「ほーじょーのーじょー」北條 功さんが紹介する 家庭でできる、にんじんとルッコラのプランター栽培
春は新緑の季節。外に出て、野原や山で青々とした新芽を眺めるのも楽しいものですが、この春は家庭でできる園芸に挑戦。しかも、育てたものを収穫して食べられる、ちょっとした農業体験にトライしてみるのはいかがでしょうか? そこで今回は、家庭のテラスやベランダでできる野菜づくりを紹介します。野菜づくりも、プランター栽培なら、省スペースで手間もそれほどかかりません。種をまいてじっくり育てれば、自家製野菜を家族で収穫する楽しさや、みんなで一緒に味わうおいしさを家庭で体験できますね。にんじんやルッコラは、初心者にオススメしたい、育てやすく料理に使いやすい野菜たち。にんじんは種まきから3か月ほど、ルッコラは1~2か月ほどで収穫できます。
家庭でできる、にんじんとルッコラのプランター栽培
用意するもの
・土 (野菜用や園芸用)
・にんじんとルッコラの種
・じょうろ
・スコップ
・網
・園芸用手袋
・プランター(根菜用には
深めのものを)
土づくり
1. 網を敷く
手袋をはめ、土がこぼれないよう、プランターの底に網を敷きます。
2.土を入れる
スコップを使って、プランターに土を入れます。土はホームセンターで販売されている「野菜用の土」や「園芸用の土」を使用します。
3. 完成!
野菜を育てる下準備が、こんなに簡単に完了。続いて、にんじんとルッコラの簡単な育て方を紹介します。
にんじん
指で土に穴をあける
土に指で穴をあけます。ルッコラと比べ、にんじんは下に伸びるので、にんじん用のプランターはできるだけ深いものをセレクトしましょう。
種を入れて土をかぶせる
指であけた穴の部分に種をまいて、上から軽く土をかけます。日向においておけば、10日くらいで発芽します。
手入れをして育てる
にんじんは、発芽までの期間、土を乾燥させてないように、毎日土の様子を確認しながら水やりをしましょう。水をかけた新聞紙で土を覆うと効果的です。発芽後は土の表面が乾いたら水やりをし、発芽後40~50日くらいで肥料を追加。にんじんが育って密集してきたと感じたら、適当に間引きましょう。
ルッコラ
土に溝をつくる
土の表面を指でなぞるようにして、あらかじめ、種をまくための溝を作っておきます。
種をまく
種をまいたら、上から軽く土をかけます。陽当たりが良い場所に置き毎日水やりをしていれば、3~5日ほどで発芽するはずです。
手入れをして育てる
ルッコラが成長して密集してきたら間引きましょう。間引いたルッコラも捨てずに食べることができます。
収穫!
にんじんが育ってきたら引き抜いて収穫。ルッコラは、水をやりながら伸びてきたら採取。伸びてきたらまた採取を繰り返します。