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AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社

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News Letter 平成28年4月13日
旭化成ホームズ株式会社


住まいのIoT化に向けて廉価な通信基盤サービスを提供
自社顧客向け光回線事業「ヘーベル光」を提供開始
~新たなHEMS機器「HEBEL HEMS」を標準化し、オーナー向けサービス利用も促進~
 

  旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:池田 英輔)は、光回線事業「ヘーベル光」のサービス提供を開始するとともに、新たなHEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)機器「HEBEL HEMS(ヘーベル ヘムス)」を標準化しますので、お知らせいたします。

  本年6月から、NTT東日本・NTT西日本が提供する「光コラボレーションモデル」(※1)による新事業「ヘーベル光」を開始し、当社の戸建住宅「ヘーベルハウス」のお客様(ヘーベリアン)に向けて各種通信サービスを提供します。これにより、インターネット接続・テレビ受信・光IP電話通信に加え各種映像サービスまでカバーする豊富な通信メニューを廉価な料金で利用いただけるようにしました。同時に当社にとっては、来るべきIoT社会におけるサービス提供のためのインフラを確保し、オーナー向けサービスの拡充につなげることが可能となります。

  これに先立ち本年5月から、新たなHEMS機器「HEBEL HEMS」を、太陽光発電システム搭載住宅の標準仕様とします。「HEBEL HEMS」のモニターには、テレビ画面・HEMS画面とともに、当社の顧客向け会員制WEBサイト「ヘーベリアンネット」へのワンタッチアクセスも設定しました。これにより、同サイトが提供する各種サービスを従来以上に手軽に利用できる身近な存在とし、顧客満足向上とオーナーサービス事業の拡大にもつなげていきます。
  また、「HEBEL HEMS」ではECHONET Lite(エコーネットライト)(※2)に対応した各種住宅内家電機器の制御が可能です。それに加え、当社独自のHEMSサーバを立ち上げてエネルギーの使用状況データを収集・蓄積する仕組みを構築することで、HEMSデータ分析を通して環境貢献度の高い新商品の開発や環境負荷低減につながる暮らし方などの研究を可能とします。

  当社では、今回の「HEBEL HEMS」の標準化と「ヘーベル光」による通信環境の整備を通じて、ZEHの推進やIoTを活用した住まいとサービスの開発に一層注力してまいります。

※1
「光コラボレーションモデル」とは、NTT東日本・NTT西日本から光アクセスサービス(フレッツ光)等の提供を受けた事業者が、自社サービスと合わせてお客様に提供する事業モデルです。詳しくはフレッツ光のホームページをご参照ください。
(NTT東日本)https://flets.com/  (NTT西日本)http://flets-w.com/collabo/
※2 ECHONET Lite(エコーネットライト)とは、エコーネットコンソーシアムが策定したスマートハウスを実現する通信プロトコル。エアコンや照明など家電の制御や、電気の使用量や使用状況の把握をネットワーク経由で可能とする通信規格です。今後全世帯に設置される予定のスマート電力量メータにも採用されています。
 
  Ⅰ.新事業「ヘーベル光」のサービス概要
 
 

1.廉価な料金設定
  光回線による高速で安定したインターネット接続・テレビ受信・光IP電話通信に加え、スマートフォンなどの携帯電話通信や各種映像サービスまでカバーする豊富なメニューをご用意しました。ヘーベリアンに限定した事業とすることで、余分なコストをかけず、簡単で廉価な料金設定が可能となりました。
  サービス利用料の支払いには、自動引き落としの課金システムを利用します。更に今後は、顧客向けウェブサイト「ヘーベリアンネット」で提供する通信販売や有料オーナーサービスについても「ヘーベル光」利用料と合わせて決済する仕組みを構築し、お客様の利便性を向上していく予定です。

2.ワンストップのサポート体制
  設置工事から利用者サポートまで一貫して住宅供給者である当社が窓口となり、「ヘーベル光」に関するご質問に限らず様々な内容のお問い合わせをワンストップでご相談いただけます。例えば、パソコンでインターネットがつながらないなどの不具合があった場合、原因をお客様自身で特定し、住宅供給者・機器の販売店・機器メーカー・回線業者・プロバイダの中から適切な業者に連絡をする必要がありますが、一般的には原因の特定は困難であり、結果として複数の業者に問い合わせを行う必要性が出てきます。「ヘーベル光」であれば、当社が一括して相談窓口となり、解決のサポートを行えるので安心です。
 
  Ⅱ.「HEBEL HEMS(ヘーベル ヘムス)」の概要
 
  1.ワイヤレステレビモニターでエンターテイメントとして楽しめる
  「HEBEL HEMS」の専用端末は、日常的に利用され永く愛されるHEMSとするために、キッチンや入浴中などあらゆる生活シーンでテレビ(地デジ・BS・110度CS放送)の視聴・録画・再生ができる10V型ワイヤレスモニターを採用しています。


2.エネルギーの見える化

  これまでは太陽光発電モニターやHEMSモニター、リモコンなど機器それぞれに専用モニターがありましたが、「HEBEL HEMS」では1つのポータブルテレビモニターで家中のエネルギー状況を「見える化」できます。月・日・時間ごとの料金や部屋ごとの使用量などを気軽に閲覧し、家族みんなに省エネ意識が生まれることが期待されます。



3.家電機器とつながり、快適生活をサポート

  「HEBEL HEMS」では、エコーネットライトの規格に対応した家電製品の制御が可能となっており、外出先からスマートフォンでエアコンのオン・オフなどの操作をすることができます。


4.オーナー向けサービスの利用を簡易化
  専用端末から「テレビ放送」「HEMS画面」「連携機器操作」「ヘーベリアンネット」など各種画面にボタン1つでワンタッチアクセスができます。特に、季節ごとのお手入れの仕方など暮らしに役立つ情報とともに、家事代行やハウスクリーニングなど豊富なメニューの有料オーナーサービスを提供している「ヘーベリアンネット」については、テレビ機能付きモニターから容易にアクセスできるようにすることで、ご利用を促進します。


5.IoT化の加速
  来たるべきIoT社会の実現に向けて、今回サービスを開始する「ヘーベル光」の通信環境を通じて、各利用者のエネルギー使用状況データを当社が独自に設けるHEMSデータサーバに収集・蓄積する仕組みを整えました。HEMSデータ分析を通して環境貢献度の高い新商品の開発や環境負荷低減につながる暮らし方などの研究を推進するとともに、研究結果をもとに開発したサービスなどのお客様へのフィードバックに努めてまいります。
  また、「ヘーベル光」の通信により「HEBEL HEMS」のソフトウェアの書き換え・更新が可能なため、新たに開発した機能やサービスを必要に応じて追加・更新することで、今後も永く愛されるHEMSとして常に進化させながら普及を図ってまいります。

■システムイメージ

 
  以上
 

<本件に関するお問い合わせ先>
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-3344-7115 (FAX)03-3344-7050 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp