top line
AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社

印刷はこちら

News Letter 平成28年5月27日
旭化成不動産レジデンス株式会社
 

旧富士見町住宅地区(東京都・調布市)が
「都市景観大賞(国土交通大臣賞)」を受賞
 

  旭化成不動産レジデンス株式会社(東京都新宿区:代表取締役社長 池谷 義明)が事業協力者および参加組合員として携わった、調布富士見町住宅の再建プロジェクトが、平成28年度「都市景観大賞(都市空間部門)」において、最高賞である大賞(国土交通大臣賞)を受賞しましたのでお知らせ致します。

  本プロジェクトは、団地住民が地域との関わりの中で持っていた課題(交差点の危険性や公園へのアプローチの悪さ)を調布市と共有化し、団地の建替えと同時に市道を付け替え、「コミュニティ街路」として再生することで解決した事業です。老朽化により建替えることになった団地を単に建物の更新に終わらせず、官・民・住民が一体となって新しい景観を生み出したプロセスや、再建後のマンションが石畳や植栽と一体的にデザインされたことなどが評価され受賞に至りました。
  昭和40年代に建設された大規模団地において建替時期が到来していますが、「アトラス調布」は街の再生を街路空間も含めて行うことにおける先駆的な事例です。当社では今後も都市の再生事業を中心に美しい景観を生み出していけるよう努力して参ります。
 
  Ⅰ.受賞地区の景観


「街路全体を庭園化し建物との一体的風景」というコンセプトのもと、石畳の街路を中心に建物まで一体的にデザイン。
分譲マンションはコミュニティ道路を挟んで雁行形式とし、3面開口を持つ住戸やメゾネット住戸によるリズムある風景。


マンション駐車場を地下化し出入口を建物端部に設けることで、コミュニティ道路には居住者自身の車さえも侵入を抑制するよう配慮。雁行配置によってできた空地をポケットパークに活用。マンション共用部はガラス張りにしてあるため、外から中の賑わいが見える。

敷地北側にあった市道を中央へ付け替えコミュニティ街路とした。道路線形を緩やかに曲げ、道路の一部だけ色を変えるイメージハンプや、植栽帯のフォルトで車を蛇行させるなど、車が自然にスピードを抑制するよう工夫。
 
  Ⅱ.受賞地区の概要
■地区名称

旧調布富士見町住宅地区(調布富士見町3丁目地区 地区計画地区整備計画区域)
■地区の面積

約1.6ha
■竣工時期

2015年5月(分譲マンション名称「アトラス調布」)
 
  Ⅲ.応募者の概要
  調布富士見町住宅マンション建替組合、(株)NEXT ARCHITECT&ASSOCIATES、調布市

【ご参考:都市景観大賞(都市空間部門)とは】
平成3年より実施の「都市景観の日」に関連するイベントの一つで、良好な都市景観を生み出す優れた事例を選定し、その実現に貢献した関係者を顕彰するものです。公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンターなどにより構成される「都市景観の日」実行委員会が主催、国土交通省が後援しています。平成23年からは、空間の美しさに加えて、公共的空間と建物等が一体となって良質で優れた都市景観が形成され、市民に十分に活用されている地区を「都市空間部門」と定め、顕彰しています。国土交通大臣賞(大賞)は、その最上位となります。

「アトラス調布」画像ダウンロードはこちらから
 
  以上
 

<本件に関するお問い合わせ先>
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-3344-7115 (FAX)03-3344-7050 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp