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潰瘍性大腸炎治療における白血球除去療法の進展と将来展望
UC治療の将来展望

朝倉 高後先生がお話しされたように、LCAP療法によるUCの活動期の治療は発売後の調査で非常によい成績が出つつあります。LCAP療法の今後の主な課題は、ステロイドを使わなくても緩解導入できるかどうかということと、緩解した後の維持療法としての可能性です。
 維持療法については、患者さんのQOLの向上にも結び付くことから、厚生労働省の班会議の重要な研究テーマになると思います。

渡辺 LCAP療法は短期的効果だけでなく、長期的な効果が期待されると考えています。LCAP療法には緩解導入効果があることに間違いはありません。LCAP療法の新しい作用機序が一時的な炎症反応の抑制にとどまらず、UCの“自然史”を変えるような治療ではないかと期待しています。そのようなことをふまえて、作用機序の解明研究に取り組みたいと思っています。

棟方 LCAP療法はUCだけではなく、他の疾患にも応用される可能性があると考えます。実際に、LCAP療法は2004年に関節リウマチへの保険適用が認められており、今後、ある種の膠原病、多発性硬化症などへと適用が広がる可能性は高いと考えています。
 UC治療におけるLCAP療法の使用については、施行のタイミングや施行回数など今後の研究次第でいろいろなことが明らかになってくると思います。

福島 米国のUC患者さんは現在約75万人といわれており、クローン病患者さんも約75万人で、合計すると炎症性腸疾患(IBD)の患者さんは約150万人になります。人口を補正すると日本の約7倍です。LCAP療法はそれだけの患者さんに寄与できるものとして発展させていかなくてはならないと思います。
 外科医の観点からは、LCAP療法の手術の安全性への寄与に注目しています。先ほど紹介したLCAP療法と手術成績との関係は残念ながら実証データがありませんが、今後、科学的な根拠に基づくデータが示されることを期待しています。また、渡辺先生が先ほどおっしゃったようなLCAP療法の新しい作用機序が、手術をより安全なものとする可能性があるとしたら、LCAP療法への期待はさらに大きなものになります。

高後 LCAP療法は、UCにおいてはじめて保険適用されました。当初、この治療法に関する情報は少なく“本当に効くのか?”と半信半疑の面もありましたが、LCAP療法はこの5年で有効性や安全性だけでなく、さまざまな可能性を示唆するデータが報告されました。将来的には、炎症性疾患だけではなく、免疫異常疾患、さらに組織の修復が必要な疾患に使用される可能性があると考えています。

日比 今後のLCAP療法の主な検討課題としては、集中的な施行による効果、維持療法への可能性、他疾患への適用などがあげられます。LCAP療法の施行回数については、1週間に2回あるいは3回の施行で緩解率、早期改善効果が向上することが示唆されており、さらに検討する必要があると考えています。維持療法への適用についても、施行回数、施行間隔などの詳細な検討が必要です。他疾患への適用については、まずUC治療においてLCAP療法の確かなデータ、つまり科学的かつ客観的に評価されたデータの集積が必須です。
 LCAP療法をより適切に、より効果的にUC治療に組み入れるためにも、また日本で開発されたLCAP療法を世界的に広めていくためにも、今後もLCAP療法の多角的な研究や検討を通し、データの集積を行っていくことが私たちの使命であると考えています。

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