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LCAP療法の作用メカニズムの解明が進みよりダイレクトな治療法の開発を促進
LCAP療法の作用メカニズムのさらなる解明が治療研究の一助に
渡辺守先生渡辺 最後に、LCAP療法の可能性を交えながら、IBD治療の将来展望についてお話しいただきたいと思います。

光山 これまでのデータと合わせLCAP療法には、炎症の抑制と組織の修復・再生を促進するという複合的な作用があると考えていますが、LCAP療法の作用メカニズムとの関連性については、さらなる検討が必要です。また、LCAP療法の有効性に最も関与している因子についても、さらに検討する必要があります。それにより、より効果的な治療が望めるようになると考えます。
 一方、治療においては、UCは癌化の問題があります。免疫のバランスを是正し、炎症を抑制することも大切ですが、癌化抑制を視野に入れた治療が重要になってくると考えています。

安藤 今後は、LCAP療法の効果を期待できる患者さん、つまりLCAP療法に適した患者さんを予測できるようになることが望まれます。また、LCAP療法をより効率よく行うための手技(1回の施行時間や処理する血液量)の検討も必要だと思います。
 UC治療の研究テーマについては、現在、私たちは腸内細菌をターゲットにして治療研究を進めています。

金井 UCはCDに比べて病態がより複雑なので、正直なところ分子標的治療の開発が進まないのではないかと考えています。1つの分子を抑制しても十分な効果を得ることができないのではないかと考えています。だからこそ、「免疫バランスの是正」「組織の修復・再生の促進」という2つの作用効果をもつLCAP療法を、もっと追究していく必要があると思います。
 IBDは慢性疾患で、患者さんは生涯にわたりIBDと向き合わねばなりません。しかし、今は白血病が根治する時代です。「免疫のリセット」という視点から、安全な骨髄移植なども選択肢の1つとして検討していくことも必要かもしれないと考えます。

渡辺 UC治療は、日本、欧米を問わず、薬剤量や投与方法などに関しては改善され治療成績はよくなってきています。しかし現在の治療では、病気の進行や再発を完全に抑えることは困難です。さらに医療経済的にもより安価であることから、欧米では特に大腸切除という考え方がいまだに根強く残っています。しかし欧米でも日本でも、大腸切除手術を受けて喜ぶ患者さんはいないと思います。日本でLCAP療法が開発された背景には、大腸切除術を受けなくてよい治療法が求められていたことがあります。今後、医療経済的な問題についても解決策を検討する必要はありますが、LCAP療法が海外においてもUC治療の選択肢の1つとして、積極的に使用されるようになることを望んでいます。
 私は、UCはなぜ大腸だけに起こるのか、それをテーマにさまざまな研究を行っていますが、UCほど「表面に限定され、いかにも何かをターゲットにしている」としか思えない病気は非常に少ないと思います。逆にここにUC治療研究の鍵があると思っていますし、UCのターゲットがわからないと、根本的な治療はできません。この点をふまえて、「新たな視点」からUCをとらえ、将来の治療につなげていきたいと思っています。
 LCAP療法の作用メカニズムの解明は、UCの病態解明にもつながり、治療薬の開発の一助となります。今後のさらなる解明を期待しています。
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