UC WAVE ONLINE
トップページへ
Wisdom
Action
Vitality
My experience
Voice & Voice
  Relaxation  
  Cooking  
Effect
UC関連のリンク集
旭化成メディカル株式会社
UC-WAVE
CC Japan LCAP療法 医療機関検索
UC治療の最新の話題
Wisdom
小児潰瘍性大腸炎の実態と治療
小児UC患者は増加傾向にあり、現在、約5,000人

余田 日本のUC患者は、成人、小児共に年々増加しています。最近の厚生労働省の報告(平成20年度特定疾患医療受給者証交付件数)では、UC全体の患者数は約105,000人です。そのうち15歳未満の小児患者数は約4%(約4,000人)といわれていますが、実際はもう少し多く、5,000人前後ではないかと思っています。小児UCの発症には男女差はありません。好発年齢は25〜29歳がピークですが、発症する年齢は低下傾向にあります。しかし、1歳以下の発症は多くはありません。

鈴木康夫先生 鈴木 私たちの施設は、小児から成人までのUC患者さんを診療しますが、小児といっても15歳前後の中学生が多いです。しかし、以前と比べて中学生以下のUC患者さんが増えていることは実感しています。

余田 小児UCが増加している背景に、大きく2つの要因が関係していると考えます。1つは食生活の欧米化です。欧米では、遺伝的要因の関与も指摘されていますが、欧米人と日本人の遺伝的背景は大きく異なるにもかかわらず、日本でも小児UC患者が増加しているのは食生活などの環境的要因が大きく影響していると考えます。もう1つは検査機器をはじめとする診断技術の向上によりUCを見分けられるようになったため、それが今の患者数に反映されていると思います。

鈴木 診断技術はここ数年、大きく進歩しました。小児への内視鏡検査も技術の向上により可能になり、より早期に、より確実にUCの見分けがつけられるようになりました。

●特定疾患医療受給者証

UCは、国が定める医療費助成制度対象の特定疾患です。最寄りの保健所に申請すると「特定疾患医療受給者証」が交付されます。患者数は、この受給者証の交付件数に基づき報告されています(難病情報センター参照 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/009.htm )。小児では、都道府県・市区町村が行っている「乳幼児医療費助成制度」が適用される場合もあり、特定疾患医療受給者証を申請しないケースもあります。その点を勘案すると、現在の小児UC患者数は約5,000人と推計されます。

2. 小児UCは発症時に重症、急激に症状が悪化するケースが多い