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最新!入居者に「人気の設備ランキング」

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2017年3月 7日

最新!入居者に「人気の設備ランキング」

最近の新築賃貸物件の設備は分譲マンション並みにグレードが高くなっているものも少なくありません。また、かつて人気だった設備はもはや必須設備になっていることもあります。定期的に人気設備をチェックすることは、今後の設備投資計画においては欠かせないポイントです。人気設備の中には、既存の物件でもすぐに取り付けられるものもあります。今回は毎年恒例の「入居者に人気の設備ランキング2016」(全国賃貸住宅新聞調べ:全国238社の仲介・管理会社が回答)から、単身者向け、ファミリー向け別に人気設備のニーズを探ります。

「これがあれば家賃が高くても入居が決まる」設備ランキング

最初に「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」設備を紹介します。

定番で人気のある設備やランク外から一気に人気が高まった設備など様々です。単身者向けは5位まで前回と同じでした。順位を下げた設備もありますが、ここにランクインしている設備は、いずれも付加価値を高めるために役立つ設備と言えます。全体を見てみると、昨今のライフスタイルを反映していることが伺え、年々、設備のクオリティーが高まっているように感じられます。

■「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」設備ランキング

ここにランクインしている設備は、いずれも付加価値を高めるために役立つ設備。ランク外から一気に人気が高まった設備や、定番となっている設備に注目!

インターネットは今やライフラインの一つ

単身者向け、ファミリー向け共に1位だったのがインターネット無料です。ネット社会と言われて久しくなりますが、インターネットはもはやライフラインの一つと言ってもよいでしょう。インターネットは今のライフスタイルでは、欠かせないインフラ設備です。
入居者が自分でインターネット回線を引くとなると、回線工事の初期費用と月々のインターネット代がランニングコストとしてかかります。それを考えると「インターネット無料」は、お得感があり、魅力に感じるのが分かります。最近では、「インターネット無料」をうたった物件が学生向け物件を中心に増えているようです。

さらに、利便性を考えるとWi-Fi設備です。昨今では全世帯の72%がスマートフォンを保有し、特に20代個人では92.9%、30代で86.2%と、ほぼ100%に近い普及状況です(総務省調べ)。Wi-Fiがなくてもスマートフォンがあれば、ネットにはアクセスできるのですが、通信量の制限などがありますので、制限を気にすることなく楽しむために自宅では、Wi-Fi設備が役立ちます。インターネット無料で回線がすでに引かれていれば、自分でWi-Fiルーターを買ってくればWi-Fiを使うことができますが、はじめから完備して入れば、さらに付加価値は高まると言えるでしょう。

これらの設備はインターネットプロバイダーやケーブルテレビで賃貸住宅向けに設備を用意しているケースがありますので、不動産会社などに問い合わせてみるのがよいでしょう。

ネット社会に関連する、もう一つの設備が宅配ボックスです。ネットショッピングがあたり前の今、宅配ボックスの設備も入居者にとっては魅力的です。コンビニ受け取りなどの対応もありますが、あった方が便利なことは間違いありません。ファミリー物件では、ランキングしていませんが、共働き夫婦向け物件の場合は単身者向け物件同様に人気が高いことが推測できますし、賃貸物件探しのポータルサイトでも条件検索の中に「宅配ボックス」があります。
宅配ボックスの設置にはスペースが必要ですが、中には省スペースタイプのものもありますので、検討の価値はあるでしょう。

インターネットはライフラインの一つとなり必須設備。ランニングコストがかかるが、インターネット無料はコストパフォーマンスが高い印象を与える。ネットショッピング利用者が急増し、単身者向け同様共働き夫婦向け物件でも宅配ボックスの人気は高くなっている。

単身者でもウォークインクローゼット、もはや必須設備!?

次に注目したいのは、ウォークインクローゼット。
かつては、分譲マンションでしか見られなかった設備ですが、最近の新築物件ではかなり普及してきています。単身者向けで昨年に続き4位をキープしていますが、従来単身者向けでは広めの1LDKタイプなどでないと設置されていませんでした。一方単身者でも趣味のものを含め持ち物は多くなっています。単身者向けでウォークインクローゼットは希少価値が高まっているのです。
既存物件の場合、リフォーム時に押し入れをウォークインクローゼットに改修する例も多くなってきました。

