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潰瘍性大腸炎治療における白血球除去療法の進展と将来展望
UC治療に不可欠な内科と外科の連携が向上

棟方 厚生労働省のUC調査研究班(武藤徹一郎班長:1999年)で、ステロイドの副作用について調査をしたことがありますが、UCそのものよりもステロイドで人生をボロボロにしている患者さんの実態が明らかにされました。なかには10g相当量のステロイドを服用している患者さんもいて、UCよりもむしろステロイドによる骨粗鬆症や大腿骨頭壊死症などで苦しんでいる患者さんの存在が大きな問題となりました。

渡辺 ステロイドが効くことに間違いはないのですが、ステロイドの使い方を誤っている例が非常に多いのも事実です。この点においては、医師はステロイドの使い方、適切な薬物療法について徹底的に見直さなくてはならないと思います。

福島 UC治療には、薬物を用いる内科的治療と外科的治療(腸の切除術)があります。UCの手術は、(1)全身の症状が急激に悪化した場合、(2)重い急性の合併症が生じた場合、(3)大腸癌を合併している場合に必須です(表1)。「UCの症状に改善がみられず、大量のステロイドを投与し続けなければならない」、また、「ステロイドによる治療でも十分な効果が得られないステロイド抵抗性」、あるいは「ステロイドを減量または中止すると症状が悪化するステロイド依存性」の患者さんについては、ステロイドによる悪影響を増大させないために手術を検討することになります。この場合、患者さん、内科医、外科医の3者でよく話し合いをして手術の可否を決めます。このようにUC治療においては、内科と外科の協力体制は不可欠です。UC研究や薬剤、治療の進歩とともに、より早い段階で外科的な治療が検討されるようになり、手術の安全性は向上しています。

高後 内科と外科のチームワークが大変よくなった背景には、ここ7〜8年の間でインフォームド・コンセントセカンド・オピニオンの考え方が、患者側・医療者側双方に浸透してきたことも関係しているように思います。内科的、外科的治療の進歩ももちろんありますが、このような意識の変革も治療に変化をもたらしている要因の1つであると思います。いずれにせよ、手術選択のタイミングを失わずにすむようになってきたことは大変好ましい変化であると思います。

●インフォームド・コンセント(informed consent:説明と同意)

患者さんは自分の病気と医療行為について知りたいことを“知る権利”があり、かつ治療法を自分で選択する“決定する権利”を持つとし、治療を始める前に医師と患者さんが十分に話し合うことです。

●セカンド・オピニオン(second opinion:第二の意見)
治療法を決定する際に、主治医以外の医師の診断や治療方針を参考にすることです。日本でも治療法の選択決定について主治医の意見だけでなく、他の医師の意見も参考にするという人が増えています。
4. より的確な治療方針の羅針盤 ―治療指針改訂案とガイドライン―