チュニジア

独特の辛味調味料「ハリッサ」やオリーブ油を使い、
素材のおいしさを上手に引き出した素朴な味わいが魅力

チュニジアの料理

チュニジアの食文化

アフリカでもっとも治安のよいリゾート地として、ヨーロッパから多くの観光客が訪れるチュニジア。地中海をのぞむ沿岸部では、チュニジアンブルーの窓枠や扉の色彩がはえる白壁の家並みが印象的です。

アフリカ大陸の北に位置するチュニジアは、モロッコ、アルジェリアと共にマグレブ三国と呼ばれています(マグレブとは日の沈む西方の地の意)。ヨーロッパ、アラブ、アフリカを結ぶ交易の中心地として、数多くの国に支配された歴史があり、1956年フランスの保護領をへて独立しました。

国民の90%以上はアラブ人で、残りをヨーロッパ系、ベルベル人などが占めます。公用語はアラブ語ですが、ほとんどの人がフランス語も話します。イスラム教国とはいえ、比較的戒律はゆるやか。レストランやホテルではアルコール類を飲むことができ、都市部ではベールを被っていない女性を多く見かけます。西欧的近代性と古いアラブの世界が交じり合い、チュニジアの多種多様な魅力を創り出しています。

かつて「ローマの穀倉地帯」といわれたチュニジアは食材に恵まれ、果実類、野菜、魚、肉、スパイス、ナツメヤシでつくったお菓子などが食卓を賑わせています。特にチュニジアの温暖な気候はぶどうやオリーブの栽培に合い、高品質なワインやオリーブオイルが造られ、輸出も盛んです。また、乾燥唐辛子、オリーブオイル、にんにく、スパイス等で作られる独特の辛味調味料「ハリッサ」は、チュニジアの食生活には欠かせません。卓上におき、パンに付けて食べたり、料理の味付けとしてもよく使われます。

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