地球環境

循環型社会の構築

方針

旭化成グループでは、地球環境対策に関する方針の中に「循環型社会の構築」を掲げ、ライフサイクル全体を通して効率的な資源・エネルギー利用と環境負荷低減を目指しています。産業廃棄物削減、化学物質の負荷低減、大気汚染・水質汚濁防止の各取り組みを通じて、循環型社会の構築に向けて取り組んでいきます。

産業廃棄物削減

当社グループでは、産業廃棄物の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)に取り組み、再資源化率の向上および最終処分率の低減に取り組んでいます。 2017年度は、産業廃棄物発生量に対し、①最終処分率を0.3%以下、②再資源化率を90%以上とする目標を掲げ活動を進めてきました。その結果、最終処分率は0.2%、再資源化率は98.9%と目標を達成しました。今後も分別や処分先の選定で再資源化率の向上と最終処分率の低減を推進します。
PCB廃棄物の管理と処分についても、ステンレス容器などに入れて倉庫で保管する等管理を徹底するとともに、低濃度PCB廃棄物も含めた処分も計画的に進めていきます。併せて、現在使用しているPCB含有電気工作物の把握と早期更新も計画的に進めていきます。
また、産業廃棄物管理票(マニフェスト)による日常管理に関して、電子マニフェスト化を進め、管理の強化を行っています。さらに産業廃棄物収集・運搬業者および処分業者が適正な処分を行っているか、定期的に現地を訪問して、その処分状況を確認しています。

廃棄物処理のフロー(2017年度実績)廃棄物発生量330.6千t(100%) 内部処理 再資源化量108.1千t(32.7%)、減容化量(焼却、脱水など)0.6千t(0.2%)、埋立処分量0(0%) 外部排出量221.9千t(67.1%) 外部処理 再資源化量219.3千t(66.3%)、減容化量(焼却、脱水など)1.9千t(0.6%)、埋立処分量0.8千t(0.2%)、全体 再資源化量327.3千t(99.0%)、減容化量2.5千t(0.8%)、埋立処分量0.8千t(0.2%) ※旭化成ホームズの建設現場における産業廃棄物は含まれていません。 ※数値は、四捨五入の関係で個々の数値を合計したものと合計値とが異なる場合があります。
廃棄物処理フロー(2017年度実績)
2000年度35% 2012年度91% 2013年度91% 2014年度89% 2015年度98% 2016年度98% 2017年度99%
再資源化率(%)
2000年度7.4% 2012年度0.5% 2013年度0.3% 2014年度0.4% 2015年度0.2% 2016年度0.3% 2017年度0.2%
最終処分率(%)
2000年度26.8千t 2013年度1.3千t 2014年度1.5千t 2015年度0.8千t 2016年度1.1千t 2017年度0.8千t
外部最終処分量の推移
外部最終処分廃棄物の種類 汚泥43.7% 廃プラスチック類27.1% 建設混合廃棄物7.4% がれき類7.3% ガラス・陶磁器くず4.8% その他9.7%
2017年度外部最終処分廃棄物の種類
(ホームズの建築現場における産業廃棄物を除く)

建材・住宅事業の産業廃棄物の削減

建材事業においては、旭化成建材の広域認定制度により販売したヘーベルパネルを回収し、自社工場や他社でリサイクルしています。また、旭化成ホームズでは、住宅建設現場の廃棄物の発生量の削減、廃棄物の分別回収に取り組んでおり、新築建設現場では、最終処分量ゼロを継続しています。

建設現場でへーベル廃材を回収 旭化成健材広域認定工場 穂積工場/岩国工場/境工場でへーベルにリサイクル 委託工場(関東)外部委託でセメント原料・軽量人口土壌にリサイクル
「ヘーベルパネル廃材」リサイクルの仕組み
2000年度新築工事16.6千t、解体工事39.1千t、合計55.7千t 2012年度新築工事0、解体工事12.3千t、合計12.3千t 2013年度新築工事0、解体工事12.3千t、合計12.3千t 2014年度新築工事0、解体工事12.3千t、合計12.3千t 2015年度新築工事0、解体工事10.3千t、合計10.3千t 2016年度新築工事0、解体工事11.8千t、合計11.8千t 2017年度新築工事11.7千t、解体工事0、合計11.7千t
建設現場での産業廃棄物の最終処分量推移

