ドイツ

長く厳しい冬に備える知恵、保存食の代表「ザワークラウト」や、
温かい家庭の味「アイントップフ」などご紹介します。

ドイツの料理

ドイツの食文化

ドイツ料理といえばソーセージ。長く厳しい冬を暮らすためにソーセージやハムのような保存食が発達してきました。昔から農家では、春に子豚を買って秋まで育て、丸々と太った豚からいろいろなソーセージを作り、次の春までの食料にしてきました。一頭の豚を無駄なく利用し、血液のソーセージ(ブラッドソーセージ)まで作ります。ソーセージや肉料理に欠かせない「ザワークラウト」は野菜の保存食です。また、豚肉や牛肉の煮込み料理は古くからどの家庭でも親しまれてきました。ドイツだけにワインビネガー漬け、塩漬け、燻製などの保存加工された肉を使うところが特色。「アイントップフ(あり合わせの肉や野菜の煮込み)」、「ザワーブラーテン(ワインビネガー漬け牛肉の煮込み)」、「カスラー(燻製豚肉の煮込み)」、「アイスヴァイン(塩漬け豚すね肉の煮込み)」などが代表的なものです。飾り気がなく、ボリュームたっぷり。実質的なドイツの人びとの国民性がよく現れている料理です。

ドイツはパンの種類が世界で一番豊富な国だといわれています。味にも形にもドイツパンならではの特徴があります。砂地でもよく育つライ麦を使った「黒パン(ロッゲンブロート)」はサワー菌を使って時間をかけて発酵させるため、独特の酸味のあるパンになります。ハムやソーセージやペーストをたっぷりとのせて食べます。パン屋の看板にもなっている「プレッツェル」はめがねのような形をした小型のパン。アルカリ液に浸してから焼くため、独特の歯ごたえがあります。最近は日本でもドイツ風のパンをよく見かけます。

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