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解明が進むLCAP療法の作用
難治例、重症例に対しても改善効果を示すLCAP療法

先生写真 近年、サイトメガロウイルス感染症などを合併しておらず、適切にLCAP療法が行われた場合、非常に深い潰瘍を伴う難治例、重症例のUC患者に対しても、LCAP療法が改善効果を示すという報告が増えています。しかし、活性化した白血球を除去し炎症を抑える作用だけでは、このような腸の上皮(内面を覆う細胞層)組織が傷付きはがれているような深い潰瘍に対する改善効果は説明できません。つまり、LCAP療法は、腸の上皮組織の再生・修復に関与する作用をもつのではないかと考えています。
 腸の上皮組織の細胞の寿命は3〜5日ともっとも短いため、腸に出てきた骨髄の細胞はすぐに死滅しますが、その後も上皮組織の修復は続きます。したがって、骨髄から誘導された細胞は、腸の上皮組織を再生させるはたらきをもつ幹細胞に作用し、その分化・増殖を助けるはたらきをしているのではないかと推測しています。
 これまで行ってきた一連の研究から、LCAP療法は、活性化した白血球を大量に除去することで骨髄から新しい細胞を引き出し、その新しい細胞が潰瘍の治癒を促すようにはたらく“きっかけ”になっているのではないかと考えています。つまりLCAP療法は、UCの炎症を抑える作用に加え、腸の組織の再生・修復を促すもう一つの作用を合わせもつ治療法だと考えられるのです。これは、これまで報告されてきた作用とは違う、まったく新しい視点からの作用です。

  • サイトメガロウイルス
    ヘルペス科のウイルス。一般的に弱毒性であるため、健康な人に感染しても発症することはあまりありません。しかし、糖尿病や悪性腫瘍、膠原病などの基礎疾患があったり、免疫抑制剤などを使用していて感染症に対する抵抗力が低下している場合に、肺炎や肝炎などの重篤な病気を起こします。
  • 幹細胞
    血球成分や臓器、組織に分化する細胞で、神経系、造血系、肝臓、膵臓などに分化する幹細胞の存在がこれまでに明らかにされています。現在、このような幹細胞を応用して、病気で損傷した生体の機能を再生・修復させる研究(再生医学)が各疾患領域で進んでいます。
4. LCAP療法の作用を解明し、患者ニーズに応えたい