60.4坪)