UC WAVE ONLINE
トップページへ
Wisdom
Action
Vitality
My experience
Voice & Voice
  Relaxation  
  Cooking  
Effect
UC関連のリンク集
旭化成メディカル株式会社
UC-WAVE
CC Japan LCAP療法 医療機関検索
UC治療の最新の話題
Wisdom
解明が進むLCAP療法の作用
LCAP療法の作用に新たな可能性

 潰瘍性大腸炎(UC)やクローン病などの炎症性腸疾患に用いられる治療法には、白血球除去療法をはじめ、薬物療法や栄養療法などがありますが、いずれもどのように作用して効果を発揮しているのかは、実は部分的にしか明らかになっていません。しかし、間違いなく治療効果があることが確認されているため、患者さんの病態に合わせた治療法としてそれぞれ確立されてきました。
 白血球除去療法の一つであるLCAP療法では、血液を極細ポリエステル繊維の不織布を充填した白血球除去器(カラム)に通し、炎症にかかわる活性化した白血球(顆粒球、単球、リンパ球)や血小板を捉えて除去します。この治療法ではこれまでに三つの作用が報告されています。一つは活性化した白血球を取り除くことで炎症にかかわる細胞を減少させる作用。もう一つは血小板を取り除くことで腸を傷付ける活性酸素の産生を減少させる作用。三つ目は白血球がカラムを通過する過程で何らかの刺激を受け、炎症を抑制するはたらきをもつ物質の産生が増加する作用です(表)。
 しかし、この三つを明確に裏付ける根拠はまだ十分得られていません。腸ではたらく白血球のうち、例えばリンパ球は、腸間膜リンパ節で分化・増殖したあと腸へ入り、そこでは役目を終えて死滅するので、一度腸に入ったリンパ球は外へ出ないのです。そうすると、UCにかかわる細胞が体内を循環しているわけではないのに、なぜLCAP療法で腕や太ももの血液中から白血球を除去することで、大腸の炎症が治まるのかという疑問が生じます。そこで我々は、特定の細胞を除去するといったこととは別次元の作用もあるのではないか、と考えたのです。

●これまで報告されてきたLCAP療法の作用
  1. 活性化した白血球(顆粒球、単球、リンパ球)の除去
    →炎症にかかわる細胞(責任免疫担当細胞)の減少による作用
  2. 活性化した血小板の除去
    →活性酸素の産生減少による作用
  3. カラム通過により白血球を刺激
    →炎症を抑制するはたらきをもつ物質(炎症抑制性サイトカイン)の産生増加による作用
2. LCAP 療法は傷付いた腸の治癒を促す作用がある!?