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アクティブシニアに人気の賃貸住宅とは?

入居者トレンド

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2016年6月 7日

アクティブシニアに人気の賃貸住宅とは?

今、不動産業界では高齢者のニーズが注目されています。さまざまな形態の住まいが提案され広がりを見せつつあります。特に最近では、介護施設とは一線を画した、アクティブなシニアを対象とした分譲マンションや賃貸住宅も増え、人気になっているようです。今回は、シニアを対象にした賃貸住宅の現状を解説します。

2025年問題、介護問題が深刻化する一方で、元気なシニアも増加

日本の高齢化は世界に類を見ないスピードで進んでいます。そこで今、懸念されているのが2025年問題。団塊の世代が、後期高齢者となる75歳を迎える年です。特に東京都では高齢化のスピードが激しく、2025年には高齢者の4人に1人は介護が必要となり、介護施設不足がいっそう深刻化すると見られています。東京都高齢者保健福祉計画では、対策の一つとして、特別養護老人ホームや介護保険老人施設、認知症高齢者グループホームなどの整備を進める計画を発表しています。

一方、元気な高齢者に対しては、一億総活躍社会が叫ばれ、積極的な社会参加を促されています。先の東京都の例を逆にとらえると、2025年の4人に3人の高齢者は元気で自立した生活を送れていることになります。全国平均で見ても、2013年の75歳以上の高齢者の自立度を見ると、約68%は健常で自立した高齢者です。
高齢社会では平均寿命がよく話題になりますが、「健康寿命」も大きなテーマの一つです。健康寿命とは、健康上、問題なく日常生活が送れる期間のことです。2012年の健康寿命は、男性71.19歳、女性74.21歳 (厚生労働省発表)。政府は、2020年までに国民の健康年齢を1歳以上延伸することを目標としています。
つまり、高齢者の住まいとは、いわゆる介護施設だけでなく、元気な高齢者のニーズも多様に生まれてくる可能性があるということです。

■75歳以上の高齢者の自立度

■平均寿命と健康寿命

高齢社会については介護問題が深刻化する2025年問題が浮上している。一方、元気な高齢者も増え、さまざまな住まいのニーズを生む可能性が広がる。

多様性を帯びてきたシニアの住まい

一般的に高齢者の住まいというと、介護を前提とした介護施設が思い浮かびます。公的な特別養護老人ホームや介護保険老人施設、認知症高齢者グループホーム、また民間の介護付有料老人ホームなどです。

最近では、軽度な介護を前提とした民間の賃貸住宅である「サービス付き高齢者住宅」が注目されています。サ高住、サ付きなどと呼ばれていますが、ここでいうサービスとは生活相談員が常駐し、安否確認と生活相談をすること。これが最低限のサービスとなっています。特別養護老人ホームは待機待ちが多すぎて入れないし、有料老人ホームは高額で入れない、という場合の受け皿として増えています。

このように高齢者の施設は、近年、さまざまなタイプがあります。下記の表に、高齢者の住まいを整理してみました。
高齢者の住まいは「介護型」と「自立型」の2つに大きく分けることができます。介護型は「施設」、自立型は「住まい」といったイメージです。ただし、要支援・要介護の人でも、ある程度身の回りのことができる場合は、自立型への入居もできます。

■介護型の高齢者の住まい

■自立型の高齢者の住まい

費用の安い介護型施設の不足がよく問題に上がりますが、自立型の住宅も足りていません。経済的に余裕のある高齢者は、シニア向けの分譲マンションを購入しているようです。
しかし、もっと手軽に、自立したシニアが夫婦で住み替えられるような、賃貸住宅が不足しています。シニア世代が賃貸住宅に住むのか、と疑問に思われるかもしれませんが、「子どもが独立し夫婦二人では広すぎる」「家の維持・管理が煩わしい」「建物が老朽化している」「出掛けるのに便利な駅近くに住みたい」「子どもの近くに住みたい」といった理由で、シニアの住み替えニーズは意外に少なくありません。矢野経済研究所の調査によると、首都圏の60歳〜75歳を対象にした調査で、マイホームの住み替えを考えたいと思うシニア層は潜在需要を含めて全体の4割強いるとのことです。

