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インテンシブ療法:より積極的な白血球除去療法を可能にするインテンシブ療法

===2010年には診療報酬改定により、週2回以上施行するインテンシブ療法が保険適用になりました。より積極的な白血球除去療法を可能にするインテンシブ療法についてお聞かせいただけますか。

日比 この10年間で、白血球除去療法を週2回以上行うインテンシブ療法に関するデータが蓄積され、保険適用条件が改定されました。インテンシブ療法の一番のメリットは、より早期に効果が得られるということでしょう。従来の週1回法では、治療開始4週目あたりから寛解が得られる例もありました。インテンシブ療法では週1回法よりも1〜2週間早く効果が得られます。週に複数回通院できる患者さんでは、外来治療でも週2回または3回の白血球除去療法を行い、“一気に効果を得て、元気になってまた仕事をする”ということが可能になります。

澤田康史先生 澤田 私も、中毒性巨大結腸症の激症のUC患者さん6例に対して週3回の白血球除去療法を行いました。その結果、6例中4例の患者さんにおいて巨大結腸症が改善し、寛解導入できました。重症の患者さんであっても、白血球除去療法を週3回行うことでかなりの効果が得られるという印象をもちました。

日比  白血球除去療法が面白いのは、“効く”という患者さんには、白血球除去療法を1回、2回行うと、ご自身で効果がわかることです。“効いてきています”と言う方には、ある程度治療を継続してもいいのかなと思っています。

澤田  私も同じように感じています。白血球除去療法施行3回目くらいでまず出血量が減ってきて、その次に遅れて便回数が減ってきます。腹痛が早めに消失する患者さんは、“効いている”と実感するようです。

日比  患者さんの感覚は主観的なようで、実は治療効果を最もよく表現しているのではないかと感じています。白血球除去療法の施行回数を重ねるごとに、患者さんの腹痛に対する感覚も変わるということもあります。歩けない腹痛と歩ける腹痛、というふうに。白血球除去療法施行2回目あたりで、効果が出てくるような患者さんでは5回目くらいには著明な効果を得られます。患者さんの感覚とさまざまな検査結果の相関関係について、私たちはもっと解明しなくてはならないと思っています。

●中毒性巨大結腸症

大腸炎が急速に悪化して、大腸の動きが止まり、大腸内に毒素やガスがたまって、大腸が風船のように膨らんでしまう状態。同時に、全身に中毒症状があらわれ、3日以内に改善しなければ緊急手術の適応となります。

6. 将来展望:小児UC治療におけるファーストライン治療化への期待