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TICAD9共催イベント Japan Fairにてアフリカでの取り組みを紹介しました
2025年8月20日から22日にパシフィコ横浜で開催された「TICAD Business Expo & Conference(Japan Fair)」において、「アフリカで活躍する日本企業」ゾーンにブース出展しました。
本イベントは、日本とアフリカの新たなビジネス連携の創出を目的に、JETRO(日本貿易振興機構)およびアフリカビジネス協議会の主催で開催され、過去最多となる196社が参加。各国政府関係者やビジネスリーダーが多数来場し、活発な交流が行われました。
旭化成のブースでは、西アフリカ・マリ共和国の伝統民族衣装「バザン(Bazin)」の生地の素材としてベンベルグ®が使用された「BemBAZIN™」の製品サンプルを展示。加えて、国連開発計画(UNDP)およびイタリアの高級織物メーカーBrunello S.p.A.と連携し、現地の染色産業が抱える社会課題の解決に向けた「Bazin染色家支援プロジェクト」の取り組みを紹介しました。
このプロジェクトは、マリ共和国における伝統産業の持続可能性を高めることを目的とし、以下のような活動を展開しています:
・染色作業者への保護具の配布と使用啓発
・ソーラー給水設備の設置
・デジタルスキルや衛生知識の向上を目的とした研修
・健康診断の実施
また、ベンベルグ®がコットンリンター(綿の種の周りのうぶ毛)を原料とする再生セルロース繊維であることを、実物サンプルを交えて紹介。環境配慮型素材としての特性や、伝統文化との融合による新たな価値創出について、多くの来場者から関心を集めました。
民族衣装をテーマにした展示は会場内でも珍しく、来場者の足を止める印象的なブースとなりました。
*BemBAZIN™はBrunello S.p.A.の登録商標です。