• プレスリリース

米国Veloxis Pharmaceuticals Inc.の買収完了について

2020年3月4日
旭化成株式会社

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、2020年1月15日にお知らせしましたとおり、米国Veloxis Pharmaceuticals Inc.(本社:米国ノースカロライナ州、CEO:Craig A. Collard、以下「Veloxis(ベロキシス)社」))の株式100%を保有しているVeloxis Pharmaceuticals A/S(本社:デンマーク コペンハーゲン、CEO:Craig A. Collard、ナスダック・コペンハーゲン上場、以下「Veloxis DK 社」)に対する、弊社のデンマーク子会社による株式およびワラントの公開買付け、およびそれに続くVeloxis DK 社の完全子会社化の手続を実施していましたが、デンマーク時間2020年3月3日に全ての手続きを完了し、同日付けでVeloxis社は当社の100%連結子会社となりましたのでお知らせします。

Veloxis 社の買収(以下「本買収」)により、旭化成は米国医薬品市場における事業基盤を獲得します。本買収のシナジーとして、当社は以下の実現を目指します。

  • a)両社の事業基盤(当社:日本・アジア、Veloxis 社:米国)を活用したライセンス活動等の活性化による、新たな成⾧ドライバーとなる医薬品の獲得機会増加
  • b)当社の創薬研究力とVeloxis 社の米国市場における医療ニーズの把握力を組み合わせることによる、高いアンメットニーズを満たす新薬の創出
  • c)米国のイノベーション・臨床現場へのアクセスを活用したヘルスケア関連新事業の創出

当社は、ヘルスケア領域の⾧期的な成⾧のため、多様な成⾧力・競争力を組み合わせ、医薬事業と医療機器事業の両輪において「グローバル・ヘルスケア・カンパニー」としての進化をさらに加速することが必要だと考えています。当社は、新たに加わるVeloxis 社の経営陣、従業員とともに、既存の医薬事業と獲得した医薬事業、両社の価値を最大化します。また、当社は引き続き、ヘルスケア領域のさらなる成⾧、ひいては当社の持続的な企業価値向上を目指します。本買収の背景と目的の詳細については、当社がVeloxis 社の買収を発表した2019 年11 月25 日付けのプレスリリースを参照ください。
なお、本買収後、現在のVeloxis社の経営陣は引き続きVeloxis社の経営に携わります。

2020年2月24日をもって、Veloxis DK社株式のナスダック・コペンハーゲン証券取引所での取引は停止されます。その結果、上場会社に適用されるデンマーク資本市場法およびその関係法令、EU市場阻害行為指令ならびにナスダック・コペンハーゲン規則に基づく報告義務の適用もなくなります。

以上