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小林綾子さんインタビュー
写真提供:NHK
1983年に放映されたNHK朝の連続テレビ小説『おしん』でヒロインの少女時代を演じ、「おしんブーム」を巻き起こした小林綾子さん。現在も女優として、ドラマ・舞台・映画で活躍する一方、情報・教育番組などにも出演しマルチな才能を発揮する。学業を優先し大学生活も謳歌した十代、二十歳のときの初舞台を契機に女優としてステップアップを果たした二十代。確実にキャリアを積み重ね、公私ともに充実の日々を送る小林さんの、バイタリティの源をうかがった。
小林さんというと、“国民的ドラマ”と言われた『おしん』の好演を思い起こします。当時のことは覚えていらっしゃいますか。

photo今もそうですが、『おしん』という作品に特別な意識はなかったんです。確かにはじめての大役でしたが、私にとっては、それまでと変わらない、習い事の延長線という感覚でした。
私がこの世界に入ったのは4歳のときです。当時放送していた『ロボコン』に出てくるロビンちゃんに憧れて、母に「バレエをやりたい」といったら、「東映研修所に行けばバレエを習えるよ」といわれ門をくぐりました。ですから演技の勉強に行っているという意識はなくて、ずっと習字や音楽教室と変わらない、ほんとに「習い事」の一つだったんです。
『おしん』への出演も、放映50週のうちの6週間だけでした。それだけに放映後、どこへ行っても「おしんだ」と指をさされるようになって、「なんで?どうして?」という思いのほうが強かったです。

一躍有名になられて多忙な毎日をすごされたと思いますが。
仕事は土日の休日や夏休みにしていました。みんなと一緒に勉強できるとき、楽しめるときって今しかないっていう思いが強かったんです。だから学業優先で、部活動もやっていました。
ただもちろん、『おしん』に出演したから特別な体験をすることができましたし、その後、いろいろな方と出会うこともできました。そういう意味では『おしん』は、自分のなかですごく幅が広がった出来事だったと思っています。
“普通”という感覚を大切にされていたのでしょうか。子役としてトップスターとしての道を歩みながらも、十代は学業を優先されたのですね。
photo
写真提供:NHK
大学へ進学したのも、将来、女優をするにしても普通に就職するにしても、みんなと過ごす時間をもつことが絶対に大切で、そこから何かをはじめても全然遅くないだろうと思っていたところがありました。
それに小学生の頃からの夢で、将来、学校の先生になりたいと思っていたんです。姉やその友だちの大学生活ぶりを見ていて、「同じ人生を送るなかで大学生活があるのとないのとではすごく違う」とあこがれていたところもあって、受験に向けて準備をしていました。
部活動は、高校では器械体操部、大学では硬式テニスや留学生と交流するクラブに入っていたんですよ。
落ち着いた雰囲気というイメージが強いのですが、実は行動派なんですね。
人と何かをやるのが好きなんです。好奇心は旺盛のほうですね。やりたいと思ったことがあるとすぐ行動にうつすほうです。旅行も大好き。でも計画を立てて行くというスタイルではなく、とりあえず現地に行って行動を決める、気ままな旅ばかりしています。例えば、ドイツにいる友人のところに「あさって行くから」とメールをして、飛行機のチケットを取ったら返事が来なくても行ってしまうとか(笑)。悩んで後で後悔するぐらいなら、とりあえずやってみようと考えるほうなんです。
そういう意味では、先ほど学業を優先したとお話しましたが、仕事もやりたいことの一つでしたので、休業をせずに並行しながら、できる範囲でやっていました。
「好きこそ物の上手なれ」ということでしょうか。
ええ、その気持ちはどんな仕事をするうえでも大切だし、根底になることではないかなと思います。それが「継続は力なり」となって、卒業後の本格的な仕事への取り組み、そして今の自分につながっていると思います。
いうのは簡単ですが、一つのことをやり続けるのはとても大変だと思いますが。
もちろん苦しいとき、悩んだりしたときはあったと思います。けれど、自分の負担にならないようにうまく発散していたのだと思います。それが何だったのかはっきりとはわかりませんが…。
ところで、小林さんはテレビや映像だけでなく、舞台にも数多く出演されています。舞台のお仕事はいかがですか。
初舞台は二十歳のとき、芸術座『流水橋』という作品でした。「病は気から」といいますが、舞台は、ものすごくいろんな「気」に満ちたところなんです。「やる気」、「元気」、「勇気」、いろんな「気」をお客さんからもらうんですね。自分の体調やお客さんの舞台に対する感じ方にもよると思いますが、日によっては、それらの「気」に押しつぶされそうになることもあるし、反対に演じるためのパワーになることもあります。それがライブの醍醐味なのでしょうけれど、本当にテレビや映像とはまったく違う感覚があります。
テレビドラマでは、女医を演じることも多いようですね。普段は患者側ですが、医療側の立場になって感じたり思ったりしたことはありますか。
photoことばの面白さというのでしょうか、例えば、「大丈夫ですよ」も、いい方一つでほっとすることもあれば、不安になることもあります。声のトーンや表情、目線、姿勢などで、すごく相手の感じ方が違うんですね。女優と医師を同一の“表現者”とくくることはできませんが、「対話のなかでの表現に気を配る」という点では共通性があると思います。医療の場面では、患者側はとにかく先生のほっと安心できる一言を待っています。だから相手に対する思いやり、やさしさをもった表現で対応することが、医療関係者の方にとっては大切なんだろうなと思います。
最後に、サイトを訪れた方にメッセージをお願いします。
長いスパンで考えると、どんなことも山あり谷ありで、いいときもあればそうでないときもあると思っています。逆にいえば、どうしようもないこともよくなることがある。そんなときは一つ目標をもつと人間ってそれに向かって頑張っていこうという気持ちが自然と働きます。どうしたらいいのかということもいろいろ考えます。ですから小さなことでいいので目的をもって、そこに向かって進む。失敗しても絶対次のステップになると考えながらチャレンジすることが、生き方の一つのコツかなと思っています。
小林 綾子(こばやし あやこ)女優
1972年生まれ。東京都出身。立命館大学文学部英米文学科卒業。
4歳のときから東映アカデミーに所属。'83年にNHK朝のテレビ小説「おしん」でヒロインの子ども時代を好演し、“おしんブーム”を巻き起こした。翌年「序の舞」で映画デビュー。'92年芸術座「流水橋」で初舞台を踏む。大学卒業後、女優に専念。最近では、テレビドラマ及び舞台上演もされている「剣客商売」(フジテレビ)で主人公・秋山小兵衛の40歳年下の妻・おはるを、「渡る世間は鬼ばかり」(TBSテレビ)では産婦人科医・本間由紀を演じ好評を博す。また、旅番組のレポーターや、「中高年のためのパソコン講座」(NHK教育テレビ)のアシスタント司会なども務める。
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