デルパウダ™とは

メタクリル樹脂 デルパウダ™概要

デルパウダ™

メタクリル樹脂「デルペット™」の粉体形状である「デルパウダ™」は「デルペット™」と同等の物性を有し、粘接着剤、人工大理石が主な用途です。

デルパウダ™

メタクリル樹脂 デルパウダ™特長

デルパウダ™は、メタクリル樹脂のパウダーです。

デルパウダ™

平均粒径は300μmで、接着剤や人工大理石の原料として使用されています。
デルパウダ™

グレードは720V、560F、60N、80N、80HD、70HS、80NB、SK420N、SK430N、SK540N、PM120N、PM130Nがあり、物性はそれぞれデルペット™ 720V、560F、60N、80N、80HD、70HS、80NB、SK420N、SK430N、SK540N、PM120N、PM130Nと同等です。

詳細については弊社営業部までお問合せ下さい。

メタクリル樹脂 デルパウダ™取扱い上の注意

  • この資料の記載内容は、現時点で入手出来る資料、情報、データに基づいて作成しており、新しい知見により改訂されることがあります。
  • (1)取り扱い上のご注意

    デルパウダ™ の取り扱い上の注意については「製品安全データシート(SDS)」を別途作成しておりますので、 デルパウダ™ ご使用前に必ずお読み下さい。次の事項は デルパウダ™ の取り扱いの要点です。 デルパウダ™ の安全な取り扱いにご活用下さい。  デルパウダ™ 以外で貴社が用いる添加剤等の安全性については、貴社にて調査下さる様お願い致します。
  • (a)基本的な取り扱い上の注意点

    デルパウダ™ は常温での引火の恐れはありませんが、作業場では火気をみだりに要することを避け、整理整頓に努めてください。粉塵爆発の可能性があるので、これらの滞留を避け、空気移送、バグフィルター、ホッパー等の設備には静電気を除去するための設備を設置してください。床上にこぼれた場合は、放置すると足元が滑って転倒を招く恐れがありますので、速やか に清掃して取り除いて下さい。空気移送の場合は、移送速度を低くする、空気中の酸素濃度を下げる等の粉塵爆発防止対策を実施してください。
  • (b)安全衛生上の注意点

    デルパウダ™ の乾燥、溶融時及び樹脂分解時に発生するガスは、原料モノマーであるメチルメタク リレートが主成分です。眼、皮膚への接触や吸入を避けるように気をつけて下さい。又、高温の樹脂には直接触れないようにして下さい。乾燥、溶融等の各作業においては局所排気装置の設置や保護具(保護眼鏡、保護手袋等)の着用が必要です。
  • (c)燃焼に関する注意点

    デルパウダ™ は可燃性ですので、取り扱い、保管は熱及び発火源から離れた場所で行って下さい。万一燃焼した場合には、不完全燃焼により一酸化炭素等の有害ガスを発生する恐れがあります。消火には水、泡消火剤、粉末消火剤が使用できます。
  • (d)廃棄上の注意点

    デルパウダ™ は埋め立て又は焼却により処理できます。埋め立てる時は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に従って、公認の産業廃棄物処理業者もしくは地方公共団体に委託して処理して下さい。焼却する時は 、焼却設備を用いて大気汚染防止法等の諸法令に適合した処理を施して下さい。
    焼却時には不完全燃焼により一酸化炭素等の有害ガスを発生する恐れがあります。 また、空袋は、再使用、転用はせずに適切に処分してください。
  • (e) 保管上の注意点

    消防法の指定可燃物(合成樹脂類)であり、市町村条例に従って取り扱い下さい(消火設備、屋内貯蔵取扱所等)。
  • (f) 成形上の注意点

    樹脂の分解を避けるために下記の点にご注意下さい。
    加工機内に、樹脂を高温の状態で長時間滞留させないで下さい。
    デルパウダ™ には、旭化成が指定する以外の着色剤、添加剤や異樹脂を一切混入しないで下さ い。混入しますと、樹脂の熱安定性を著しく悪くすることがあります。
  • (2)適合規格に関して

    デルパウダ™ は、化学研究評価機構・食品接触材料安全センターの確認証明書(ポリ衛協型)(またはそれと同等の確認証明書)の交付を受けたグレードがあります。但し、これらは定められた特定の試験法で判定されたものであり、製品としての安全性は適切な用途に合った試験を実施し確認の上ご使用ください。
  • (3)その他

    ご使用に際しては、工業所有権等にもご注意下さい。
  • (4)使用上の制限

    デルパウダ™ を下記使用禁止に該当しない医療用途、食品及び飲料水に接触する用途、化粧品、玩具、スポーツ用具等の用途にご使用の際は、必ず、予め弊社担当までご連絡下さい。個別にご相談に応じます。

    〔使用禁止用途〕
    長期的(30日以上)に人体組織や体内流体と接触する医療用の器具及び製品、乳幼児の口に触れるものや飲み込む可能性のあるものには使用しないで下さい。

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