クロアチア クロアチア

内陸部の肉料理「チェヴァプチッチ」、海岸部の魚介料理「タコのサラダ」など代表的メニューを中心にご紹介。

クロアチアの食文化 クロアチアの食文化

ヨーロッパ大陸南東部、バルカン半島の北西端に位置するクロアチア。遠く離れた日本人にとっては、独立戦争や民族紛争のイメージが強いかもしれません。しかし、実際はアドリア海に面して続く海岸線の美しさをはじめ、城壁に囲まれた中世の町並みが残る最南端の地ドブロニクなど世界遺産も数多く存在し、すばらしい観光資源に恵まれた風光明媚な国です。

クロアチアはその地理的環境から、長い歴史の中でヨーロッパ大陸と地中海の影響を多分に受けてきました。食文化においても、イタリア、ハンガリー、オーストリア、トルコなど、他国のメニューを起源としたものが多くみられます。また国土は内陸部と海岸部がV字を形作るような極端な形をしており、地域によって食生活が異なります。内陸部では豊富な農作物やチーズなどの酪農品、肉類を使った料理が多くみられるのに対し、全長1778kmにも及ぶ長い海岸部では、新鮮な魚介類が多く使われます。特にアドリア海をはさみ、イタリアと対面に位置する地域では、魚介を使ったパスタやリゾット、ピザなど、本場イタリアさながらの味を提供する質のよいレストランが数多く見られます。

他国の影響を多分に受けてきたことにより、地域ごとに異なる特色を持つクロアチア料理。クロアチアを訪れた際には、各地を巡って、その土地ならではの多彩な食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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