サ高住は自立している高齢者でも入居はできますが、多くは介護施設に近いタイプです。国土交通省が発表した「今後の高齢者向け住宅のあり方と施策の方向性についてとりまとめ」によると、25m2未満が約8割を占めるなど居室面積が狭く、浴室なども共用、食事も提供されるタイプのものが大半です。単身で支援を必要としている場合は良いのですが、アクティブで自立した生活を望むシニア夫婦のニーズは満たしていません。

高齢者住宅は多様化しているが、アクティブなシニアが手軽に住み替えられる賃貸住宅が不足している。

シニアの入居ニーズは増加するー夫婦でも入居できるヘーベルVillage

“今の家は夫婦2人では広すぎる、施設にはまだ入居したくない、自由に生活したい”そんな、アクティブな高齢者のニーズを満たすために、開発されたのが『ヘーベルVillage』です。
これまで、見てきたように高齢者の住まいは、介護の依存度や自立生活のレベルによって多様です。ほとんどの場合は介護が主体になっていて、施設やサービスの充実を求めれば費用は高額になり、費用の安さを求めれば待機待ちで入居が困難だったりします。
特にニーズが満たされていないのが、居室の広さでしょう。一般的な有料老人ホームは単身入居で約18m2、サ高住も単身入居で約25m2です。『ヘーベルVillage』は単身から夫婦2人入居を想定し、広さは45〜70m2の2LDKのタイプ。リビング・ダイニングや独立したベッドルームを確保し、夫婦2人住まいに十分な収納、快適で安心な設備を備え、ゆとりを感じられる高品質な住まいです。

ヘーベルVillage

実際の最新プランは、2016年8月入居開始予定の「上北沢ヘーベルVillage」をご覧ください。

『ヘーベルVillage』は、これまで不足していたアクティブシニア夫婦が快適に暮らせる十分な居室の広さを確保している。

生活支援やコミュニティのある暮らしが人気の秘密

『ヘーベルVillage』の人気の秘密は、居室の広さだけではありません。将来の健康や介護などへの不安解消やご家族への報告など「暮らし見守りサービス」が充実していることです。
社会福祉士等の相談員が、毎月一回定期訪問し、生活上の不満や問題点を解消させ、介護・福祉サービスの選択や利用のお手伝いをします。さらに、ご家族の希望に応じて社会福祉士等の相談員が、ご入居者の様子を報告するメールを送ります。また、相談対応記録等をいつでもインターネットで閲覧できるサービスもあり、ご入居者にもご入居者のご家族にも好評です。

もう一つの人気の理由がコミュニティです。『ヘーベルVillage』では定期的に入居者の集いを開催しています。入居者が住み心地や日々感じていることなどを語り合い、親交を深めることができるのです。入居者の集いは、お花見会や季節の味覚を楽しむ食事会、近隣の消防署職員を招いてのAED(自動体外式除細動器)の講習会など、さまざまな趣向で用意されています。入居者はライフスタイルが共通していますので、相互理解も進み、あたたかなコミュニティが育まれています。

人気の秘密は、居室の快適さ以外に、適度な「暮らし見守りサービス」の実施、また生活スタイルが共通した入居者同士のコミュニティが形成されていること。

安定収入プラス社会貢献の意義も

これまで、どちらかというと高齢者の入居は敬遠されがちでした。しかし、今後さらに賃貸住宅へのニーズが期待される以上、十分に有効なターゲットと考えられます。

『ヘーベルVillage』の入居募集では、高齢者だけでなく、子世代からの問い合わせも非常に多く、本人だけでなく、子世代も含めて、自立面と安心面の両方を兼ね備えた高齢者向けの賃貸住宅が求められていることがよくわかります。

オーナーにとっても、30年一括借上げシステムの利用で一切の管理・運営を旭化成が代行し、30年間安定した収入が得られます。さらに、高齢者向けの住まいの充実は社会から求められている喫緊の課題であり、土地オーナーにとって大きな社会貢献としての意義があります。
また、高齢になった親の自宅を自宅併用の『ヘーベルVillage』に建て替えて、入居者と同様のサービスを受けていただいている実例もあります。今後、超高齢社会に向けて、シニア層の新たな住まい方・ライフスタイルを提案できる賃貸住宅が必要とされています。

『ヘーベルVillage』の商品カタログはコチラから請求できます。

オーナーにとっては『ヘーベルVillage』は安定した収入が得られることにプラスして、社会貢献の意義もある。

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