ご計画から完成までのストーリー
周辺の開発とあわせて、次代に向けた土地活用を
賃貸住宅と駐車場のあった土地の新たな活用を計画されたT氏。
「建物が老朽化し、次代に向けて不動産を再構築する必要があると思っていたところ、周辺で新たな開発の動きがあり、それらと連動して活用をしようと考えました。そこで以前にも建築実績のある旭化成ホームズに依頼をしました」とT氏はおっしゃいます。
将来を見据え、土地を最大限に有効活用するという課題をいただき、ご提案したのが近年需要が高まっている「ペット共生型賃貸住宅」です。近隣には遊歩道や川の堤防があり、ペットとの暮らしに最適な環境のため、付加価値を高め差別化を図るために有効な手段だと判断しました。
複雑な条件をクリアし、敷地を最大限に活用
ご提案したのは、3階建の店舗併用・ペット共生型賃貸住宅。賃貸住戸は2LDK、1SDK、1LDK、1Kを組み合わせています。
「今後、賃貸住宅の大量供給が予想される中、ペット共生という明確なコンセプトでターゲットを絞った提案には説得力がありました。旭化成ホームズならではのバリエーションのある間取りも、いろいろな入居者の好みに合うのではないかと考え、プランにも賛成しました」とT氏。
奥様も「はじめはペット共生と聞いて建物の汚れ等の心配をしましたが、入居審査やしつけ教室などのフォロー体制の説明を受けて安心しました。入居される方はペットと一緒に暮らし、散歩等で適度な運動をすることで、楽しく健康で幸せな生活ができるのではないかと考えるようになりました」と微笑まれます。
敷地が2つの用途地域にわたるなど、複雑な建築条件がありましたが、共用部を中央に取り、各住戸を周囲に配置することで敷地を最大限に活かすプランに。また、敷地に沿って建物を雁行させることで各住戸の独立感も高め、同時に採光・通風に優れた角部屋を増やしています。
条例・用途地域等への対応に関しても、T氏が計画前からご尽力いただいていたおかげで、細かい点まで市と相談しながら、市のニーズも踏まえた枠組みの中でまとめあげることができました。
将来を見据えてあらゆる可能性に備えたプランに
さらにT氏のご要望で3階建ながらエレベーターを設置。高齢社会への対応も視野に入れるなど、あらゆる可能性に備えたプランとなっています。
前回の計画と同様に30年一括借上げシステムを採用され、完成後すぐに満室となった後も入居希望が続く人気の物件となっています。
「自分が住みたいと思える建物ができて、営業・設計のお二人には感謝しています。きっと入居されている方にもペットにも満足してもらえると思います」とのお言葉をいただきました。