「注文住宅の玄関のおしゃれなアイデアを知りたい」
「注文住宅の玄関で失敗したらどうしよう」
注文住宅の玄関を検討するなかで、上記のような不安や疑問を感じる方は多いでしょう。
本記事では、注文住宅の玄関のおしゃれな間取り事例を紹介します。注文住宅の玄関でよくある失敗例と回避するためのポイントも解説するので、参考にしてください。
この記事でわかること
玄関をはじめとした注文住宅の家づくりでお悩みの方は、ヘーベルハウスの情報ナレッジサイト「THINK HAUS」にご登録ください。
THINK HAUSでは、玄関を検討する際の参考となる多くの施工事例や住まいの動画をご用意しています。実例集のイメージギャラリーには絞り込み機能がついているので、気になる玄関だけに絞っての実例探しも可能です。
家にいながらモデルハウスを自由に見学できる機能もあり、無料で登録できるので、ぜひご利用ください。
もくじ
注文住宅の玄関のおしゃれな間取り事例として、ヘーベルハウスの施工事例から以下8つを紹介します。
玄関の空間づくりにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
こちらは、アクセントに天然石を取り入れて玄関を上品に仕上げた事例です。住宅全体は「自然素材の木や石を取り入れた上質感のある住まい」をイメージしており、玄関の雰囲気もテイストに合わせています。
玄関はホワイトとブラウン系の色でまとめているため、統一感があるのも特徴です。加えて、ホワイトが多くの部分を占めるので、空間が広く感じられます。
玄関付近にはシューズクロークとトイレを設けていることから、外出・帰宅時の動線もスムーズです。また、玄関には手すりを設置しており、安全に段差の昇り降りができます。
こちらは、玄関近くに納戸やトイレを設置し、玄関周辺の生活動線をスムーズにまとめた事例です。
帰宅後にすぐにトイレに移動できるので、小さなお子さまがいる場合にも便利です。加えて、LDKから廊下を挟んだ位置にトイレがあり、「リビングの音が気になって落ち着かない」などのストレスもありません。
玄関横の納戸には扉があるため、収納アイテムがお客さまの目に触れる心配もありません。また、納戸には釣り用品などサイズの大きなアウトドアアイテムも収納しており、土間スペースをすっきりさせやすいのもメリットです。
玄関の土間スペースを広めに確保していることから、自転車を置いてもゆとりを持って移動できます。
こちらは、吹き抜けによって玄関に開放感を演出した事例です。吹き抜け部分に窓を設けることで、高い位置から効率よく採光しています。
床材をV字となるように並べた「ヘリンボーン床」やスケルトン階段を採用しており、個性的で洗練された玄関を実現しています。また、玄関ホールは廊下を兼ねた省スペース設計です。
玄関ホールはホワイトとブラウンに、アクセントとしてブラックを取り入れることでスタイリッシュな印象を与えています。木製のチェアなどおしゃれなインテリアを配置し、ギャラリーのような空間に仕上げました。
こちらは、玄関ドア両脇に設けた縦長の「スリット窓」で採光し、明るく気持ちのいい玄関を叶えた事例です。スリット窓はすりガラスなので、家族のプライバシーを守りながら日当たりを確保できます。
また、玄関内に手洗いカウンターを設置しており、帰宅後すぐに手を洗えるため、感染症を予防できるのもポイントです。手洗いカウンターは造作し、玄関ホールに合うサイズ・デザインに仕上げています。
木目調の玄関ドアはシックな色合いを採用していることから、ナチュラルで落ち着いた雰囲気が感じられます。
こちらは、木貼りの天井を取り入れて、玄関を自然素材の優しい色合いでまとめた事例です。木貼りの天井と木製のシューズボックスの色合いを合わせているため、空間に統一感が生まれています。
玄関の右の壁を鏡貼りにしたことで、奥行きが出て空間を広く感じられるのも特徴です。加えて、鏡は姿見としても利用可能で、外出前に大きな鏡で服装をチェックできます。
