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グリコアルブミン測定試薬 ルシカGA-L

グリコアルブミンの特長

 

グリコアルブミンの概要

近年、糖尿病患者は増加の一途をたどり、日本では「糖尿病が強く疑われる人」は 約890万人と報告されています。(2007年厚生労働省発表調査データ)
糖尿病では、神経障害、腎症、網膜症などの合併症を予防するために、良好な血糖 コントロール状態を維持することが重要です。
グリコアルブミン(Glycated Albumin:GA)は、血糖コントロール状態を知るため の指標のひとつであり、1ヶ月前(特に直近2週間前)から採血時までの平均血糖状態 を反映するとされています。
旭化成ファーマ株式会社は、独自の酵素法を用いたグリコアルブミン測定試薬「ルシカ GA-L」を開発し、2004年より製造販売しております。

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POINT1 グリケーションされやすいたんぱく質です

グリコアルブミン(GA)は血清アルブミンの糖化産物です。

アルブミンは血液のほか体内に広く存在し、糖との結合率が高いタンパク質です。

アルブミンは4カ所のリジン(Lys)でグリケーションを受けると報告されています。Pablo Vidal 13th Int. Sympo. Stockholm, June 1989

●アルブミンは4カ所のリジン(Lys)でグリケーションを受けると報告されています。
 Pablo Vidal 13th Int. Sympo. Stockholm, June 1989 

 

GAは大きく変化します

GA値はHbA1cよりも約3倍高く、かつ大きく変化します。

SU剤とα-GI剤の併用治療時の値の変化

SU剤とα-GI剤の併用治療時の値の変化

外来診療の2型糖尿病患者16症例を対象にしてSU剤(※)とα-GI剤(☆)の併用療法を行いました。
GA値を指標としてSU剤の投与量を調整し、効果的な治療が行えました。

 

16症例の平均データ
  併用開始前 12週後
朝食後2時間 血糖値 (mg/dl) 166±28 123±27
朝食後2時間 血清IRI (μU/ml) 23.3±13.0 19.4±8.8
SU剤投与量 (mg) 64±35 48±31

※SU剤:グリクラジド
☆α-GI剤:アカルボースもしくはボグリボース

順天堂大学医学部 河盛 隆造先生
糖尿病39(7):527-529(1996)

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POINT2 より直近の血糖状態を反映します

アルブミンは半減期が短いため、GAは主として過去約2週間の平均血糖値を反映します。GA、HbA1cと過去の血糖との関連

 

GAは早く変化します
2週間ごとの検査でも血糖値の変化がわかります

短期の治療効果が確認できます。

静岡済生会総合病院 遠藤 茂樹先生
静済医誌13(1):23-35(1997)

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POINT3 グリコアルブミン(GA)値

 

血糖コントロールの評価の目標

目標 血糖正常化を
目指す際の目標
合併症予防
のための目標
治療強化が
困難な際の目標
HbA1c (%) 6.0未満 7.0未満 8.0未満

GA (%) 16.0未満 20.0未満 24.0未満

※明舞中央病院 田原 保宏 先生 Diabetes Res Clin Pract. 84(3):224-229(2009) 参照
※グリコアルブミン(GA)の基準範囲(正常の人の範囲)は、11~16%です。

 

糖尿病検査指標

  ヘモグロビンA1c
HbA1c
グリコアルブミン
GA
1,5-アンヒドログルシトール
1,5-AG
特長 過去1~2ヶ月程度
の平均血糖値を反映
過去2週間程度
の平均血糖値を反映
尿糖量を反映
個人差
臨床適応 長期の経過観察の血糖管理の評価 短期間の治療効果確認、血糖変動が大きな場合 軽症糖尿病での血糖管理の評価、血糖変動が大きな場合
異常値の
出る場合
妊娠、貧血、腎不全、肝硬変、異常Hb血症 ネフローゼ症候群、甲状腺機能障害、肝硬変、ステロイド薬の投与 腎性糖尿、妊娠、慢性腎不全、経口剤アカルボース 投与時

島 健二:臨床と研究・75巻1号(平成10年1月)より一部改変

 

GAとHbA1cの関係

真値に対し低値を示す病態
GA ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症、ステロイド投与、高度肥満
HbA1c 慢性腎不全、肝硬変、貧血(溶血性、急性)、貧血にエリスロポエチン治療および鉄剤治療時、異常ヘモグロビン、妊娠

真値に対し高値を示す病態
GA 甲状腺機能低下症、肝硬変、高度痩せ、栄養不良
HbA1c 貧血(慢性、閉経前女性)、異常ヘモグロビン

GA/HbA1c 比が低値
急激な血糖コントロール、食後高血糖の是正、ステロイド治療、高度肥満、甲状腺機能亢進症

GA/HbA1c 比が高値
1型糖尿病、1型糖尿病の急性増悪、劇症1型糖尿病、胃切除後、高度痩せ、急激な血糖コントロール悪化、感染症、出血性貧血、溶血性貧血、腎不全およびエリスロポエチン治療時、肝硬変、甲状腺機能低下症

 

 

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血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012特設ページ グリコアルブミン情報ファイル
  3週間前から採血時までの平均的な血糖状態がわかるグリコアルブミン検査。
  基礎知識と臨床現場における活用例。
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