旭化成ホームプロダクツ株式会社
環境省「Re-Styleパートナー企業」としての取り組み

旭化成ホームプロダクツ(株)は、環境省が運営する循環型社会推進のためのWebサイト『Re-Style』のパートナー企業として、この活動に参加しています。
同社が輸入販売する環境先進国ドイツ生まれのハウスケアブランド「フロッシュ」は、食器用洗剤をはじめとして、“環境にやさしく、手肌にやさしい”商品を展開しています。日本市場でもっとも販売されている「フロッシュ」食器用洗剤は、100%再生PETボトルを使用した商品であり、さらに詰め替え用も積極的に販売しています。また、使用後は自然界に存在する微生物によって水と二酸化炭素に分解され、ほぼ100%が自然に還る、環境負荷を低減した洗剤です。
環境省『Re-Style』活動で掲げる3Rは「リデュース(省資源)」「リユース(再利用)」「リサイクル(再生利用)」ですが、「フロッシュ」食器用洗剤はリサイクル商品として合致することから、旭化成ホームプロダクツでは、2017年度からこの「Re-Styleパートナー企業」に参加しています。自社のサイトでの告知や相互リンク、『Re-Style』キャンペーンへの協賛、一部商品への『Re-Style』ロゴの掲示、詰め替え用の特別企画品の提供などを通じて、この取り組みに積極的に参画し、消費者がリサイクル商品・詰め替え用を購入する行動を促進していきます。

「Re-Styleパートナー企業」の協定書を手に、環境省 伊藤副大臣(右)と
「フロッシュ」食器用洗剤 通常品(手前)と詰め替え用(後)の一例

化学物質の負荷低減

当社グループでは、PRTR※1法対象物質や自主的に定めた化学物質に関して、有害性の高いものや排出量の多いものから優先的に削減に取り組んでいます。下記のグラフに示すように、PRTR法対象物質の排出量およびVOC※2排出量は、2000年度対比それぞれ92%、87%削減しました。今後も運転管理、設備管理を強化し、不測の排出を削減していきます。

2000年大気排出量4,720t、水域排出量170t、合計4,890t 2012年大気排出量390t、水域排出量90t、合計480t 2013年大気排出量400t、水域排出量86t、合計490t 2014年大気排出量360t、水域排出量80t、合計440t 2015年大気排出量390t、水域排出量70t、合計450t 2016年大気排出量350t、水域排出量60t、合計410t 2017年大気排出量330t、水域排出量60t、合計390t
PRTR法対象物質排出量の推移
2000年排出量10,400 2012年排出量1,300 2013年排出量1,300 2014年排出量1,300 2015年排出量1,300 2016年排出量1,300 2017年排出量1,350
VOC排出量の推移

大気汚染・水質汚濁防止

当社グループでは、大気、水域および土壌や地下水を汚染しないよう、排出管理、漏えい防止対策を実施しています。また、臭気対策としての排ガス吸収設備の導入や、排水処理施設の能力増強等、設備対応も実施しています。土壌・地下水汚染に対しては、土壌汚染対策法および関係条例に則り、調査・措置を実施しています。
2012年には「排水管理に関するガイドライン」を発行し、これに基づく排水管理状況の確認も進めています。
大気汚染防止法、水質汚濁防止法に関わる物質については、規制基準内に管理しました。

