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キャンセル待ちが出る、子育てコミュニティ賃貸住宅

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2015年6月 9日

キャンセル待ちが出る、子育てコミュニティ賃貸住宅

コミュニティ賃貸は、新しい賃貸住宅のカタチです。ペット共生型賃貸住宅もありますが、今回は、子育てをコンセプトにしたコミュニティ賃貸を紹介します。子育て支援型の賃貸住宅は、入居者だけでなく、地域の活性化もする社会貢献型の賃貸住宅として歓迎されています。キャンセル待ちが出るほどの人気という子育て支援型賃貸住宅には、どんな工夫があるのか、その内容を紹介します。

深刻な少子化問題!地域のコミュニティがポイントに

今の日本にとって、少子化問題こそが最重要課題だと言う人は少なくありません。このままだと社会保障制度の崩壊や経済縮小で国力低下を招いてしまうとも言われています。少子化の要因はさまざまですが、対策の一つとしてあげられているのが“子育て支援”です。最近では、働くお母さんのために、託児所の整備などが進められていますが、日々の生活においても、安心して子育てできる生活環境づくりが求められています。

一つの方向性として考えられるのが“子育てを地域で行う”というものです。かつての日本では、地域の大人が子どもを見守り、育てていくのが普通でした。しかし、昨今では核家族が増え、近所づきあいも希薄になり、コミュニティを形成しにくい社会になってしまいました。

その弊害として指摘されるのが、幼児期の子どもを持つお母さんの孤独化です。ベネッセ次世代育成研究所「子育てトレンド調査レポート第4回(2010年)」によると、お母さんの5人に1人が、子育ての悩みを相談できる相手が1人もいないと回答しています。さらに、子どもを預けられる相手が1人もいないというお母さんは半数以上もいて、悩みや不安を抱え、孤独に子育てをしているお母さん像が浮かび上がります。

この現状について多くの人が問題だと思っているという結果が、内閣府の平成25年度版「家族と地域における子育てに関する意識調査」に表れています。
「子育てする人にとっての地域の支えの重要性」を聞いたところ、「とても重要だと思う」が57.1%、「やや重要だと思う」が33.8%、合わせると90.9%もの人が重要だと思っています。地域のコミュニティが希薄になっていることとは裏腹に、コミュニティの重要性を望んでいる声が非常に大きいのです。

■子育てする人にとっての地域の支えの重要性

次に、具体的にどう子育てを支えていけばよいのか、「地域で子育てを支えるために重要なこと」を聞いています(下のグラフ)。
注目すべきは、2位「子育てに関する悩みについて気軽に相談できる人や場があること」、3位「子育てする親同士で話ができること、仲間づくりの場があること」、5位「子育てに関する情報を提供する人や場があること」です。

■地域で子育てを支えるために重要なこと

地域で子育て支援をすることが重要だという意識は、実は今も根強く存在する。具体的には、子育ての悩みなどについて気軽に話せるコミュニティが形成されていることがポイント。

お母さんの笑顔のために開発された、ヘーベルメゾン『母力』

ヘーベルメゾン『母力』子育てのコミュニティといえば、保育所や幼稚園、公園での集まりなどが考えられます。しかし、もし住まいそのものに子育てを軸にしたコミュニティがあり、活性化させることができれば、前述の調査結果にもあった、「子育てに関する悩みについて気軽に相談できる人や場があること」、「子育てする親同士で話しができること、仲間づくりの場があること」、「子育てに関する情報を提供する人や場があること」などが、日常生活の中で実現し、お母さんの不安や悩みが解消されるかもしれません。
そんなコンセプトで開発されたのが、子育て共感賃貸住宅のヘーベルメゾン『母力(ぼりき)』です。『母力』には、子育てコミュニティを活性化するためのさまざまな工夫が備わっていて、これまでにはなかった新しい発想の子育てコミュニティの賃貸住宅と言えます。
現在、東京を中心に神奈川、千葉で建築され、どれもキャンセル待ちが出るほどの人気物件になっています。

子育ての不安や悩みを解消するため、開発された子育て共感賃貸住宅ヘーベルメゾン『母力』。コミュニティを活性化するためのさまざまな工夫が備わっており、キャンセル待ちが出るほどの人気物件になっている。

「母力サポーターズ」が、子育てやコミュニティづくりを支援

『母力』の大きな特長といえるのが、「母力サポーターズ」の存在です。
これは、母力の企画・開発段階からの共同パートナーである「お母さん大学※」のネットワークを活用して組織された、近隣のお母さんたちによるものです。
※お母さん同士が学び合う場としてつくられたネットワーク。
入居者への子育て相談や、近隣エリアの生活情報の提供、入居者間のコミュニケーションを促す役割も担っています。
母力サポーターズのスタッフからは、「コンセプトはお母さんの笑顔。共感しながら一緒に子育てできる環境をつくるサポートをしたい。そのため、地域の先輩お母さんをサポーターとして、一緒に話を聞いてあげられるようにしたい」「子どもは大勢の視線で見守るもの。中庭にはみんなの見守りがあるので安心」「食べ歩きが趣味なので、近所のお店や子どもにやさしい飲食店情報を伝えたい。私も近くに住んでいるので、いつでも頼ってほしい」という声が上がっています。

また、『母力』では、コミュニティ活性化を目的としたイベントが多いのも、大きな特長です。入居時の顔合わせイベント、植樹会、子どもの手形プレートの埋め込み、季節のイベント、子育てセミナーなど、さまざまなイベントが行われています。運営は母力サポーターズがお手伝いしています。
顔合わせイベントに参加した入居者からも「二人の乳幼児をかかえ、子育てがつらいときもあるが、誰かに話を聞いてもらうと気分もすっきりする」「仕事で不在がちだからこそ、妻が子育ての不安を払拭できる環境で暮らしたかった」「コンセプトに賛同して、同じ学区内から引っ越しを決意した。一人っ子なので、異年齢の子どもと共に生活できる環境がすばらしい」など、共感の声が聞こえています。
その他の入居者の声はコチラ

『母力』での植樹会の様子

母力では、地域の先輩お母さんの「母力サポーターズ」によるサポートがあり、入居者参加のイベントもコミュニティを盛り上げている。

プランニングにもコミュニケーションを促す工夫

『母力』では、子育てコミュニティに配慮したプランニングが随所に施されています。
1階は、中庭に面してリビングと玄関が配置され、懐かしい縁側のようなスタイルになっていますので、お母さんたちが自然に顔を合わせやすい空間になっています。リビングから直接、中庭に出ることもできますし、外で遊ぶ子どもたちの様子を見ながら、家事をすることもできます。一方、外廊下側に玄関があるタイプでは、土間空間を設けることで、外と内との交流もとりやすい配慮がされています。
また、共用部に設けられたお母さんステーションは、子どもたちを中庭で遊ばせながら、気軽にお母さんたちがおしゃべりできるというものです。

このように『母力』では、ソフトとハードの工夫によって、コミュニケーションを促し、子育てコミュニティを活性化させています。
子育て共感賃貸住宅のヘーベルメゾン『母力』の詳細はコチラをご覧ください。

お母さんステーション/中庭に面したリビング/土間空間

中庭に面したリビング、お母さんステーション、土間空間など、コミュニケーションがとりやすい工夫がプランにも多く見られる。

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