ファミリー向けでは、ウォークインクローゼットのランクが5位から7位に順位を下げていますが、これは付加価値ではなく必須になりつつあるという見方もできます。
さらに付加価値を高めるには、例えばカップル向け1LDKでウォークインクローゼットを2つ備えることが効果的です。単身者でもウォークインクローゼットが必要とされているということは、結婚して2人で住んでもそれぞれにウォークインクローゼットが必要ということになります。昨今の共働き夫婦のライフスタイルは、夫婦二人の時間を大切にするとともに、一人の時間も大切にし、それをお互いが尊重する意識があります。そして、衣類や趣味のものなど、夫婦それぞれが管理できるようにしたいという傾向があり、ウォークインクローゼットが2つあるということは高い付加価値になって入居者が魅力を感じるのです。
2つと言っても、特に余計な面積を確保する必要はなく、従来の1LDKの広さでプランを工夫すれば設置できます。昨今の共働き夫婦のニーズを満たした賃貸住宅については、バックナンバー「増える共働き夫婦に人気の賃貸住宅とは?」で詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

■ウォークインクローゼット2つのプランニング例

単身者でもウォークインクローゼットが人気。ファミリーでは必須設備になりつつある。さらに付加価値を高めるには、夫婦別々に2つのウォークインクローゼットを完備する。

セキュリティ設備は新時代を迎える、設備+アルファも必要

次にセキュリティ設備ですが、依然人気の高い設備です。エントランスのオートロックは、単身者では女性からの支持が多く2位、ファミリーでは子育て世代のニーズが高く3位です。
また付加価値を高めるのがホームセキュリティ。まだ普及は少ないものの、中にはオプションとして入居者の選択で使用できる物件もあります。ランキングも単身者で5位、ファミリーは7位から4位に上昇しています。ニーズは高いと言えるでしょう。
防犯カメラは、ファミリー向けではランク外から10位にランキングしています。

また、入居者はセキュリティ設備にこだわる一方で、設備だけでは限界があると考えています。そこで新しいセキュリティの考え方として、設備+アルファに取り組んだ賃貸住宅が登場しています。
一人暮らしの女性のためのあんしん共有賃貸住宅「へーベルメゾンNew Safole」は、「ゆるやかなコミュニティ」を特徴としています。「ゆるやかなコミュニティ」とは、積極的に会話をするようなものではなく、「入居者の顔が分かった方がなんとなく安心」「マナーや非常時の助け合いに対する高い意識を共有している」という程度のものです。
そこで、日常のマナーを守ることや非常時には助け合うことが明記された「マナー同意書」をつくり、入居時にサインしてもらいます。他の入居者もみんな「マナー同意書」にサインしているということが、入居者同士の意識の見える化・安心感につながります。

さらに、エントランスに「おかえりラウンジ」という共有ラウンジを設けています。このラウンジには、シェア本棚やシェア用品などを置き、ちょっとしたコミュニティスペースをつくり、外からわざと見えるように設置しています。そうすることで、人の気配を感じさせ、人の目が抑止力となる「みまもり」型で防犯効果を高めることができるのです。

女性の一人暮らしのニーズに応える「あんしん共有賃貸住宅」はバックナンバー「設備+"あんしん"で防犯機能を強化する最新賃貸とは?」で詳しく紹介しています。

■エントランスイメージの比較

セキュリティは依然、人気の高い設備。同時に、設備だけではない、新しいセキュリティ賃貸住宅も誕生している。

「この設備がなければ入居が決まらない」必須設備ランキング

「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングをよく見渡すと、これまで人気と言われてきた「TVモニター付きインターホン」や「洗浄機能付き便座」がランクインしていないことに気づきます。
ウォークインクローゼットのところでも少し触れましたが、つまりそれはもう付加価値ではなく必須設備になったということです。例えば30年前人気設備だったシャワーやエアコンは10年以上前から必須設備になっています。

「この設備がなければ入居が決まらない」必須設備ランキングをご覧ください。「TVモニター付きインターホン」「洗浄機能付き便座」「独立洗面台」、ファミリーでは「追いだき機能」は必須設備ということになります。
また、「インターネット無料」はここにもランキングされていて、必須設備となりつつあることを伺わせます。

もう一つ注目したいのが、「ごみボックス」です。先のランキングにも単身者向けで「24時間利用可能ごみ置き場」というのがランキングされていました。ゴミ出しトラブルは、賃貸住宅ではよくあるトラブルなのですが、「ごみボックス」がランクインしたということは、入居者のゴミ出しの利便性だけでなく、衛生面や外観の見た目への配慮に対する意識が高まっているということで、これは喜ばしいことだとも言えます。ごみボックスの設置にはスペースが必要ですが、さまざまな大きさのものが販売されています。検討する価値はあるでしょう。

ここにランクインしている設備は、エントランスのオートロック以外は、比較的安価な設備投資でできるものがほとんどです。独立洗面台やシステムキッチンといった水廻りは、リフォーム、リノベーションで重視するポイントの一つと言えます。既存物件の設備投資の参考にもしていただくことができます。

■「この設備がなければ入居が決まらない」設備ランキング

以前は付加価値を高めるためであった設備が、今は必須設備になっていることもある。入居者ニーズの変化を常に注視し、設置できる設備は設備投資して競争力アップを。

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