国債ってなあに?
「日本の国債の格付けが下がった」というニュースはもちろん、国債はかなり身近な言葉のひとつ。では、具体的に国債とは何か、ご紹介します。
■国債の種類

国債とは、国が債権を発行して国民からお金を借りる手法の一つです。広い意味では公債とも呼ばれます。国債は発行の目的によって「歳入債(普通国債)」と「融通債」「繰延債」に分かれます。また、償還期間の違いから20年以上の国債を「超長期債」、10年ものを「長期国債」、2年、4年、5年、6年ものを「中期国債」、そして、3カ月と6カ月ものを「短期国債」と呼んでいます。さらに、満期時の償還条件の違いによって、「利付債」と「割引債」に分かれます。一般には、公共事業などの歳出資金を補うための「建設国債」とそれ以外の国債である「特例国債(赤字国債)」がよく知られています。現在、国債の発行残高は約400兆円にのぼると言われています(2002年)。
■個人向け国債は1万円から購入できる
国債は、法人であれ個人であれ、原則として誰でも購入することが可能です。ただし、すでに発行されている国債と取り替えるために発行される「割引短期国債(TB)」と、国庫が一時的な資金不足を補うための「政府短期証券(FB)」は、個人では購入できません。個人向け国債は、額面1万円単位で購入できます。ただし、郵便局で国債を購入する場合には、郵便貯金の限度額と同じで、1回当たりの購入金額は1000万円までです。現在は、半年に一回利子が支払われ、満期時に元本が返却される利付国債が中心になっています。また、2000年6月からはその時の10年利付国債の金利に連動して利子の額が変動する「15年変動利付債」が登場しています。利付国債の利子には20%の税金がかかりますが、65歳以上の人等が購入する場合は、マル優や特別マル優を使うと非課税になります。(利用する際には諸条件がありますので、詳しいことは問い合わせの上確認してください)。
■国債の格付けってなあに?
以前、日本の国債の格付けが下がったことが報じられたことがありました。債券の格付けについてはムーディーズ社のような民間の格付会社が独自の判断で行っているものです。国債の元金や利子が償還時に発行時の条件のまま返済されるかどうかの「債務の返済能力」の確実性を評価基準にして決めています。評価は、わかりやすいようにAAA(トリプルA)、A(シングルA)、BB(ダブルB)表示で行われるのが一般的です。日本の国債の格付けが下がったと報じられたのは、日本政府や金融機関に対する信用度が下がったことが原因のように思われます。日本政府は「国債は最高の信頼度の高い金融商品である」ことを強調していますが、投資の責任は全て自分に返ってくるものですから、よく考えて行うようにしましょう。