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レポート:BODICE×ベンベルグ® 2025SSランウェイショー開催

3月21日、インドの首都デリーにおいて開催されたBODICE×Bemberg®の2025SSランウェイショーについてご報告いたします。  BODICEの旗艦店とそれを取り囲む緑豊かな敷地に、メディア、バイヤー、そしてインフルエンサーなど総勢320名ほどの来場者を迎え、黄昏の光の中、ランウェイショーが行われました。
 インドの生地生産地であるスーラット、バラナシでベンベルグ®糸を使って織られた生地を用いた衣装、それを身にまとい、幻想的な光を受けながら歩くモデルの姿は多くの観客の心をつかみ、感動のフィナーレを迎えることができました。

 現代に生きる女性のライフシーンを想起させる、エレガントなドレス、風にたなびくストールの付いたシャツとパンツのコーディネート、ミニ丈のサロペットやワンピース、そしてサリー。今回発表されたコレクションは従来のBODICEに見られたミニマルで構築的なデザインを保ちつつも、インドの伝統技法であるイカットやディップダイ、そしてブロックプリントの新手法(生地の上で染料を木版で引き延ばす手法)というアプローチ、そしてサステナブル素材*であるベンベルグ®の使用も相まって、BODICEの新たなフェーズの幕開けとなったのではないでしょうか。これまでも多くの華やかな場でBODICEのコレクション発表はあったものの、ファウンダー兼ディレクターのRUCHIKA自身が「今回のショーは私の職業人生において最も大きなイベントだった」と語るように、初めてのBODICE単体での開催となった今回のランウェイショーはベンベルグ®にとってのみならず、BODICEにとっても意義を持つ取り組みとなりました。このような記念すべき企画にパートナーとして関わることが出来たことに大きな喜びを感じています。 

*ベンベルグ®は綿実油生産における副産物であるコットンリンターを原料とし、生分解する繊維です。

BODICEについて
Ruchika Sachdeva氏により2011年にスタートしたインドのアパレルブランド。ウェスタンスタイルを基調としつつ、ディテールを重視したミニマルで構築的なデザインによって世界的に大きな注目を集める、インドにおける文字通りのトレンドセッター。
 また、Ruchika Sachdeva氏のファッション哲学と創り出すデザインに通底する、実直でありつつ、優美さをも醸し出すその独特な佇まいによって、インドのファション業界に新風を吹かせたのみならず、業界全体を新たなフェーズへと発展させた立役者の一人である。
なお、Ruchika Sachdeva氏の功績は、2018年インターナショナル ウールマーク プライズ、ヴォーグ インディア デザイナー オブ ザ イヤー、そしてグラツィア インディア ミレニアルデザイナー オブ ザイヤーなどの受賞歴から知ることができるが、進化し続ける女性Ruchika Sachdeva氏によって生み出されるクリエーション、さらには彼女の社会起業家としての飛躍も今後大いに期待される。

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