わたしたちの仕事

わたしたちの仕事

Interview

設計部 設計課長 多田 稔

「総合設備図」で
現場の不具合をゼロにしたい

設計部 設計課長 多田 稔

「総合設備図」で
現場の不具合をゼロにしたい

仕事の内容を教えてください

家の「ライフライン」を設計図に描き込む

住宅施工図に、電気、ガス、給排水、ダクト、エアコンまですべてを盛り込んだ「総合設備図」の作図業務を行っています。
大型の公共施設や大規模建築物を日常的に手がける大手ゼネコンでは当たり前に行われている業務ですが、戸建て住宅を中心に手がける会社で総合設備図を描いているところは、かつてはほとんどありませんでした。当社はハウスメーカー業界で、他社に先駆けて総合設備図に取り組みをはじめた、リーディングカンパニーです。

「総合設備図」の重要性とは

現場の作業効率をあげる

戸建て建築では、「給排水とガス設備図」、「電気図」という単体のものはあっても、「総合設備図」が用意されている現場はあまり見かけません。しかし、「総合設備図」は、現場で職方さんが効率よく作業を行うために必要不可欠な存在です。また、最適な「総合設備図」があれば、作業者の熟練度に関わらず、比較的誰でも図面通りに作業を行うことが可能になるため、人手不足の解消や現場の働き方改革にもつながる重要な役割を担っていると思います。

「総合設備図」を担当することになった経緯は

前職と現場経験で抜擢

当社は、給排水工事からはじまって、電気・ガス工事など、設備全般に関わる業務を広げてきました。私は前職で独自に設備図を描いていたのですが、給排水工事以外の現場は経験不足だったため、3年間施工管理を担当して現場経験を重ねました。その後、設計部に異動して、2019年の4月から設計部のなかに新しくできた総合設備図の担当部署で作図を行っています。

この仕事の魅力は何ですか

現場がスムーズに進むお手伝い

当社は旭化成のグループ会社なので、旭化成ホームズの建築データを基にして設備図を作れるという強みがあります。総合設備図を作る事の一番のメリットは給排水、ガス、電気、ダクトと多種にわたる工種であっても、余分な手間や混乱がなく現場作業がスムーズに行えることです。総合設備図は工種が多い分作図には時間がかかり極めて難しいですが計画通り納まることで達成感を感じます。お客さん職方さんに感謝される図面作成が私たちの役割です。

仕事をするうえで大切にしていることは?

現場経験がなにより重要

現場感覚です。設備図は線で描くため図面上では納まるように描けてしまうことがあります。しかし実際の現場では継手や配管は口径によって大きさも異なり配管を固定するための補助器具も考慮する必要があり、そういった納まりは現場で経験を重ねていなかいとなかなか分かりません。もちろん設計図なので設計基準や法令など覚えなくてはいけないことがたくさんありますが、事務所内での作業が多いので、仲間と掛け合いながら業務を行っています。

今後の目標について

総合設備図のチーム増員

総合設備図の作図には経験と現場知識が必要なので、一人前になるまでにはそれなりの教育と時間が必要です。今は、予算と人員の制約もあって全体の3割程度しか総合設備図を用意できていない状況ですが、この比率を上げていかなければいけないと思っています。
そのためには総合設備図を描ける人材の確保が急務だと考えています。これからますます需要の高まりが予想されるなか、新卒のやる気のある方はもちろんですが、現場経験が豊富な中途の方にもぜひ挑戦してほしいと思います。意欲さえあれば、未経験でもゼロからしっかり教えます。一緒に「総合設備図」を描く仲間が増えるのを待っています。

わたしたちの仕事

わたしたちの仕事

トップページ

採用情報

お問い合わせ

旭化成ライフライン株式会社

CLOSE

CLOSE