UC WAVE ONLINE
トップページへ
Wisdom
Action
Vitality
My experience
Voice & Voice
  Relaxation  
  Cooking  
Effect
UC関連のリンク集
旭化成メディカル株式会社
UC-WAVE
CC Japan LCAP療法 医療機関検索
UC治療の最新の話題
潰瘍性大腸炎治療における白血球除去療法の進展と将来展望
炎症を抑える治療から免疫異常を調節する治療に

日比 UCの患者さんは、毎年2,000〜3,000人のペースで増え続けており、厚生労働省特定疾患医療受給者証の交付件数は8万311人(平成16年度)です。UCは、20歳前後の若い方に多発する特徴がありますが、最近は50、60歳代で発症する方も増えてきています。近年、UC研究の進展は目覚しいものがありますが、残念ながらUCの原因は未だに明らかになっていません。そのため、現段階では「炎症をすみやかに抑えて症状を鎮静化させ(緩解導入)、その状態をできるだけ長く保つ(緩解維持)」ことを目的に治療を行います。
 緩解導入には、(1)腸管の炎症反応を抑える薬剤、(2)免疫反応を抑制する薬剤を患者さんの症状に応じて使い分けます。
 腸管の炎症反応を抑えるためには、主に5-アミノサリチル酸(5-aminosalicylic acid:5-ASA)製剤としてサラゾスルファピリジン(salazosulfapyridine : SASP)やメサラジン(mesalazine)が使用されます。多くの場合、炎症反応と免疫反応をともに抑える副腎皮質ホルモン製剤(ステロイド)が使用されます。しかし、ステロイドだけでは緩解できないこともあり、このような場合は免疫反応を強力に抑えるためにシクロスポリン(ciclosporin : CsA)やタクロリムス(tacrolimus hydrate : FK506)などの免疫抑制剤が使用されることがあります。
 2001年にUCに対して保険適用が認められた白血球除去療法(LCAP療法)は、炎症に関与する細胞をからだの外に出すことにより炎症を鎮静化させる治療で、現在では緩解導入療法の選択肢の1つとして位置付けられています。
 緩解維持には、主に5-ASA製剤が使用されますが、最近、海外の臨床試験でその効果が科学的に検証された6‐メルカプトプリン(6-mercaptopurine:6-MP)やアザチオプリン(azathioprine:AZA)が使用されるようになってきました。
 UCの病態追求の研究や薬剤開発の進展に伴い、UC治療は炎症反応の抑制に加えて免疫異常の調節を目的とする治療に変わってきました。

3. UC治療に不可欠な内科と外科の連携が向上