周囲に建物が建ち並ぶため、隣接する場所には窓を少なめにし、吹抜け上部から光を取り込んでいます。共働き夫婦の家事負担や生活動線に配慮し、生活の中心となるLDKと水廻りを2階に集めました。
密集地の住まいとしてのもう一つの工夫が、壁で囲まれたベランダです。視線を遮りながら、上から光を取り込むため、隣接するLDKやバスコートの窓を開け放ち、さらに開放感が増す仕掛けになっています。将来子どもが生まれた時に、プールを置いて遊ばせる予定です。
LDKに隣接した和室は、客間など多目的な用途として使用できるよう、扉を設けました。敷地奥にある和室ですが、光をあえて通すものをセレクトしたことにより、明るい印象に。リビングの壁面は間接照明で凹凸のある壁面を照らし、空間のアクセントになるようにしました。
浴室とつながるバスコートは、Kさん自慢のスペース。朝日を浴び、時には星空を眺めながら入浴ができるように設計しました。吹抜けの大きな窓から光を取り込むため、室内で洗濯物を干すことができる共働き夫婦には嬉しいスペースです。
頑丈な構造躯体により、2階の浴室、バスコートとベランダの一部を迫り出させ、限られた敷地面積を有効利用しました。プライバシー確保のため隣接する窓を少なくし、空へと開かれたベランダと吹抜けから光を取り込む設計となっています。
キッチン脇には奥様のデスクコーナーを用意。目隠し壁の裏側を本棚として利用し、こもり感のある空間に。読書や音楽も楽しめる自分だけのスペースとしてだけでなく、将来はお子様の勉強スペースとしても利用できます。
ご両親から譲り受けた土地は、鉄道の高架線や幹線道路がそばに走る密集地でした。隣を気にすることなく、明るく開放的な住まいを希望されたKさん。ヘーベルハウス独自の住環境シミュレーションにより、季節や時間による光や風の入り方を予め計算。更に、法的な規制も踏まえ、周囲の建物が将来建て替えられた場合を想定し、窓の位置なども検討。周囲の視線を気にすることなく、自然の明るさを取り込む吹抜けや、壁で囲まれたプライベートデッキ、星空を眺められる浴室など、都会に住んでいるとは思えない空間が実現できました。
モデルイメージ
- 所在地大阪府 K邸
- 家族構成夫婦
- デザインモデルCUBIC
- 実例カテゴリ共働き子育て家族の住まい
- 延床面積120.19㎡（36.3坪）
- 敷地面積115.39㎡（34.9坪）
情報更新日： 2017-11-29
