ドイツでは、一般家庭においてもエコを心がけている家庭が多く、主にゴミの分別や、移動の際は極力自転車や路面電車を使う、買い物の際は必ずエコバックを持参するなど、日本では「エコ意識が高い」とされる活動が日々の生活の中に浸透していて、当たり前のこととして実践されています。
このようなライフスタイルが浸透しているのは、「環境に配慮して生活し、無駄を省く」という生活が親子代々受けつがれているからです。
例えば、水を出しっぱなしにしない、ゴミは細かく分別して捨てる、部屋の電気は小まめに消す、ゴミを極力出さないように生活するなど、幼い頃から両親に教えられ、毎日の生活の中で実践しています。
家庭だけでなく学校でも、なぜ環境に配慮しなければならないのかについて、幼稚園、小学校で教わります。学校で得た知識を、家庭でも活かす。このような教育によって、環境意識の高い国民性が育まれています。
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マインツでは、環境に配慮し移動に自転車を使う人が多いことから、自転車を借りるレンタサイクルステーションが街にいくつもあり、借りた場所以外のステーションでも自由に自転車を返すことができます。
また、食物がどのように育つかを実際に見学することを狙いとして、街で栽培されているトマトはお金を払わずに自由に持って行くことができたり、自由に借りることができる本のレンタルスペースなど、マインツならではの取り組みもあります。
ヴォーバン地区の建物では、ソーラーパネルが設置されている家やオフィスが多く見られます。
ソーラーパネル設置の目的は、単に太陽光エネルギーを活用するためだけではなく、夏は日よけとしての役割を、太陽が低い冬は部屋に日が差すように角度を調整し、1年を通じてエネルギー使用量を少なく保つことができる仕様となっています。
ヴォーバン地区では屋上に木々を植えている住宅が多いのも特徴です。
こちらも、夏は日よけとして、冬には葉が枯れて太陽光を取り入れることができるため、一般家庭も含め積極的に街の緑化を進めています。
ヴォーバン地区は街の開発当初、環境都市を目指すために、まず市電の路線を敷くことを最優先しました。その理由は、住民に公共の交通機関を極力使ってもらい、自家用車の数を減らすことを目的としていました。
また、子どもが多い地区でもあることから、街には「遊び優先道路」があり、車は最徐行をしなければならないというユニークなルールもあります。
※記事内容は(2013年7月)取材当時のものです。
フロッシュ®の母国でもある、環境先進国ドイツ。そんなドイツのエコな暮らし方や街の様子をご紹介します。今回は、マインツとフライブルグを訪れました。
ドイツでは、一般家庭においてもエコを心がけている家庭が多く、主にゴミの分別や、移動の際は極力自転車や路面電車を使う、買い物の際は必ずエコバックを持参するなど、日本では「エコ意識が高い」とされる活動が日々の生活の中に浸透していて、当たり前のこととして実践されています。
このようなライフスタイルが浸透しているのは、「環境に配慮して生活し、無駄を省く」という生活が親子代々受けつがれているからです。
例えば、水を出しっぱなしにしない、ゴミは細かく分別して捨てる、部屋の電気は小まめに消す、ゴミを極力出さないように生活するなど、幼い頃から両親に教えられ、毎日の生活の中で実践しています。
家庭だけでなく学校でも、なぜ環境に配慮しなければならないのかについて、幼稚園、小学校で教わります。学校で得た知識を、家庭でも活かす。このような教育によって、環境意識の高い国民性が育まれています。
マインツでは、環境に配慮し移動に自転車を使う人が多いことから、自転車を借りるレンタサイクルステーションが街にいくつもあり、借りた場所以外のステーションでも自由に自転車を返すことができます。
また、食物がどのように育つかを実際に見学することを狙いとして、街で栽培されているトマトはお金を払わずに自由に持って行くことができたり、自由に借りることができる本のレンタルスペースなど、マインツならではの取り組みもあります。
ヴォーバン地区の建物では、ソーラーパネルが設置されている家やオフィスが多く見られます。
ソーラーパネル設置の目的は、単に太陽光エネルギーを活用するためだけではなく、夏は日よけとしての役割を、太陽が低い冬は部屋に日が差すように角度を調整し、1年を通じてエネルギー使用量を少なく保つことができる仕様となっています。
ヴォーバン地区では屋上に木々を植えている住宅が多いのも特徴です。こちらも、夏は日よけとして、冬には葉が枯れて太陽光を取り入れることができるため、一般家庭も含め積極的に街の緑化を進めています。
ヴォーバン地区は街の開発当初、環境都市を目指すために、まず市電の路線を敷くことを最優先しました。その理由は、住民に公共の交通機関を極力使ってもらい、自家用車の数を減らすことを目的としていました。
また、子どもが多い地区でもあることから、街には「遊び優先道路」があり、車は最徐行をしなければならないというユニークなルールもあります。
※記事内容は(2013年7月)取材当時のものです。