注文住宅のリビングづくりで重視すべき6つのポイント!おしゃれにするためのコツや実例を紹介

「注文住宅のリビングをおしゃれにするためには?」
「注文住宅のリビングの広さはどれぐらいあればいい?」

注文住宅のリビングの間取りを決める際、上記のように悩む方は多いのではないでしょうか。

リビングは住宅の中心となるため、家族が親しみをもって過ごせる快適な空間であることが望まれます。家族にとって過ごしやすいリビングにするためには、リビングづくりのポイントを押さえて間取りを検討することが大切です。

本記事では、注文住宅のリビングづくりで重視すべき6つのポイントを解説します。おしゃれにするコツや実例も紹介するので、はじめてのマイホームづくりでリビングの間取りにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 注文住宅のリビングの間取りを決める際のポイント
  • 注文住宅のリビングの広さ目安
  • 注文住宅のリビングをおしゃれにするためのコツ

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注文住宅のリビングの間取り決めで重視すべきポイント

注文住宅のリビングづくりで重視すべきポイントは、以下の6つです。

リビングは、住宅の中で最も家族が集まりやすく、くつろいだり談笑したりする場所です。実際の生活や理想とする暮らしを意識しながら間取りを検討することで、家族にとって親しみやすい素敵なリビングになります。

ポイントを押さえて、おしゃれで快適なリビングづくりを目指しましょう。

1. 収納

収納は、ものを整理整頓するために不可欠な要素です。

とくに生活の中心となるリビングには多くのアイテムが集まるため、散らかりやすい傾向にあります。収納が不足していると生活感が出てしまい、リビングの景観が崩れるため、収納スペースはしっかりと確保するようにしましょう。

リビングに収納をつくる際は、どこに何を収納するかをあらかじめ検討しておくことがポイントです。

たとえば、子どものおもちゃ箱や災害用の備蓄品など大きめの荷物はリビングクロークを活用すると物がスッキリと片付き、出し入れしやすくなります。

雑貨や小物など、比較的小さな荷物の収納には、壁埋込収納がおすすめです。

また、扉付きの収納棚など「隠す収納」を設けると、生活感がうまく抑えられて、リビングをスッキリと見せられます。リビングの雰囲気を崩さないものであれば、あえて露出させて「見せる収納」にしても、よいディスプレイになるでしょう。

2. 天井高

天井高は、空間の体感的な広さに影響します。天井高を高くすることで、視界が広くなり、明るく開放的なリビングになるでしょう。

天井高を高くする方法には、天井高を部分的に高くする折り上げ天井や階高アップなどがあります。

また、天井高を変えず、床の一部を数段低くしてダウンフロアにすることでも開放感の演出が可能です。空間にメリハリも生まれるため、リビング面積が限られる場合でも開放的で落ち着きのあるリビングがつくれます。

より広々としたリビングにしたい場合は、吹き抜けにしてみてもよいでしょう。上階との区切りをなくすことで、空間が縦に広がり、面積以上の開放感を得られます。

吹き抜けは、採光が取りやすく、リビング全体を明るく見せられることもメリットです。一方で、掃除がしにくい、音やにおいが響きやすいなどのデメリットもあるため、家族や住宅会社とよく相談して検討しましょう。

3. 照明

一口に照明とはいってもさまざまな種類があり、どれを選ぶかでリビングの印象も大きく変わります。

住宅で使われる照明の主な種類は、以下の5つです。

シーリングライト 天井に直接取りつけるタイプで、空間全体を明るくできる
ダウンライト 天井に埋め込むタイプで設置面がフラットになるため、目立ちにくく、どの内装やインテリアにも馴染みやすい
ペンダントライト 天井から吊り下げるタイプで、空間を部分的に照らせる
スポットライト 美術館や店舗などで多く使われている照明で、一定の範囲をスポット的に照らせる
間接照明 壁や天井・床の溝に設置し、光を反射させることで空間を部分的に照らせる

シーリングライトの中には、リモコンで明るさの度合いや色を調整できるものも存在します。その他の照明は、空間の一部を照らすため、複数個組み合わせて使われることが基本です。

光の色によっても雰囲気が変わるため、理想のリビングやテイストに合った種類・色の照明を選びましょう。

4. 窓の位置やサイズ

窓は採光や風通しに影響するため、リビングの間取りを決める段階でしっかりと検討しておきたいところです。

たとえば、リビングに大きな窓を設置すれば、視線が外に抜け、開放的な空間になります。ただし、道路側に大きな窓をつくると、外からの視線が気になり、落ち着いて過ごせないことがあるため、高さにも注意が必要です。

また、窓は吹き抜けと相性がよく、風通しや日当たりが良好になるメリットがあります。視界が外と縦の両方に抜けるため、組み合わせることで、より開放感が感じられるリビングになるでしょう。デザイン性も高まり、見た目がおしゃれになるためおすすめです。

