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AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社



News Release

平成26年11月7日
旭化成ホームズ株式会社


都市の街並みに調和するモダンな寄棟屋根タイプ新商品
「HEBEL HAUS SOFIT(ソフィット)」発売


「HEBEL HAUS SOFIT」プロトタイプモデル外観
   「HEBEL HAUS SOFIT」プロトタイプモデル外観
    旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:池田 英輔)は、都市の街並みに調和するモダンな寄棟屋根タイプの戸建住宅新商品「HEBEL HAUS SOFIT(ヘーベルハウス ソフィット)」を本年11月8日より発売しますのでお知らせいたします。
   敷地の最大有効活用のため境界に近接した建物配置が求められることが多い都市部の住宅地において、当社では敷地対応力の高い陸屋根タイプ商品を提案し、優れた機能性とモダンな外観デザインで高い評価を得てきました。そのような都市部の住宅地でも家らしい勾配屋根に対する潜在ニーズが存在するため、今回の新商品では、 箱型の建物にシンプルな形状の寄棟屋根を組み合わせた外観デザインと、建物の意匠性・居住性を高める専用外装システムを採用しました。
    これにより、当社が得意とする都市部に向けた商品バリエーションを拡充することで、建物外観に関する嗜好にもより幅広く対応し、「都市の住まいといえばヘーベルハウス」というブランドイメージの構築・強化と市場の活性化を図ってまいります。

<ソフィットで提案する新外装アイテムと内部空間>

○都市の街並みに調和するモダンな寄棟屋根外観
   箱型の建物形状と相性のよい「スリムでシンプルな軒樋」や、必要に応じて部分的に軒を付加できる薄型の付庇「システムキャノピー」などの新外装アイテムで、ヘーベルハウスらしいモダンな箱型の寄棟屋根外観を構成しました。また、外部からの目隠しと外観のアクセントを兼ねた木調の「ルーバースクリーン」が建物の表情に温かみを加えます。

○都市の2階リビングに新たな空間提案
   寄棟小屋裏の新たな利用形態として、小屋裏全体を吹抜け勾配天井として下階に取り込む「ロフティルーフ」を提案しています。これにより、都市部の住宅地でも日照・通風を得やすい「2階リビング」において、豊かな風や光とともに、高天井の開放感と大屋根に包まれるような安らぎが感じられる空間を実現します。また、勾配天井面からの採光・換気に有効な専用「電動トップライト」や、天井を柔らかな光で照らす間接照明などを採用し、リビング空間をさらに快適で魅力的な空間としています。


(画像はウェブサイト https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/ にてダウンロードできます。)


1.背景

   当社では1972年の住宅事業開始以来、都市部を中心に事業を展開してくる中で、耐震・耐火・耐久性などに優れた住まいを提供することはもちろん、限られた敷地を有効活用しながら空間の豊かさを実現する「都市の快適なくらし」を追求し、都市に相応しい建物外観や都市ならではのプラン(空間設計手法)など独自の提案を続けてまいりました。
   建物外観では、ヘーベルハウスを代表する「キュービック」など、建物が近接して建ち並ぶ都市の住宅地における敷地対応力に優れた陸屋根タイプ商品を中心に提案し、市場でも高い評価を得て受注を伸ばしてきました。特に近年は、軒を出さない陸屋根タイプの特徴を活かした「シンプルでモダンな箱」のような建物という、当社独自の都市に相応しい外観イメージを構築しています。
2階建て・単世帯・専用住宅における2階リビング受注割合

   プランの面では、外部からの視線が気になりにくいため窓が大きく開けやすく、採光や通風を室内に取り入れやすい「2階リビング」のプランを1980年代から積極的に提案してきました。特に、2011年に発売した2階リビングと外部空間を一体化した「そらのまプラス」では2階リビングならではの自然の恵みの取り入れ方を追求、昨年11月に発売した「ステップボックス」では2階の床を一部80センチ低くし1階と2階をつなぐ中間階にリビングを設置することで、さらなる空間の広がりを持たせた2階リビングを提案しました。近年、受注に占める2階リビングの採用割合は着実に増加し、都市の快適なくらしを実現する当社の設計手法として定着しつつあります。
   今回は、これまで培ってきた都市部における商品展開の強さに加えて、より幅広い外観の嗜好に応えられるよう、高い敷地対応力を備えながらデザイン性にも優れた商品の外観バリエーションを拡充するとともに、2階リビングの心地よさに新たな価値を付加することを主な目的として商品開発にあたりました。

