ハワイ

伝統的な「ポキ」や、移民文化が融合したロコフード「ロコモコ」など、
多民族性が特徴のハワイ料理。

ハワイの料理

ハワイの食文化

日本人にもおなじみの観光地ハワイ。ハワイとは、ハワイ島、オアフ島、マウイ島など多数の島々からなるハワイ諸島のことで、アメリカ合衆国の一州です。ハワイを語る上で重要なキーワードは「多民族社会」。先住民と19世紀以降に迎えた多くの各国移民が共存しています。混血人種の比率も高く、人種のるつぼと言われるそんな歴史的背景が、ハワイの食文化にも大いなる影響を与えてきました。

太平洋に浮かぶ孤島であったハワイに最初に移り住んだのは、古代ポリネシア人でした。彼らの持ち込んだタロイモ、サトウキビなどの数多くの農産物や家畜類、海からの豊かな魚介の恵みによりハワイ料理は発展していきました。土着の文化を今に伝えるハワイアンフードとしてよく知られているのは、「ルアウ(祝宴)」で供される料理。「イム」と呼ばれる土中に作られたかまどで、豚を丸ごと豪快に蒸し焼きにする「カルア・ピッグ」や、ハワイ風の刺身料理「ポキ」などはその代表的メニュー。また、タロイモをペースト状にして発酵させた「ポイ」は、古代ポリネシア人から食べ継がれた伝統的な先住民の主食。ハワイのソウルフードとも言われる象徴的な食べ物です。

これに対し、各国の移民によってもたらされ、ハワイの土地に根づいた独特の食べ物は「ロコフード(=ローカルフード)」と呼ばれ、これもまた広く親しまれています。日本、フィリピン、韓国、中国、ポルトガル、プエルトリコなど、各国の調理法をベースに地元の食材がアレンジされ、そうざい、スナック、デザート、めん料理、プレートランチ(弁当)と、さまざまなスタイルで定着しています。中でもきわ立って特徴的なのがプレートランチ(弁当)で、農場の労働力として移り住んだ各国の移民どうしが、それぞれのおかずを交換して食べたのがはじまりと言われています。今ではレストランをはじめ、フードコートや移動販売(フードドラック)などでも、さまざまな種類のおかずが白いごはんとともに1つの容器に盛りつけられ、手ごろなランチとして人気を集めています。

多民族社会を色濃く反映しているこれらの食文化は非常にユニークで、美しい自然の風景とともに、多くの観光客を惹きつけるハワイの魅力の一部になっています。

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