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白血球除去療法に期待される役割
ステロイド抵抗性・依存性の患者さんへの新たな選択肢

 ステロイドを用いても緩解導入が果たせないステロイド抵抗性の患者さん、あるいは効果を得られていても投与を止めるとまた症状が悪化してしまうステロイド依存症の患者さんの場合、これまでは症状改善の最終手段として手術療法のみの選択しかありませんでした。
 しかし、白血球除去療法を用いることにより手術回避の可能性やステロイドの減量や離脱が期待されるようになり、また、免疫抑制剤であるシクロスポリン持続静注療法を用いることで緩解導入が可能になるケースが増えてきました。前述した「潰瘍性大腸炎治療指針改訂案(2002年版)」では、重症・難治例に対して白血球除去療法が有効であると記されていますが、当教室の経験から、重症例でシクロスポリン持続静注療法が有効性が高く、ステロイド抵抗性・依存性で中等症(全大腸炎型や左側大腸炎型など)の、患者さんに対しては白血球除去療法が有効性があると考えています。
 ただ当教室の成績は、さまざまな治療法を試みても効果が得られなかった患者さんを対象としていますので、一般の施設より白血球除去療法の有効性が低いデータが出ている可能性があり断定には至っていません。

●白血球除去療法の長所と短所
○長所
前述のようにステロイド抵抗性の患者における手術回避、ステロイド依存症の患者におけるステロイド離脱などが期待できるとともに、今までのステロイドの使い方を変えていくことができるのではないかと思います。そして強調しておきたいメリットは、副作用がほとんどないということです。LCAP療法の副作用については、一般的に体外循環治療でみられる一過性の吐き気、発熱、腹部圧迫感、頭痛などが報告されています。
○短所
ステロイド治療に比べて即効性は劣ります。中等症なら原則週1回の治療を5回行うのが1クールとなっているので、数日で効果があらわれ1〜2週間で症状が改善するステロイド療法よりは遅いといえます。また、実施できる施設が限られており、通院で治療を受けることになるので、時間的な制約が大きいという面もあります。その解決策として、今後は週2回など実施回数を増やしたり、1回の血液処理量を増やすことで治療効果が高まるかどうかを検討する必要があります。
5. 白血球除去療法にかかる期待