5. 階段の有無

最近では、リビングに2階へとつながる階段を設ける住宅も多くなっています。階段は後付けが難しいため、間取りを検討する段階で設置の有無を決めておきましょう。

リビングに階段を設けるメリットは、家族とのコミュニケーションが取りやすくなることです。階段があることで、リビングを通って居室に行くようになるため、必然と家族が顔をあわせる機会が増えます。

また、廊下に階段を設ける必要がなくなるため、土地が狭く住宅の面積が限られる場合などにもおすすめです。

6. ダイニングやキッチンとの関係性

注文住宅のリビングの間取りを決める際は、ダイニングやキッチンとの関係性も考えましょう。

リビングに広さと機能性を求めるなら、ダイニング・キッチンと一体となった「LDK」の間取りがおすすめです。

LDKは、間仕切りが少なく、3つの空間がひと続きになっているため、広く開放的に過ごせることがメリットです。また、食事とくつろぐ時間を同一の空間で過ごすことで、家族団らんの時間を長くとれるよさもあります。子どもの様子を見ながら調理ができるため、小さな子どもがいる家庭にもよいでしょう。

ただし、キッチンやダイニングと一体になったリビングは、料理のにおいや煙がリビングまで広がりやすい点に注意です。こまめな換気など、においを広がりにくくするための対策が必要になることを押さえておきましょう。

専門家コメント

近年は、独立したリビングを設けるケースは少なく、ほとんどがLDKを採用しています。核家族化が進み、なるべくコンパクトな間取りを求める家庭が増えたためです。

LDKは、間仕切りが少ないため、家事動線が取りやすいメリットもあります。どのような暮らしを理想とするのかも考えながら、希望に合ったリビングの間取りを検討しましょう。

注文住宅でリビングの広さを決める際の目安

注文住宅のリビングの広さを決める際は、一般的な住宅のリビングの広さが参考になります。

一般的な住宅におけるリビングの広さと適した家族構成は、以下の通りです。

リビング(LDK)の広さ 適した家族の人数・構成
8~12畳 ・1~3人のスペースを確保でき、夫婦や夫婦+子ども1人の家族向き
・12畳ほどの面積があれば、子どもが成長しても問題なく過ごせる
12~16畳 ・2~4人の夫婦、または夫婦+子ども2人の家族向き
・12畳だと、子どもが成長した後に多少窮屈に感じる場合がある
16~20畳 ・一般的なファミリー向けマンションや注文住宅に多い広さ
・夫婦+子ども2人の4人家族なら、十分ゆとりがある
20畳以上 ・家族が4人以上でもゆったりと過ごせる

注文住宅におけるリビング(LDK)の標準的な広さは、16~20畳です。リビングの広さに迷った場合は、16~20畳を目安に間取りを考えるとよいでしょう。

どれくらいの広さのリビングが必要かを具体的に知りたいときは、家具や家電の大きさから考えることも方法の一つです。ソファやテレビ、ダイニングテーブルなど大型のものを中心に、家具・家電のサイズから必要な面積を計算してみましょう。

住宅面積が限られていて、広いリビングをつくれない場合は、折り上げ天井や階高アップなどの方法を検討してみてください。空間を広く感じさせる工夫をすることで、面積以上の開放感のあるリビングがつくれます。

注文住宅のリビングをおしゃれにするコツ

注文住宅でおしゃれで快適なリビングをつくるコツは、以下の3つです。

それぞれ詳しく解説します。

1. 生活動線や家事動線を考える

快適なリビングにするためには、生活動線や家事動線を考えて間取りを決めることが大切です。

生活動線や家事動線を考えずに間取りを決めると、いざ住んだときに支障が出る可能性があります。たとえば、ドアとドアが重なって開閉しにくかったり、家事をする際に無駄に移動したりなどのケースが考えられるでしょう。

とくにLDKの間取りでは、調理から配膳、片付けまでの一連の家事がスムーズに行える動線を確保する必要があります。他にも洗濯や掃除など、実際に生活したときの様子をイメージして、効率よく家事ができるリビングの間取りを考えましょう

その際は、簡単な間取り図を書いて、移動ルートを線でチェックするとわかりやすいです。

2. 家具・家電はあらかじめ大きさや配置を決めておく

家具・家電の大きさも含めて、リビングの間取りをトータルコーディネートすれば、リビングの適切な広さを把握できます。さらに配置も決めることで、移動に家具・家電が邪魔になるなどの失敗を避けられ、効率のよい生活動線を確保できるでしょう。

また、事前に家具や家電の配置を決めると、適切なコンセントの位置がわかります

家電とコンセントの位置が遠いと、床が配線や延長コードで散らかり、リビングの景観を損ねかねません。とくに大型のものや動かす機会が少ないものは、あらかじめ配置を決めておき、それにあわせてコンセントの位置も検討しましょう。

同時に内装にあわせて、家具・家電の色やデザインも統一しておくと、まとまりのあるおしゃれなリビングに仕上がります。

専門家コメント

家具や家電のサイズ、配置などの情報は、しっかりメモしておき、住宅会社との打ち合わせの際に活用できるようにしておきましょう。イメージがわかない場合は、2人掛けソファや4人掛けダイニングテーブルのように、必要な家具をリストに挙げてみてください。

