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ステロイド薬による治療
潰瘍性大腸炎の中等度から重症の場合の治療で、多く用いられている薬としてステロイド薬(副腎皮質ホルモン)が挙げられます。腸管の炎症だけでなく全身にわたって炎症を抑えるので、全身合併症を軽減する効果があります。強力な抗炎症作用があることからステロイド薬はさまざまな病気に用いられていますが、その副作用もかならず考慮されるものとして取り扱われています。症状が重い活動期や急性期に集中して用い、症状の軽減にあわせて徐々に投与量を減らしていき、最終的には投与を中止するようにします。
ステロイド薬とは?
副腎という臓器から分泌されるホルモンの一種で、人間が本来持っている物質です。しかし、薬として人体に大量に投与すると、副腎が自分でホルモンを分泌しようとする機能が低下してしまいます。したがって、長期間もしくは、大量に投与していたステロイド薬を、急に中止すると、体の中で、副腎皮質ホルモンが急激に不足してしまい、ショック状態になる場合もあります。また、投与量の減量の過程で、炎症が再燃したり、悪化したりする場合(リバウンド現象)があります。投与を中止する場合、医師は、ステロイド薬の効果を損なうことなく、副腎の機能が回復するように、慎重に少しずつ投与量を減らしていくのです。副作用が怖いからといって、医師の指示なく、投与量を変えることはとても危険です。
ステロイド薬のおもな副作用
・顔がむくむ(満月様顔貌・ムーンフェイスなどと呼ばれています)
・皮膚症状(にきび・多毛症・しっしんなど)
・食欲増進(体重増加)
・精神症状(イライラ・不眠・うつ・軽い興奮状態など)
・眼症状(緑内障・白内障など)
・骨粗鬆症
・その他(血圧上昇・筋力低下・かぜなどの感染症にかかりやすくなるなど)
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