緑豊かな庭を受け継ぎ、眺めを楽しむ大屋根の二世帯住宅
和庭園と調和する大屋根の邸宅。庭に合わせて間口を広く取り、建物右側に親世帯、左側に子世帯を配置した連棟型の二世帯住宅。門構え風のフラット庇、2階のベランダ腰壁、深い軒をつくる大屋根の水平ラインが形作る美しい外観。重厚感ある佇まいです。
庭を望む1階子世帯LDK。石壁やウォールナットの床など素材のもつ質感をいかし、落ち着きある居心地のよさを実現しました。リビング側に収納を付けたキッチンもインテリアの一部に。
ウッドデッキをL字に囲む形でリビングダイニングを設置。室内からフラットにつながり、庭の豊かな緑を感じてアウトドアを楽しめる空間です。
両世帯の間に、共用で使える和室を配置。樹齢数十年の庭木が四季折々の彩りを楽しませてくれます。旧家にあった欄間や書院造の一部を残し、家族の思い出を受け継いでゆきます。
親世帯リビングには、庭の景色を楽しめるピクチャー窓を設置。気持ちのいい朝日が入る空間です。
ご両親の希望で、親世帯リビングには家族全員が集える大きなテーブルを。週末は両世帯そろっての食事を楽しみます。親世帯キッチンもリビング側に収納を設け、インテリア性と収納量に配慮しています。
夫婦それぞれの居場所を大切に。親世帯ご主人の書斎と奥様の家事コーナーは、つかず離れずな距離で結ばれています。
子世帯ダイニング脇に設けた子どもの学習スペース。家事をしながら声をかけられます。
子世帯キッチンの内部、LDからは見えない位置に、家事や読書など多目的に利用できる家事コーナーを設置しました。一人の時間を大切に過ごせます。
裏の川沿いからみた外観。重厚感のある大屋根が緑豊かな風景に溶け込みます。2階中央部に空けた穴(風洞)から奥の風景が見え、街並みとの調和をより深めます。
代々暮らし継がれてきた敷地に建つK邸。先代が大切にしてきた和庭園を活かしたいという家族の想いを受け、連棟型で両世帯のLDKを1階に設け、どちらからも庭を眺められる間取りを提案。完全分離で普段の生活は分けたうえで、共用の和室や家族全員が集まれるダイニングなど一緒に過ごす場所を大切にしました。
2階プライベートスペースは、風が通り抜ける穴(風洞)を空けて世帯間の建物を離すアイデア。夏涼しく冬暖かい断熱性、世帯間の音を気にせず過ごせる遮音性など基本性能の高さにも満足されています。
【所在地】東京都 K邸 【家族構成】両親+姉+夫婦+子ども2人
【デザインモデル】新大地 【延床面積】322.37㎡(97.5坪) 【敷地面積】1858.81㎡(562.2坪)