これらの内容をまとめて住宅会社に相談し、家具の寸法を図面に落とし込んで打ち合わせすることで、失敗を避けやすいです。

注文住宅の内装、家具・家電でお悩みの方は、ぜひヘーベルハウスの「THINK HAUS」をご利用ください。

THINK HAUSでは、複数のテイストから内装やインテリアを検討できるインテリアシミュレーションを用意しています。実際に室内を歩くような感覚でインテリアをシミュレーションできるため、自分の理想とするリビングのイメージがわかるでしょう。

リビングの実例も豊富に掲載しているので、「家具家電をどう配置すればよいのかわからない」などお困りの方はぜひご登録ください。

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3. 将来のライフステージの変化を考慮する

長く快適に過ごせるリビングにするには、将来のライフステージの変化も考慮することも重要です。

たとえば、段差をなくしたり手すりをつけたりなどの工夫をすることで、老後も安全に暮らせるリビングになるでしょう。また、リビングの隣に将来の主寝室となる居室を設けた間取りも、移動の負担が少なくおすすめです。

将来の可変性を考え、リビングを中心に住宅全体の間取りを検討しましょう。

注文住宅のおしゃれなリビングの間取り実例

注文住宅でおしゃれなリビングの間取りを実現した実例として、以下3つのヘーベルハウスの事例を紹介します。

1. 縦の空間で家族一緒に楽しむ3階リビング

2階にダイニング・キッチン、3階にリビングを設けた、独立リビングの事例です。

2階と3階を吹き抜けでつなぐことで、縦方向に広がる開放的な空間を実現しました。ダイニングの先に続くベランダからは光が差し込み、空間全体を明るく照らしています。

また、キッチンの向かいには子ども用の学習スペースとピアノを設置。スケルトン階段とガラスの間仕切りによって奥行きと広がりをつくり出し、どこにいても家族の気配が感じられる空間に仕上げました。

3階のリビングは、ゆったりとくつろげるよう独立型に。2階と接する部分を壁ではなく、透明の手すりにすることで、ダイニング・キッチンにいる家族と程よくつながる工夫がされています。

縦の空間で家族一緒に楽しむ3階リビングを見る

2. 家族をそばに感じられる明るく開放的な2階リビング

家族の生活スペースをシームレスにつなげた2階リビングの事例です。キッチンの先にダイニング、リビング、バルコニーと空間を一直線につなげることで、家族の顔がよく見えるLDKを実現しました。

また、バルコニーの隣家と接する側面に壁をつくり、ルーバーを設置。外からの視線を気にせず、遊びやアウトドアを楽しめる空間となっています。

さらにダイニングそばにデスクコーナーを設けたことにより、家事をしながら子どもとの時間を楽しめます。子どもの学習以外に、在宅ワークのスペースとしても使用が可能です。

ソファ背面には室内窓があり、その先に吹き抜け階段を設けることで、階下に光と風を送り込める設計です。

家族をそばに感じられる明るく開放的な2階リビングを見る

3. 「見せる収納」で自分好みの空間を実現したリビング

「見せる収納」により、美的、機能的に心地よいリビングを実現した事例です。

随所に趣味のものや小物を飾れる収納棚を設置することで、収納力とデザイン性の両方を確保しています。自分好みのリビングとなり、小物をインテリアとして楽しみながらくつろげる空間ができました。

リビング部分をダウンフロアにし、2.8mの天井高を確保することで、開放感をもたせていることも特徴です。

「見せる収納」で自分好みの空間を実現したリビングを見る

コツを押さえて理想の注文住宅のリビングを叶えよう

注文住宅のリビングの間取りを決める際は、以下のポイントに注目しましょう。注文住宅のリビングの間取りを決める際は、以下のポイントに注目しましょう。

  • 収納
  • 天井高
  • 照明
  • 窓の位置やサイズ
  • 階段の有無
  • ダイニングやキッチンとの関係性

上記のポイントを押さえて間取りを検討することで、快適性とデザイン性の両方を実現したリビングがつくれます

また、リビングの広さは、一般住宅の標準的な広さである16~20畳を目安に家具や家電の大きさも考慮して決めるとよいでしょう。家づくりで後悔しないために、生活動線や家事動線、将来のライフステージの変化も考慮してみてください。

リビングづくりのコツを押さえて、おしゃれで快適なリビングを目指しましょう。

なお、ヘーベルハウスの情報ナレッジサイト「THINK HAUS」では、ヘーベルハウスの実例集を公開しています。

項目ごとに実例を絞り込んで閲覧できるイメージギャラリーでは、リビングの実例も豊富に掲載しているため、理想のリビングのイメージがつかめます。

ヘーベルハウスを施工したオーナー様からの声やインタビューも掲載しているため、はじめての家づくりの情報収集に役立つでしょう。

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