完成したら
見えない部分に情熱を注ぐ
完成したら
見えない部分に情熱を注ぐ
おもに、水道局に提出する給排水の申請図を描いています。将来的には水道だけでなく、電気やガス、ダクト、エアコンまで入った総合設備図の作成にも携わっていきたいので、今は勉強のために建築積算のお手伝いなど、いろいろな業務に関わらせてもらっています。
もともと建築に興味があり、大学では建築インテリアコースを専攻していました。建築業界を中心に就職活動を行うなかで、ALLのインターンシップに参加。建築現場を見せてもらった時に、建物が完成したら見えなくなってしまう内部構造にも全力を尽くす人たちがこんなにたくさんいることに感動して、自分もこんな仕事がしてみたいと思ったのがきっかけです。
大企業ではないので、社員同士お互いに顔と名前が一致し、上司との距離感が近いのが魅力です。先輩方が名前を覚えて気さくに話しかけてくれるなど、フレンドリーな雰囲気があります。インターンでは部長自ら案内役を務めてくださり、入社後もすぐに部署に馴染めました。
年齢が近い人が多く、学校みたいで楽しいです。同期はみな現場に配属になって、事務所勤務は私だけなのですが、総務の方や設計部の女性の先輩方がさりげなく声をかけてくれるなど、優しい気遣いをしてくれるので、寂しいと感じたことはありません。
飲み会なども多く、とても楽しい職場です。
設計部への配属は希望通りでした。
入社後は、まず、全新入社員で一ヵ月間の集合研修がありました。実際に現場を見ながら、作業工程や実作業を学びました。
研修後は各配属先によって違いますが、私の場合は、先輩が1対1で給排水の申請図の描き方を教えてくださり、設計図の描き方を学んでいます。
自分がやりたいと手を挙げたことは極力挑戦させてもらえるので、慣れてきたらいろいろチャレンジさせてもらおうと考えています。
毎日申請図を描いているうちに、実際に部屋の給排水の構造がわかるようになってきたのが面白いです。先日、初めて図面の描き直しなしでOKをいただいた時は「やった!」という気持ちになりました。
今の目標は、早く現場に出て、もっとたくさん経験を積むことと、先輩方のように相手への気遣いができる人間に成長することです。
給排水やガス、電気などの設備は、完成したらほとんどその姿を見ることはありませんが、建物にとっては、なくてはならないものです。その設備の図面を描く作業も地味でありながら、建物のスムーズな設計には不可欠です。こういうところに面白みを見出せる人、「縁の下の力持ち」の仕事に魅力を感じる人は、この業界に向いていると思います。