2.商品の特徴

「HEBEL HAUS SOFIT」プロトタイプモデル外観

   陸屋根タイプ「キュービック」で築いてきたシンプルでモダンな箱の家というヘーベルハウスらしい都市型住宅の外観イメージを活かしながら、「軒が出ない寄棟屋根」を持つ新たな外観の商品をつくりました。屋根の形状を箱の外観に相応しい凹凸のないシンプルな寄棟とするために、それを可能とする新外装アイテムとしてシステムキャノピーなどのデザイン性の高い専用部材も採用しました。
   また、内部空間に関しては、これまでの経験から都市部の住まい方として大変有効な選択肢として提案する「2階リビング」を推奨し、2階リビングの心地よさを更に向上させるために、小屋裏空間の新たな活用方法を提案しています。

(1)街並みに映える寄棟屋根を演出する新アイテム

①シンプルな箱型デザインの「専用軒樋」
シンプルな箱型デザインの「専用軒樋」


  敷地境界に近接した建物配置に対応するため軒が出ない屋根形状を想定し、建物全体に対する屋根ボリュームが軽くなるのに合わせて軒樋のデザインをシンプルな箱型へと一新しました。スリムな軒樋がすっきりした屋根形状をシャープに演出し、洗練された外観を創り出します。




②部分的に軒を付加できる「専用システムキャノピー」
部分的に軒を付加できる「専用システムキャノピー」


  軒樋下に収まる薄型の付庇「システムキャノピー」により、2階のバルコニーなどの日除け・雨除けとして、必要に応じて部分的に軒を付加することができます。屋根から独立させて付庇を設置することで、屋根形状は凹凸のないシンプルな寄棟とすることができ、すっきりした箱型の寄棟屋根外観を創り出します。

③目隠し効果と外観のアクセントを兼ねた「専用ルーバースクリーン」
目隠し効果と外観のアクセントを兼ねた「専用ルーバースクリーン」


  縦格子状のルーバースクリーンは、光や風を内側に取り込みながら外部からの視線を緩やかに遮る目隠しとなります。都市において、窓やベランダを介して外部とのつながりを確保したり、実際に窓を開いて自然を取り込む住まいを実現するにあたって推奨する優れたアイテムです。
  軒樋の直下に木調の専用ルーバースクリーンを設置することで、スタイリッシュな箱型の外観に温かみが加わり、外観のアクセントとしてファサード面を美しく演出します。

(2)都市の「2階リビング」に提案する新空間「ロフティルーフ」

「HEBEL HAUS SOFIT」プロトタイプモデル外観
  ネクストヘーベルハウスの躯体では、独自に開発した屋根架構により、寄棟屋根の小屋裏空間の様々な利用方法が可能となりました。今回の新商品ソフィットでは、小屋裏空間全体を勾配天井として2階リビングに取り込む「ロフティルーフ」を新たに提案しています。全体を大きな吹抜けにして縦方向に空間を広げることで、2階の居住空間にゆったりとした開放感を創り出します。
   吹抜けの端部は勾配天井と連続するアルコーブ状の空間とし、居室から見上げた時の空間の奥行き感を生み出しました。この小屋裏アルコーブを利用して設置した間接照明の柔らかな光で天井面を照らすと、単なる吹抜けではなく居室の上に乗っている天蓋のような浮遊感が感じられ、2階居住空間の魅力をさらに高めることができます。
   また、ロフティルーフの勾配天井に新開発の電動トップライトを設置すれば、周囲を建物に囲まれた都市の敷地でも上空から自然の光や風を導き入れ、2階の居室をさらに明るく心地よい空間とすることができます。

開放感を演出する「ロフティルーフ」    天井の奥行き感を演出するアルコーブの間接照明
   天井の奥行き感を演出するアルコーブの間接照明
   上空から光を導き入れる「電動トップライト」
開放感を演出する「ロフティルーフ」    上空から光を導き入れる「電動トップライト」

3.商品概要

(1)構造 ハイパワード制震ALC構造
(2)販売地域 関東、東海、関西、山陽一部、九州北部
(3)販売目標 年間250棟
(4)発 売 日 平成26年11月8日

<本件に関するお問い合わせ先>
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
旭化成ホームズ株式会社 広報室  (電話) 03-3344-7115 (FAX)03-3344-7050
(Mail)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp

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