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外科的治療領域における白血球除去療法への期待
手術適用例の約3分の1が重症例、約3分の2が難治例

 潰瘍性大腸炎(UC)の患者数は徐々に増加しており、全国で77,571名と報告されています。UCは未だ原因が不明で根治的な治療法は見出されていませんが、薬物療法を中心とする内科的治療を基本に、症状に合ったさまざまな治療法が開発され、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)を長期にわたって支えることが可能となっています。
 しかし、内科的治療では対処が難しい場合には、大腸を手術で摘出する外科的治療が選択されます。手術適応については、旧厚生省研究班によって「絶対的適応」と「相対的適応」という選択の目安となる基準がつくられており(表)、患者さんの状態に応じた手術が行われるようになっています。
 手術適応となった患者さんの背景を見ると、およそ3分の1弱が重症の患者さん、3分の2はステロイドを使っても改善がみられない、あるいはステロイドが減量できないような難治性の患者さんです。後者には、薬物の副作用から内科的治療の継続が困難であったり日常生活や社会活動に困難が生じている方が含まれます。
 横浜市立市民病院では、手術を受けられた方のUC発症から手術までの経過年数は平均5〜6年ですが、なかには重症化して発症から2〜3年で手術を受ける患者さんもいます。また、10数年経過して大腸がんで手術が必要となる患者さんは全患者さんの約7%程度です。
 手術では、大腸そのものを摘出するためUCの症状はなくなるわけですが、手術後に患者さんのQOLを向上させるために手術を含むすべての治療法を適切なタイミングで行うこと、そして手術はできるだけ安全に行われることが望まれます。

2003年厚生労働省特定疾患医療受給者証交付件数
潰瘍性大腸炎の手術適応
<絶対的適応>
  1. 全身症状の急性増悪:
    重症型で強力静注療法に抗する例
    激症型で早期に好転しない症例
  1. 重篤な急性合併症:
    大腸穿孔、急性腹膜炎、中毒性巨大結腸症、大量出血
  1. 大腸癌
<相対的適応>
  1. 難治例のうち入退院を繰り返し、QOLが著しく損なわれる場合
  1. ステロイドによる副作用が出現するおそれがある例:
    糖尿病、大腿骨頭壊死、骨粗鬆症、ステロイド離脱症候群、筋症、腎症、神経症、難聴、白内障・緑内障、副腎機能不全、免疫不全、血栓症など
  1. 大腸外合併症:
    皮膚疾患(結節性紅斑、壊疽性膿皮症など)、小児の成長障害などを合併して内科的治療が困難な場合
  1. 大腸合併症:
    狭窄、瘻孔形成、膿瘍形成、著明な炎症性ポリープ
    異型上皮dysplasiaで特に隆起性病変plaque like lesion や陥凹性病変を伴う場合
潰瘍性大腸炎治療指針改訂案
厚生省特定疾患難治性炎症性腸管障害調査研究班(平成6年度研究報告書)
2. より安全なUC治療の実現に貢献するLCAP療法