ご計画から完成までのストーリー
近所で開催された現場見学会がきっかけに
M氏が生まれ育った築50年の木造住宅と、横に並んだ木造アパート。M氏自身も「古くてどうしようもなかった」と話す自宅とアパートでしたが、一方では半世紀の思い出がたっぷり詰まった場所でもあり、とりわけお母様は建て替えには反対だったといいます。
「ただ、私のなかには、古くてこのままでは住み続けることはできないという気持ちはいつもありました。それに、相続するのは私一人。それもずっと頭にあって、何かよい方法はないかと考えてはいたんです」とM氏は話します。
そんな矢先、新聞のチラシで見たのが、近所で開催される旭化成の建築現場見学会でした。土地の広さもほぼ自分の家と同じ。建物も規模も自分が考えていた4階建の賃貸併用住宅で、とても参考になった、とM氏。とはいえ、1つの会社だけを見て決めるのは大きな買い物だけに不安が残る。M氏はできる限りの情報を集め、結果的には旭化成も含め、3社にプランや見積もりを提出してもらったそうです。
アパート経営の大変さが身に染みていただけに一括借り上げシステムに魅力を感じた
「正直、見積もりはもっと安いところもありました。でも、私としては旭化成の『30年一括借上げシステム』に魅力を感じて、こちらを選びました。現場見学会でお会いした営業担当の方が結局ウチも担当してくれたのですが、相続のことやその他の税金対策まで、細かなことにも嫌な顔1つせずに相談にのってくれたのも、決め手のひとつでしたね。」
以前のアパートの経営はすべてお母様がされていましたが、そばでそれに伴う数々のトラブルをつぶさに見ていました。それだけに、アパート経営の大変さは身に染みています。当のお母様も、「アパート経営だけはもう嫌」と話していたといいます。
「でも、竣工して約半年。11戸の賃貸住宅がありますが、入居者からの電話1つあるわけではなく、何一つ手間がかかりません。以前と比べたら夢のようなマンション経営です」とM氏は相好を崩します。賃貸部分に関しては、10年先でも入居してもらえるような設計にこだわりました。また、自宅部分に関しては、家族が憩うリビングを広くとることを考えたそうです。
相続税対策も万全。古い家の思い出を残しつつ快適な新居に
「私がガーデニングが趣味なので、リビングは南向きにしてソファに座っていながらベランダのグリーンが楽しめるよう設計してもらいました」と奥様。室内には、以前のお宅で使っていた50年前のランプや、亡くなったお祖父様が愛用していた下駄などがさりげなく飾られ、新しい家のなかに、昔の家や家族の思い出が点在しています。
「庭にあった石灯籠もね、玄関脇にちゃんと残されていて本当に嬉しかったですよ」と、お母様。以前のお宅は2階建で、古くて急な階段を上り下りしていたそうですが、新しい自宅部分はバリアフリーのワンフロア。日照・風通しの良い4階にありますが、ホームエレベーターがあるので以前のような大変な思いをしなくても大丈夫です。 「生活がとても楽ですね。今では建て替えてよかったと思っています」とお母様も笑顔を見せます。
「ローンも、住宅ローンではなくアパートローンにして、母と私の出資比率も7対3に。相続税対策やその他の税金対策もしっかり考慮しました。これも、旭化成さんが親身になって相談にのってくださったおかげだと感謝しています。住み慣れた家を取り壊して新しい家を建てるのは、それなりに大変でしたが、今となってみれば、思い切って決断してよかったと思っています。」とM氏は満足そうに語られました。