また、玄関には高窓を設けており、明るさや風通しを確保できるように工夫しています。日光によって玄関に湿気がこもりにくく、カビの発生を予防できるのもメリットです。
こちらは、北玄関にスリットの吹き抜けを取り入れて開放感を演出した事例です。吹き抜けは幅約50cmで、2階の窓から差し込むやわらかい光が玄関ホール全体を包み込みます。
玄関ホールはホワイトで統一しているので、空間をより広く感じられるのも魅力です。また、アートを飾ったり、玄関ホールの奥にグレーを取り入れたりすることで空間にメリハリが生まれています。
玄関近くには階段を設けており、帰宅後にスムーズに2階のLDKへ移動できる間取りを採用しています。
こちらは、玄関近くにトイレを配置し、外出前・帰宅後のトイレに立ち寄りやすい間取りを採用した事例です。格子が目隠しの役割をはたしており、生活感が出にくいように工夫しています。
玄関正面を間接照明で上品に演出しており、落ち着いた雰囲気にまとめているのもポイントです。また、手すりを設置しているため、不安定な姿勢になりがちな靴を履く・脱ぐ動作もスムーズにできます。
玄関付近にはシューズクロークも設置しており、外で使用するアイテムをまとめて収納できます。
こちらは、玄関に収納力が高いシューズクロークを設置し、玄関周辺を整理整頓しやすいように工夫した事例です。シューズクロークには、外出に必要な靴・帽子・バッグ類をまとめて収納しています。
加えて、シューズクロークは扉のないタイプを採用しているので、手がふさがった状態でもストレスなく利用できます。
木貼り天井や木製の扉など、玄関周辺には木材を豊富に取り入れており、自然の温もりを感じながら生活できるのもポイントです。深い色合いの木材を使用しているため、ビンテージな雰囲気も感じられます。
ヘーベルハウスのナレッジサイト「THINK HAUS」では、ホームページで公開していない玄関の施工事例も紹介しています。
QA形式で理想のプランをシミュレーションする「プランシミュレーター」を使って、さまざまなパターンを試すことも可能です。ヘーベルハウスの展示会・相談会の予約もできるので、ぜひお役立てください。
注文住宅の玄関で押さえておきたい基礎知識として、以下を紹介します。
それぞれについて解説します。
玄関ドアには、左右にスライドして開閉する「引き戸」と、蝶番などを軸に前後に開閉する「開き戸」の2種類があります。
また、玄関ドアの形状の種類は、以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
片開きドア | 1枚のドアが左右のいずれか片方に開く。広い間口を確保できない場合にも設置しやすい |
親子ドア | 片開きドアと小さなドアがセットになったドアで、必要に応じて開口部を広くできる |
上記のなかでは、片開きドアが最もスタンダードな玄関ドアで、比較的リーズナブルな価格で導入できます。
玄関の標準的な広さは、幅1.35m以上・奥行き1.2m以上です。ただし、広さは家族構成によって異なり、2~3人家族であれば1.5坪~2.0坪が望ましいとされています。
また、玄関ドアのサイズは、高さ2〜2.4m、幅0.80〜0.85mが目安です。
玄関のサイズは、住宅全体とのバランスも大切です。広い住宅に狭い玄関はアンバランスとなるため、業者にアドバイスをもらいながら広さを決めましょう。
注文住宅の玄関でよくある失敗例として、以下の5つを紹介します。
玄関で後悔しないためにも、失敗例をチェックしましょう。
玄関の位置・方角・窓の有無によっては、季節や時間を問わず玄関が暗くなり、失敗を感じるケースがあります。「家の顔」とも呼べる玄関が暗いと、家全体のイメージが悪くなる可能性もあるので注意しましょう。
玄関が暗い・狭いと感じる要因は、以下の通りです。
また、玄関自体のスペースが狭い場合にも暗くなりがちで、圧迫感を覚える可能性もあります。
