旭化成メディカル
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Q&A(原理・技術)

  1. Q1. 黄疸計は何を測っているのですか?
    Q2. 黄疸計の測定原理は?
    Q3. 黄疸計JM-102とJM-103,JM-105の測定原理は同じなの?
    Q4. 黄疸計JM-103とJM-105はどこが違いますか?
    Q5. 黄疸計の値と採血式で測定した血清ビリルビン濃度(TSB)に乖離があります。故障でしょうか?
  2. Q1. 黄疸計は何を測っているのですか?
    黄疸とは、身体にビリルビンが過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄染する(黄色く染まる)状態です。
    コニカミノルタ黄疸計は、この皮膚の黄染の度合いを、光を使って数値化する医療用測定器です。
    皮膚の黄染の度合いと、黄染の原因である血液中のビリルビン量は、通常は高い相関があります。
    黄疸計JM-102は黄染の度合いを独自の数値で表示していましたが、JM-103/JM-105からは相関のある血清ビリルビン濃度相当値を表示しています。
    血清ビリルビン濃度(Total Serum Bilirubin)はTSBと略されますが、黄疸計で測定されるビリルビン濃度は経皮ビリルビン濃度(Transcutaneous Bilirubin)であり、TcBの略字が使われます。
    TcBとTSBは通常は、高い相関がありますが、対象が皮下と血清中の異なるものを測定していますので、コニカミノルタ黄疸計の表示値(TcB)は血清ビリルビン濃度(TSB)そのものではありません。

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  3. Q2. 黄疸計の測定原理は?
    黄疸計の基本測定原理は青色と緑色の光を皮膚に照射し、戻ってきた光の比率をもとに皮膚の黄染度を計算、表示します。
    黄染(黄疸)の原因となっている皮膚内のビリルビンは、青色の光は良く吸収し、緑色の光は殆ど吸収しません。
    肌に黄疸計を押し当てると肌の内部に向かって光が照射されます。この光は肌の内部を通ってその一部が受光部に返ってきます。(図1)
    図1
    そこで返ってきた光の強さを測ってみると、黄疸が強いほど青色の光は吸収され返ってくる光が弱くなります。それに対して緑の光は黄疸の強さに関わらず返ってくる光は同じになります。(図2)
    図2
    このような性質を利用し、皮膚から返ってきた光のうち緑の光と青の光の割合を測ることで、黄疸の強さ(黄染の度合い)を数値化することが黄疸計の基本原理です。
    ヘモグロビンとビリルビンの吸光係数
    コニカミノルタ黄疸系では、青色(中心波長450nm)と緑色(中心波長550nm)の光を測定しています。

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  4. Q3. 黄疸計JM-102とJM-103,JM-105の測定原理は同じなの?
    黄疸測定の基本原理は同じですが、JM-103ではJM-102では解消できなかったメラニン色素や皮膚の成熟度による影響を最小限におさえて測定することができる機構が加わりました。

    プローブの先端を新生児の前額部か胸骨部に押し当てることにより内蔵のキセノン管が発光し(1)この光がガラスファイバーを通じて皮膚表面から皮下に照射されます(2)。照射された光は、皮膚中で散乱・吸収を繰り返しながら後方散乱光として受光側ファイバーに戻ってきます(3)。受光側ファイバーへの入射光のうち、組織の浅い部分からの後方散乱光は主にファイバー内芯( 短光路側) を、深い部分からの後方散乱光は主にファイバー外芯(長光路側) を通って(4)2波長受光素子に到達します(5)。
    黄疸計JM-102とJM-103,JM-105の測定値原理
    JM-103では、このように長光路、短光路で計算される値を処理することで、表皮や真皮に共通した部分は差し引かれた、皮下組織部分のみによる青色、緑色の2波長域の光学的濃度差から黄疸の強さ(黄染度)が求められます。
    JM-103の後継機のJM-105でもJM-103と同じ光学系が使われておりJM-103とJM-105はデータ互換があります。

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  5. Q4. 黄疸計JM-103とJM-105はどこが違いますか?
    測定原理、測定光学系はJM-103とJM-105は同一です。測定値には互換があります。
    JM-105では、発光の安定化により、単回測定の測定バラつき(繰り返し誤差)がJM-103の約半分になりました。
    JM-105の最大の特徴はJM-103の4.2倍の面積の大型タッチパネルディスプレイを採用し測定値を3回同時表示ができる事です。
    バッテリー充電時間がJM-103の16倍の速度で約2時間でフル充電できるようになりました。

