生活をもっと楽しく"DIY"する本。
家族でつかうバターナイフをつくろう。
冬場の植物のお手入れ、どうしてる?
家族で作る、蜜蝋アロマキャンドル。
簡単でカッコいい! 木製デザインシェルフ
手軽に楽しむ、グリッシーニとディップ。
野菜スタンプでトートバッグを春模様に
タマネギの皮でできるハンカチ染め
夏の暑さをリセット。アロマで壮快、バスボム作り
いつものお茶が美味しくなる。夏を乗り切るフレーバーティー
スタイリスト栄田彩さんが紹介する毛糸でつくるフェルトのコースター
木製家具の正しいお手入れ。
自宅で淹れるアレンジ・コーヒー
香りを自由に楽しめる、しっとりハンドクリーム
簡単にできる年賀状製本のススメ
Yシャツを使った、仕切りのあるトート
今日から始める「包丁の研ぎ方」基礎知識
にんじんとルッコラのプランター栽培
アロマオイルで作るファブリックスプレー
洗剤を使わず洗える、円形のアクリルたわし
火を使わないおやつ。きな粉をこねて作る団子。
なんでも上品に包む。風呂敷の基本的な使い方。
アンティーク家具を手入れして、大切に。
憧れのウォールシェルフを取り付けよう。
お部屋の壁を塗って、空間を新しくする。
美しくて楽しい。タイルを使って室内をドレスアップ。
本当はカンタンな、ドアノブの取り替え方。
部屋の印象が一変する、軽量ファブリックパネル
そろそろ、秋冬に向けて衣替えや部屋の模様替えの季節。ついでに、いつもお世話になっている家具をキレイにして、新しい季節に備えましょう。お気に入りの家具は、長く使い続けたいもの。大切に丁寧に使うことはもちろん、日々のお手入れが肝心です。コツコツと手をかけていれば、小さな傷みの発見にもつながります。今回は、D.I.Yに取り組む気軽さと楽しさを知ることができる、木製家具のお手入れ方法を紹介します。

インテリアショップ平安工房代表。1972年東京生まれ。インテリアショップ勤務を経て、2004年、亡父が立ち上げた平安工房の屋号を引継ぎ、神保町にインテリアショップをオープン。「使う人にとって心地良い家具探しのお手伝いができれば」との考えから、家具を通じたお客様とのおつきあいを、ゆっくり、じっくりと続けています。

本の街、東京・神田神保町の裏通りにある家具店。製本所を改装した空間で、使い勝手が良いサイズのテーブル、壁一面の本棚、食後もくつろげるダイニングチェアなど、テーブル・収納中心の特注家具や厳選した椅子・ソファを販売。年に1回、作り手が自らの商品を持って集まるイベント「スキマイチ」を開催。
普段使っている木製家具に、どんな仕上げが用いられ、どんな素材が使われているかご存知ですか。木製家具であれば、仕上げはウレタン塗装仕上げとオイル・ワックス仕上げの大きく2種類に分けることができます。仕上げや素材によってお手入れの方法も違ってくるので、購入時にお店の人に聞いておくとよいでしょう。
素材や仕上げによって差はあるものの、お手入れの基本はカラ拭きです。毎日こまめにカラ拭きすることで、シミや頑固な汚れのほとんどは防げます。使い古したタオルや着古したTシャツなどをカットすれば、汚れが取りやすく傷が付きにくい、手軽なお手入れ道具に変身します。
テーブルはご飯を食べたりお茶を飲んだり、家庭における汚れやすい家具のひとつ。汚れが付いたと思ったら、きつく絞ったぞうきんで水拭きしたあと、必ずカラ拭きしましょう。水拭きの水分を残さないことが、シミを防ぎ、家具の傷みを防ぐコツ。また、表面のざらつきは素材である木が乾燥している証拠です。乾燥しきってしまう前に、仕上げに応じたオイルやワックスを塗ってケアしてあげましょう。
毎日座るダイニングチェアは、時々、しっかりとカラ拭きしてあげてください。床掃除のついでにテーブルの上にひっくり返して置けば、脚の裏面まで掃除しやすく、フレームのゆるみもチェックできます。同じダイニングチェアばかりに座っていると傷みやすくなるので、座る椅子を変えたり、家族でローテーションさせると、家具にかかる負担は軽減。これも長持ちさせるコツです。
大きくて洗うことが難しいソファ。フレームは水拭き&カラ拭きが基本です。見落としやすいのは、ホコリや食べカスが溜まりやすい隙間の掃除。隙間をめがけて、ちょっと強引に掃除機のノズルを押し当てて、ゴミを吸い上げましょう。クッション部分が取り外せるタイプなら、天日干しでふっくら感がもどります。とくに羽毛を使用したものは、羽毛がつぶれやすいので定期的に行うとよいでしょう。

木製家具は乾燥に弱いもの。クーラーなどの真下に置いて使っていると、決まった部分が乾燥してしまいます。乾燥は傷みの原因にも。レイアウトを考える際には、空調の位置も考慮してみてください。

冬場に活躍する床暖房。しかし、床暖房の熱がテーブルやソファの下で対流し、木製家具の反りの原因になっています。そこで、ラグを家具の下に引くのがオススメ。これだけで反り防止に効果を発揮します。