イギリス

「ローストビーフ」など、イギリスのシンプルでおいしい代表料理と
アフタヌーンティーメニューをどうぞ。

イギリスの料理

イギリスの食文化

イギリス料理というと「ローストビーフ」や「フィッシュ&チップス※」くらいと、思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、本当のイギリス料理は家庭料理の中に見られるものです。パイ料理やプディング、スープやシチュー、スコーンやビスケット…。フランス料理のような繊細さや華やかさはないものの、シンプルで素朴な暖かみのある料理が今も守られています。

※フィッシュ&チップス:白身魚の衣揚げとフライドポテトのセット。塩とビネガーで食べるのが現地流。本来安くて高カロリーな労働者の日常食でしたが、現在ではテイクアウェイのファストフードとして人気を誇っています。

伝統的な家庭料理をいくつかご紹介しましょう。

● ロースト
肉などをオーブンであぶり焼きや蒸し焼きにする料理。「ローストビーフ」「ローストラム」など。
日曜の昼過ぎに家族そろってロースト料理を食べる習慣があり、「サンデーロースト」と呼ばれています。
● プディング
「サマープディング」や「クリスマスプディング」のような甘いデザートから、「ヨークシャープディング」のように甘くないもの、「ブラックプディング」のようにソーセージのようなものまで、プディングといっても多種多様。加熱するものしないものなど調理法もこれといった決まりはありません。
● パイ
家庭料理の代表選手。イギリスにはパイがあふれています。パイ生地を料理ごとに使い分けたり、パイ生地を使わないものもあったりと、そのスタイルはプディング同様、さまざまです。「ステーキアンドキドニーパイ」「アップルパイ」など。
● ゆで野菜のつけ合わせ
メイン料理のつけ合わせにはゆでた野菜や豆が供されます。ただし、ゆで時間は日本人の想像をはるかに上回り、形や色味は原形をとどめないほどです。そうして繊維までやわらかくゆでた野菜は、肉や魚とともにフォークにのせて口に運ぶのがマナーです。

また、イギリスといえば、アフタヌーンティ。この習慣は、19世紀中頃、第7代ベドフォード公爵夫人アンナが、遅い夕食までの間、友人を招き、紅茶とちょっとしたものを食べたのが始まりといわれています。社交の場として上流階級の女性の間でもてはやされたこのスタイルは、家族や友人で楽しむものへと形を変え、人々の間に浸透していきました。数種類の手作りのお菓子と紅茶、個性あふれるテーブルセッティング。おもてなしの心とともに現在まで、受け継がれています。

続きを読む