    測定結果を100件(1件最大3回の測定値)を本体に記録できるメモリモードでの測定、メモリーデータを標準付属品 ドッキングステーションJM- A33(充電機能、リーディングチェッカー機能付き)にセットすることで電子カルテにメモリデータを転送する出力機能なども付加されました。

    ※専用PCソフトJM-S1wが必要です。

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  6. Q5. 黄疸計の値と採血式で測定した血清ビリルビン濃度(TSB)に乖離があります。故障でしょうか?
    黄疸計と採血式血清ビリルビン濃度とで値が乖離する原因は以下の通り複数あります。
    1. 黄疸計自身の器差の問題
    黄疸計に限らず測定器には機器毎にいくらかの値のズレがあります。また同じ機種でも経年変化で値がズレて来ます。
    2. 黄疸計測定時に発生する誤差
    2-1. 機器の使用で発生する誤差
    黄疸計は光学的な測定をしております。測定器の傾きによっては、受光量に増減が出てくる事もあり、測定値がズレることがあります。
    測定時には
    (1)機器が測定部位に対し垂直となるようしっかりと保持し、ゆっくりと押し下げて測定をする。
    (2)平均測定(推奨3回)を行うようにする。
    ことで、傾き誤差を少なくすることができます。
    2-2. 被測定者に由来する誤差
    (1)TcBとTSBの相関がくずれている被験者を測定している場合
    出生後24~48時間以内では皮膚の成熟度合いが未熟なため、血清ビリルビン(TSB)の上昇に対して、経皮ビリルビン濃度(TcB)は相当数低く出る傾向があります。
    また、光が当たる事によって経皮のビリルビンは水溶性になり血液に溶ける事から光線治療中及び治療後24時間程度、あるいは屋外光が当たった皮膚部位のTcB値は低くなります。
    (2)TSBが急速に上昇している被験者を測定している場合
    TSBが急激に上昇している際には、血清ビリルビン濃度の上昇と、皮膚が黄染されるスピードに乖離が生じます。
    更にTcB測定した時間と採血する時間にも時間差が生じますので、TcB測定した時のTSBと採血した時のTSB自体にも差異が生じます。
    日齢が浅い場合には皮膚が未成熟なためビリルビンの皮膚への分布が少なく、同様に乖離が発生します。
    黄疸計は非観血でリアルタイムに経皮ビリルビン濃度が測定できますので、単一のTSBの測定値だけではなく、継続したTcBのモニタリング(こまめな測定)によって、黄疸の進展度合いを観察するという黄疸管理を特に推奨致します。
    (3)光線療法などで測定部位が一定量の光を浴びている場合
    光照射により、まずは皮膚に存在するビリルビンが水溶性物質に変化し体外に排出されるためTSBに先行して低くなります。
    また、日齢が経過した場合には、自然光の基で光線療法と同じ作用が働き、TcBが低くなります。
    (4) 測定部位による誤差
    血清値と皮膚の黄染度合いは血流分布、皮膚組織の黄染されやすさの違いなどで、異なってきます。
    黄疸計JMシリーズでは、血流量の多い胸骨部か前額部での測定を推奨しています。
    血流の少ない部位が皮下組織が角質化している部位は、皮下組織のビリルビン濃度(TcB)が低くなっている場合があります。
    2-3. 採血式測定値の誤差
    血清総ビリルビン測定の基準機はHPLC(高速液体クロマトグラフィ)で、黄疸計JM-103もHPLCでの相関を確認しております。
    一方、臨床現場でお使いの血清ビリルビン濃度測定はHPLCではなく、比色法、ジアゾ法、酵素法など様々な手段が使われており、HPLCとの間に誤差を有しています。

    1985年当時の厚生省がTSB=12.24mg/dLの凍結血液を95箇所の医療施設に送付し、その血液のTSBを各施設で測定した123件の結果が以下のようにまとめられています。
    平均すると、HPLCよりも1mg/dL高く、3mg/dL以上高く出たデータも相当数あります。
    採血式測定値の誤差
    各施設でのTSB測定値との相関はご使用のコニカミノルタ黄疸計と同時採取した血液での施設TSB測定値を相当数(光線治療適用児を除き)を集めていただき確認いただく必要がございます。

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