スタイリッシュなインテリアと収納の工夫で、いつでも人を招ける家に
隣家の接する南側はほぼ収納で閉じられ、吹き抜けで明るさと広がりを確保した2階LDK。石壁の裏側には大容量のパントリー、吹き抜けの梁がアクセントに
床タイルと壁は淡いグレーとし、ウォールナットのキッチン、白のダイニングセット、赤いソファが映えるインテリアに
床と壁に合わせてラグもグレーで統一。TVボードやテーブルもウォールナットで素材を揃えた。北側に開いたベランダからおだやかな光を取り込む
ウォールナット材で家具のように仕上げたキッチン。壁面収納の上部は“見せる収納”とし、小物の色遣いを楽しむ
表情豊かな石壁を2階まで連続させ、空間に広がりを持たせた玄関ホール。寝室と浴室の間に裏の通路を設けたことで、階段ホール側は外へ開かれたオープンな設計に
1階寝室から、ウォークインクローゼットを通路として活かし、洗面・寝室までつながる動線
壁クロスをグレーとし、落ち着いた雰囲気の寝室。垂直スラブの深い窓から朝日を取り込む
間接照明が奥行き感を生み出すトイレ空間
南側は閉じ、東側は2層に貫く垂直スラブでデザインされた窓を置き、北側に開いた外観デザイン。石造りを思わせるフォルムと外壁色が印象的
オランダから帰国された後に家を建てることになったIさん。自宅で家族や友人と過ごす時間を大切にするオランダでの暮らしから、“いつでも人を招ける家”にしたいと考えていました。南側に隣家が迫り、採光とプライバシーの確保が難しい敷地環境で、屋根の一部を持ち上げ吹き抜けから採光を取る独自のプランを提案。頑丈で設計自由度の高い構造を活かし、2階に約26畳の広々としたLDKを実現しました。キッチン奥の大容量パントリーや壁一面の収納で、自然とモノが片付く工夫。一部を“見せる”収納や、赤や白をアクセントに使ったくつろげるインテリア。思い描いていた“人を招いて楽しく過ごせる家”を実現できたと喜ばれています。
【所在地】東京都 I邸 【家族構成】夫婦
【デザインモデル】CUBIC 【延床面積】108.54㎡(32.8坪) 【敷地面積】100.16㎡(30.2坪)