関節リウマチ治療薬「ケブザラ 皮下注オートインジェクター」の「2019年度グッドデザイン賞」受賞について

2019年10月2日
旭化成ファーマ株式会社

 旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:青木 喜和)は、本日、関節リウマチ治療薬「ケブザラ 皮下注150mgオートインジェクター、同200mgオートインジェクター」(一般名:サリルマブ (遺伝子組換え)、以下「本剤」)が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞しましたのでお知らせします。

 「グッドデザイン賞(Gマーク制度)」は、1957年に通商産業省によって創立された、「グッドデザイン商品選定制度」を(財)日本産業デザイン振興会が承継し、1998年に新たにスタートした、わが国で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。本年度は応募総数4,000件以上の中から、本剤の開発コンセプトであるインクルーシブ※)なデザインが高い評価を受け、「2019年度グッドデザイン賞」の受賞に至りました。

 本剤は、リウマチ患者さんが扱いやすい形状・機能を追求したUser Centered Design(ユーザー中心設計)のコンセプトに基づき設計されました。本体の形状は、人間工学に基づき設計された握りやすい形状であり、関節のこわばりや痛み、変形を訴える患者さんにとっても扱いやすい形状をしています。本体内にはあらかじめ1回量の薬剤が充填されており、リング式のキャップを外し、本体を皮膚に押し当てるだけで、注射針が患者さんの目に触れることなく自動的に皮膚に刺さり、薬液が注入されます。また、視認性の良い薬液確認窓により薬剤の注入の状況が目視できることに加え、薬剤注入の始まりと終わりを音でお知らせすることにより、患者さん自身が安心して自己注射ができる設計となっています。

 当社は今後も常に患者さんに寄り添い、患者さんの立場に立った医薬品やデバイスの開発および提供に注力してまいります。

【審査委員の評価】

リング状の本体キャップは引っ張っても捻っても開けることができ、本製品の象徴的なディティールになっている。また、ボタンを押す行為も負担となることがある関節リウマチ患者に対し、先端を押し当てるだけで投与ができる構造を採用しており、デザインによる根本的な問題改善に成功している。手指に変形や痛みを伴う患者の使い勝手に寄り添うため、開発の初期段階から患者とワークショップを行いながら、プロトタイプの試作・改善を繰り返したプロセスの成果であり、そのインクルーシブなデザインの取り組みを評価したい。

※)インクルーシブデザイン

 インクルーシブデザインとは、高齢者、障がい者、外国人など、従来、デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法です。

引用:Inclusive Design Solutions webサイト

<ケブザラ皮下注オートインジェクターの概要>

製品名
ケブザラ 皮下注150mgオートインジェクター、200mgオートインジェクター
一般名
サリルマブ(遺伝子組換え)
効能・効果
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
用法・用量
通常、成人にはサリルマブ(遺伝子組換え)として1回200mgを2週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態により1回150mgに減量すること。
製造販売元
サノフィ株式会社
発売元
旭化成ファーマ株式会社
【150mgキット】
【150mgキット】
【200mgキット】
【200mgキット】
以上