収納など利便性にこだわらなかったために、「生活しづらい」と失敗を感じる場合があります。たとえば、玄関の収納スペースが不足していると、玄関周辺に物があふれて乱雑な印象になるケースがあります。
玄関に収納したいアイテムの例は、以下の通りです。
玄関に収納すべきアイテムを別の場所に保管すると、外出・帰宅時の動線が長くなるので注意する必要があります。
また、宅配ボックスやスマートキーなどを検討せずに家づくりを進めると、生活がスタートしてから不便を感じる可能性があります。
玄関の換気対策が不十分だと、湿気やにおいがこもって不快に感じる場合があります。玄関に湿気やにおいがこもる具体的な要因は、以下の通りです。
また、玄関のにおいの原因は、汗・皮脂が付着した靴や雨水の付着した傘・カッパなどが考えられます。
玄関の湿気を放置するとカビの発生にもつながるので、注意が必要です。玄関の湿気やにおいは家族だけではなく、来客の印象が悪くなる可能性もあるため、あらかじめ対策を検討しましょう。
玄関ドアやポーチのデザインにこだわらずに家づくりを進めると、「玄関周辺の外観がいまいち」と失敗を感じる場合があります。玄関周辺の外観がいまいちだと感じる例は、以下の通りです。
玄関ドア単体でデザインを考えると、玄関ドアが住宅全体の外観と合わずにアンバランスになるので気をつけましょう。
また、玄関周辺をシンプルにしすぎると、寂しい印象になる可能性もあります。
玄関から室内への動線が悪いと、外出・帰宅の準備や片付けがスムーズにできないため、ストレスが増える場合があります。玄関周辺の動線が悪い例は、以下の通りです。
動線が長い間取りは、夫婦が高齢になった際にも身体の負担となるケースもあるので、老後も考慮して間取りを決めましょう。
ただし、玄関からクローゼットなどが近い間取りを採用する場合は、お客さまの目に触れる可能性があり、目隠しの工夫が必要です。
注文住宅の玄関で失敗を回避するためのポイントは、以下の通りです。
玄関に窓を設けると換気と採光の両方が可能で、湿気や暗さで後悔するリスクを軽減できます。プライバシーを考慮する場合は、縦長のスリット窓や地窓・高窓を設置するのもおすすめです。
また、広く見せたいと考える場合は、吹き抜けの導入も検討しましょう。
機能面では、家族構成やライフスタイルに合った収納量を玄関周辺に確保することが大切です。間取りを考える際には、土間収納からパントリーへ抜けられるなど、効率よく生活できる動線を重視しましょう。
屋根など外装を踏まえて玄関ドアの色・素材を決めると、統一感のある外観を実現できます。
専門家コメント
使いやすい玄関の間取りは世帯によって異なるため、外出前・帰宅後の流れを振り返り、スムーズに生活できる間取りを検討しましょう。
間取りを決める際には、「玄関とクローゼットが遠い」など現在の不満を解消することも大切です。ただし、玄関を重視しすぎると家事動線が悪くなるケースもあるので、住宅全体を踏まえて間取りを決める必要があります。
玄関周辺の動線や明るさなどを考慮しておかないと、生活がスタートしてから失敗を感じる可能性があります。注文住宅の玄関で後悔しないためにも、採光・換気・収納などにこだわって家づくりを進めましょう。
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THINK HAUSでは、数多くの施工事例・住まいの動画を公開しており、玄関のイメージづくりにも役立ちます。イメージギャラリー内では、玄関の実例を絞り込んで確認できるので比較しやすいです。無料で登録できるので、ぜひご活用ください。
専門家コメント
家族構成など条件によって異なりますが、ベビーカーを玄関に置くことを想定すると、子育て世帯の玄関は1.5坪からが目安です。1坪前後の玄関は、使い勝手が悪く感じる可能性があるので、工夫する必要があります。
また、高齢者世帯は、車椅子の利用を考慮しましょう。車椅子を使う場合、玄関は幅2.1m以上・玄関土間の奥行き1.2m以上・玄関アプローチの奥行き1.5m以上が必要です。