オーストラリア

「ラムチョップの香味焼き」や「ロブスター・カクテル」など
陽気で新しい食文化をもつオーストラリアの料理をご紹介。

オーストラリアの料理

オーストラリアの食文化

“クリスマスが夏”、“北が暑い”、南半球に位置するオーストラリアは、日本とは季節感、方向感が正反対です。日本の約20倍の面積があり、大陸全体を1つの国で占めている稀有な国です。古くより先住民アボリジニが、豊かな自然の中で狩猟採集による生活を送っていましたが、1770年ジェームス・クックがイギリスから上陸して以降、イギリスの植民地として開拓され、1901年に「オーストラリア連邦国」となった、比較的若い国家です。近年では広く世界より移民者を受け入れ、「多民族・多文化国家」と呼ばれています。

オーストラリアの定番料理といえば“バーベキュー”です。開拓時代の名残りであるシンプルかつ豪快なバーベキューは、“男の仕事”という概念が定着しているため、オーストラリアでは肉を焼くのはもっぱら男性です。公園やビーチにはバーベキュー用の設備が整い、休日ともなると人々でにぎわいます。陽気なオージーは屋外で家族や仲間と食べるのが大好きなのです。
また、食卓での必需品といえば“ベジマイト(Vegemite)”。チョコレートのような濃い茶色のペースト状のもので、味は塩辛く、独特なにおいがあるため、外国人にはなじみにくいといわれていますが、国民食と言われるほど、子供から大人まで大好物。トーストにバターを塗り、その上から塗って食べられています。

オーストラリアは比較的新しい国なので、日本の和食のような伝統料理はありません。“フィッシュ&チップス”や“ミートパイ”など、人気絶大の定番メニューはありますが、イギリス由来の食べ物です。しかし、いろいろな国からの移民者が増えた現在では、オーストラリアの食材を使って、独自性のある新しい食文化が芽生え始めています。“モダン・オーストラリアン”と呼ばれるジャンルもその一つ。フランス料理など各国料理の技法とオーストラリアの食材、アジアの香辛料などを巧みに使い、独創的な味を作り上げ、注目されています。また、街角のパブの料理なども定番化し、家庭料理としても浸透するなど、今後の食文化の行方が楽しみと言えそうです。

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