2013年排出量延岡5,989t、水島276t、守山0t、富士11t、大仁4t、川崎6t、その他291t、合計6,600t 2014年排出量延岡5,073t、水島286t、守山0t、富士9t、大仁4t、川崎7t、その他343t、合計5,700t 2015年排出量延岡7,060t、水島260t、守山0t、富士11t、大仁5t、川崎0t、その他339t、合計7,700t 2016年排出量延岡5,600t、水島170t、守山0t、富士10t、大仁2t、川崎0t、その他300t、合計6,100t 2017年排出量延岡6,100t、水島260t、守山0t、富士6t、大仁1t、川崎0t、その他260t、合計6,600t
SOx排出量の推移
2013年排出量延岡2,077t、水島1,334t、守山56t、富士16t、大仁28t、川崎115t、その他84t、合計3,700t 2014年排出量延岡1,713t、水島1,661t、守山51t、富士14t、大仁30t、川崎96t、その他85t、合計3,600t 2015年排出量延岡2,223t、水島1,612t、守山37t、富士12t、大仁45t、川崎6t、その他80t、合計4,000t 2016年排出量延岡2,100t、水島1,100t、守山30t、富士10t、大仁10t、川崎6t、その他70t、合計3,300t 2017年排出量延岡2,100t、水島1,000t、守山40t、富士9t、大仁20t、川崎7t、その他80t、合計3,200t
NOx排出量の推移
2013年排出量延岡49t、水島77t、守山2t、富士1t、大仁0t、川崎19t、その他4t、合計150t 2014年排出量延岡37t、水島125t、守山2t、富士0t、大仁0t、川崎16t、その他4t、合計180t 2015年排出量延岡40t、水島86t、守山1t、富士1t、大仁0t、川崎0t、その他3t、合計130t 2016年排出量延岡30t、水島70t、守山1t、富士0t、大仁0t、川崎0t、その他4t、合計100t 2017年排出量延岡30t、水島70t、守山1t、富士0t、大仁0t、川崎0t、その他4t、合計100t
ばいじん排出量の推移
2013年排出量延岡126百万m³、水島35百万m³、守山11百万m³、富士11百万m³、大仁0百万m³、川崎16百万m³、その他8百万m³、合計210百万m³ 2014年排出量延岡130百万m³、水島36百万m³、守山11百万m³、富士11百万m³、大仁0百万m³、川崎15百万m³、その他8百万m³、合計210百万m³ 2015年排出量延岡136百万m³、水島37百万m³、守山11百万m³、富士11百万m³、大仁0百万m³、川崎1百万m³、その他9百万m³、合計200百万m³ 2016年排出量延岡140百万m³、水島40百万m³、守山10百万m³、富士10百万m³、大仁0百万m³、川崎0百万m³、その他7百万m³、合計200百万m³ 2017年排出量延岡135百万m³、水島35百万m³、守山10百万m³、富士10百万m³、大仁0百万m³、川崎0百万m³、その他7百万m³、合計200百万m³
排水量の推移
2013年負荷量延岡579t、水島62t、守山11t、富士2t、大仁0t、川崎108t、その他38t、合計800t 2014年負荷量延岡569t、水島73t、守山9t、富士13t、大仁1t、川崎101t、その他45t、合計810t 2015年負荷量延岡646t、水島58t、守山10t、富士17t、大仁0t、川崎5t、その他37t、合計770t 2016年負荷量延岡640t、水島60t、守山9t、富士20t、大仁0t、川崎5t、その他30t、合計760t 2017年負荷量延岡620t、水島40t、守山8t、富士20t、大仁0t、川崎5t、その他30t、合計720t
COD負荷量の推移
2013取水量工業用水238百万m³、地下水22百万m³、上水道水10百万m³、水利用量271百万m³ 2014取水量工業用水238百万m³、地下水24百万m³、上水道水10百万m³、水利用量272百万m³ 2015取水量工業用水241百万m³、地下水24百万m³、上水道水9百万m³、水利用量274百万m³ 2016取水量工業用水239百万m³、地下水23百万m³、上水道水10百万m³、水利用量272百万m³ 2017取水量工業用水234百万m³、地下水23百万m³、上水道水10百万m³、水利用量266百万m³
取水量の推移