二世帯住宅の
お役立ち情報まとめ
二世帯住宅の間取りプランを考える!
厳選の間取りをご紹介
親世帯と子世帯が同居する二世帯住宅。家事、育児、介護の協力といった価値を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。さらに、「日常的な親子のつながり」や「家族のかかわり合い」といった結びつきを気にかける声も耳にするようになりました。楽しい時間を分かち合い、自然で心地よい気配りや助け合いを生み出すために、二世帯住宅の間取りをどのようにするかはとても大切なポイントです。二世帯住宅にはどんな種類があり、同居スタイルにはどんな特徴があるのか、暮らし方に合わせた二世帯住宅の建物タイプ、間取りのスタイルを紹介していきます。二世帯住宅の間取り作りの参考にしてください。
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親世帯・子世帯それぞれのライフスタイルを意識した、全員が納得のいく間取りを決めていくにあたって、「暮らし方」と「空間」をイメージしながら進めていくことが大切です。
二世帯住宅といっても、いろいろな間取りの考え方があるため、その中から選ぼうとしても迷ってしまうことが多いでしょう。そこで、まずは親世帯・子世帯のライフスタイルを書き出すことから始めてください。具体的には、起床や就寝時間、平日・休日の過ごし方など、1日のスケジュールを振り返ると良いでしょう。また、来客の頻度、家事ごとの担当も、各世帯の暮らし方を改めて把握するための大きなポイントになります。
二世帯住宅の場合、分けた方が良いスペースとシェアした方が良いスペースは、各世帯の暮らし方によって異なります。生活空間の中で起点となる「玄関」「キッチン」「浴室」「リビング」に対し各世帯のライフスタイルを整理しつつ、共用する空間やお互いを尊重して分けるべき空間がどのようなものになるか考えてみましょう。
暮らし方や空間の整理が進んでいくと、間取りイメージも具体化されやすくなりますが、親世帯・子世帯それぞれが話し合う場をしっかりと設けることも大切です。代表的な意見をそれぞれまとめながら、世帯間の話し合いを行うことで、お互いの世帯が相手を思いやる気持ちなどに気づくこともできます。意見の食い違いが起こることもありえますが、それぞれの優先順位をつけながら、両世帯の絆を深めて納得のいく間取りを作っていきましょう。
どんなに些細なことでも、日常生活の中に大切なポイントがたくさんあります。自分のこだわりや生活スタイルを振り返って、よく確認しておきましょう。
生活リズムが異なる二世帯間の同居において、生活音を出しやすい時間帯や食事のタイミングなどのズレは、ストレスが溜まりやすいポイントに挙げられます。間取りにおいても各世帯がそれぞれのタイミングで気兼ねなく使えるような配置が必要になってきます。生活リズムの違いや困りそうなポイントは、お互いの考え方を事前に話し合っておくとよいでしょう。
その他、バリアフリー対応もポイントの一つに挙げられます。身体の不自由なご家族との暮らしや、これから介護が必要になる可能性も踏まえ、バリアフリー仕様が必要な場所について考慮しておきましょう。
その際、バリアフリー=介護とくくらず幅広く考えると生活を豊かにする工夫も取り入れることができます。例えば、寒い季節に欠かせない断熱性能の向上があげられます。各部屋間の温度差を小さくしてヒートショックなどを防ぐことができれば、要介護者以外のご家族にとっても快適な暮らしと健康を守ることにつながります。
ヘーベルハウスは二世帯住宅のパイオニアとして、1975年より“二世帯住宅”という言葉を作り、時代の暮らし方におけるそれぞれの家族にふさわしい間取りを送り出してきました。
二世帯住宅という住まい・同居形態について、多くの方が目を向け、親世帯・子世帯が一緒に話し合うきっかけとなることを期待し、2月10日を二(2)世帯住(10)宅の日と制定するといった取り組みも行っています。
また、2022年のオリコン顧客満足度調査の二世帯部門では3年連続1位も獲得しています。そんなヘーベルハウスが数多く手がけてきた二世帯住宅から生まれた、プランニングのメソッドと具体的な間取りを紹介していきます