第68回日本化学会化学技術賞受賞について

2020年3月27日
旭化成株式会社

当社は、このたび、「高安全性・高性能リチウムイオン二次電池（以下、「LIB」）用セパレータの開発」に関して、当社の社員が第68回日本化学会化学技術賞を受賞しましたので、お知らせします。

日本化学会は、1878年（明治11年）に創立された化学分野における国内最大の学会であり、化学技術賞は、わが国の化学工業の技術に関して特に顕著な業績のあった者に対して与えられる賞です。

• ※3月23日に贈賞式および受賞者による受賞テーマについての講演が行われる予定でしたが、COVID-19の影響で開催が見送られました。

当社は、①高度なシャットダウン機能を実現するポリマーブレンド技術、②高い強度を維持しながら小孔径から大孔径まで孔構造を自由に制御する相分離活用技術（セパレータの孔径制御技術）、③高品質で高い生産性を実現する製造技術により、高い機能性・安全性と生産性を両立させたセパレータの開発に成功しました。今回の受賞に際しては、当社のセパレータがLIBの草創期からLIBの普及に大きく貢献してきた実績に加え、セパレータが搭載された電動自動車がゼロエミッションに大きく寄与すると期待されており、その普及による社会的意義が非常に大きいことが評価されました。

当社は、これらのコアとなる技術をさらに発展させ、セパレータの機能性や安全性の向上を追求することを通じ、持続可能な社会の実現や生活の利便性の向上に貢献してまいります。

＜受賞者＞

以上

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